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固定種・在来種野菜の履歴書 part.3

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    固定種・在来種野菜の履歴書 part.3

    By sg_webmaster | 食の安心安全について | Comments are Closed | 18 8月, 2020 | 0

    翔栄ファームでお届けしている
    様々な品種をメインに、
    固定種・在来種の来歴を紹介する
    「野菜の履歴書」。

    今回はその第三弾です。
    伝統的な菓子折りには
    よく「しおり」が入っていますよね。
    そのような感覚で読んでもらえれば
    とイメージしています。

    早生千筋京水菜(わせせんすじきょうみずな)

    昔から親しまれている京野菜、ミズナです。
    京水菜なんて言われたりするくらいですから
    本場は京都ってことになりますね。
    「早生」(わせ)は前にも書きましたが
    早めに収穫するもののこと。
    逆に遅くできる場合は
    「晩生」(ばんせい・おくて)と冠します。
    間に入るのは「中生」(ちゅうせい・なかて)。

    「千筋」というのは見た目から来ていて、
    株元からたくさんの細い葉柄(ようへい)が
    生えている様子を指しています。
    「水菜」は畑の畝で肥料を入れずに水だけで
    作っていたことから、という意見が大勢。

    このミズナ、昔は関西以外では
    ポピュラーじゃなかったようですが、
    今ではすっかり全国区ですね。
    当時はもっと太い鍋物用の晩生種が
    主に使われていたようですが、
    この品種みたいに細いものが主流になり
    サラダ用途でおなじみになった感じでしょうか。

    トロンボンチーノ(Tromboncino)

    ズッキーニもしくはカボチャの一種です。
    名前はこれまた見た目由来で、
    トロンボーンから来ているようです。
    グルグルと管を巻いている形を見れば、
    なるほどって感じですよね。
    イタリアから来た野菜ですが
    同国が原産というわけではない
    とも言われています。

    最初にズッキーニもしくは……
    と書いたのは、収穫時期によって
    その色味や味が違ってくるからです。
    早めにとれば甘いズッキーニですが、
    大きくなるまで待てば
    緑色だった皮が黄色くなり
    味もカボチャ感が強くなっていきます。

    ズッキーニには恐らくキュウリっぽい
    イメージあるのではないでしょうか。
    しかし実際はカボチャの仲間。
    まあ野菜に詳しくない方でも
    キュウリは生が多いけど
    ズッキーニはだいたい加熱しますよね、
    と思い出してもらえると
    カボチャになるってことにも
    合点がいくのではないでしょうか。

    ちなみにアメリカ英語だとズッキーニも
    カボチャもSquashというみたいで、
    Pumpkinはハロウィン的なものを
    主に指しているようです。

    丹波献上黒大豆(たんばけんじょうくろだいず)

    ダイズの中でも、黒豆と呼ばれるもののひとつ。
    「丹波」は兵庫県の丹波篠山(たんばささやま)と
    いうところで育てられていたことを表しています。

    徳川家康が関ケ原の戦いのあと
    西国大名たちをおさえる目的で築いた
    篠山城で有名な城下町で、
    今も武家屋敷などが
    観光名所として残っています。
    そうした経緯からこの豆も
    幕府への「献上」品となって、
    この名前が付いたようです。
    年貢として納められたこともあり、
    つまり当時から価値を認められていました。
    また、「丹波黒」(たんばぐろ)とも言われ、
    大粒なことからおせちの黒豆に
    最適とされています。
    最近は塩ゆでして枝豆として
    食べるのも人気みたいです。
    色が濃く、味にも深みがあります。

    「しおり」という言葉は、
    旅の途中で道に迷わないよう
    草や枝を曲げて標にしたことからきた、
    という話があります。
    昔の旅人は大変だなあと思うと同時に、
    現代人が失ってしまったかもしれない
    鋭敏な感覚が備わっていたのかもしれません。
    まあ、それらを混ぜ合わせて
    昔ながらの旅情というイメージが
    醸し出されているように思います。

