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【農場便り】日本一の太さ?大浦太牛蒡について深堀

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    【農場便り】日本一の太さ?大浦太牛蒡について深堀

    By nagashima-syouei | 農場便り | Comments are Closed | 17 1月, 2025 | 0

    皆さんこんにちは!翔栄ファーム『群馬県前橋農場』のMです。

    私たちは昨今のアレルギー・アトピー・花粉症などは、食べ物の影響だと思っており、口に入って身体を作る作物は安心・安全であるべきだと考えています。

    翔栄ファームでは、群馬県と茨城県にある2つの農場で、一般的な慣行農法(農薬、肥料の投入量や散布回数などにおいて相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)でなく、『固定種・在来種』の種で、『農薬・化学肥料・除草剤を使わない自然農法』で野菜や穀類を作っています。
    それは、食卓に並ぶ全てを”安心・安全な翔栄ファーム印の食べ物”で提供したい!という目的からです。

    さて、今回は前回翔栄ファームの会で収穫作業をお手伝い頂いた「大浦太牛蒡(おおうらふとごぼう)」についてです。
    前回も供述した通り、こちらは千葉県の匝瑳(そうさ)市大浦地区の伝統野菜になっています。
    その大浦太牛蒡について深堀しているので是非読んで頂けますと幸いです。

    【目次】

    ・日本一の太さを誇る大浦太牛蒡
    ・種まきから採種に至るまで
    ・今年の反省点と今後について

    ■日本一の太さを誇る大浦太牛蒡

    大浦太牛蒡(おおうらふとごぼう)は、日本一の太さの巨大ごぼうと言われ千葉県匝瑳市(そうさ)大浦地区で作られる伝統野菜。
    よく見る一般的な牛蒡と比べて直径が10㎝程と太く、長さが1mにもなるのが特徴で、匝瑳市の指定天然記念物になっています。
    見た目はごつごつしていて太く、固そうですが肉質はとてもやわらかいのが特徴的です。

    そして牛蒡は地中にまっすぐ根を張ることから、
    家族や家業がその土地に根づき安泰に代々続いていくよう願いを込められた縁起のよい食材とされ、お正月にもよく使われていますよね。

    関西地域では黒豆・数の子・「たたき牛蒡」が祝い肴三種(