    それに似たなつかしい感情なんかも、
    歴史のあるお野菜のストーリーを通して
    感じてもらえるといいなあと思います。

    翔栄ファームでお届けしている様々な品種をメインに、固定種・在来種の来歴を紹介する「野菜の履歴書」。

    今回はその第三弾です。伝統的な菓子折りにはよく「しおり」が入っていますよね。そのような感覚で読んでもらえればとイメージしています。

    早生千筋京水菜(わせせんすじきょうみずな)

    昔から親しまれている京野菜、ミズナです。京水菜なんて言われたりするくらいですから本場は京都ってことになりますね。「早生」(わせ)は前にも書きましたが早めに収穫するもののこと。逆に遅くできる場合は「晩生」(ばんせい・おくて)と冠します。間に入るのは「中生」(ちゅうせい・なかて)。

    「千筋」というのは見た目から来ていて、株元からたくさんの細い葉柄(ようへい)が生えている様子を指しています。「水菜」は畑の畝で肥料を入れずに水だけで作っていたことから、という意見が大勢。

    このミズナ、昔は関西以外ではポピュラーじゃなかったようですが、今ではすっかり全国区ですね。当時はもっと太い鍋物用の晩生種が主に使われていたようですが、この品種みたいに細いものが主流になりサラダ用途でおなじみになった感じでしょうか。

    トロンボンチーノ(Tromboncino)

    ズッキーニもしくはカボチャの一種です。名前はこれまた見た目由来で、トロンボーンから来ているようです。グルグルと管を巻いている形を見れば、なるほどって感じですよね。イタリアから来た野菜ですが同国が原産というわけではないとも言われています。

    最初にズッキーニもしくは……と書いたのは、収穫時期によってその色味や味が違ってくるからです。早めにとれば甘いズッキーニですが、大きくなるまで待てば緑色だった皮が黄色くなり味もカボチャ感が強くなっていきます。

    ズッキーニには恐らくキュウリっぽいイメージあるのではないでしょうか。しかし実際はカボチャの仲間。まあ野菜に詳しくない方でもキュウリは生が多いけどズッキーニはだいたい加熱しますよね、と思い出してもらえるとカボチャになるってことにも合点がいくのではないでしょうか。

    ちなみにアメリカ英語だとズッキーニもカボチャもSquashというみたいで、Pumpkinはハロウィン的なものを主に指しているようです。

    丹波献上黒大豆(たんばけんじょうくろだいず)

    ダイズの中でも、黒豆と呼ばれるもののひとつ。「丹波」は兵庫県の丹波篠山(たんばささやま)というところで育てられていたことを表しています。

    徳川家康が関ケ原の戦いのあと西国大名たちをおさえる目的で築いた篠山城で有名な城下町で、今も武家屋敷などが観光名所として残っています。そうした経緯からこの豆も幕府への「献上」品となって、この名前が付いたようです。年貢として納められたこともあり、つまり当時から価値を認められていました。また、「丹波黒」(たんばぐろ)とも言われ、大粒なことからおせちの黒豆に最適とされています。最近は塩ゆでして枝豆として食べるのも人気みたいです。色が濃く、味にも深みがあります。

    「しおり」という言葉は、旅の途中で道に迷わないよう草や枝を曲げて標にしたことからきた、という話があります。昔の旅人は大変だなあと思うと同時に、現代人が失ってしまったかもしれない鋭敏な感覚が備わっていたのかもしれません。まあ、それらを混ぜ合わせて昔ながらの旅情というイメージが醸し出されているように思います。

    それに似たなつかしい感情なんかも、歴史のあるお野菜のストーリーを通して感じてもらえるといいなあと思います。

    参照資料
    野口のタネ

    固定種, 在来種, 無化学肥料, 無農薬, 翔栄ファーム, 自然栽培, 農業, 遺伝子組み換えでない, 野菜

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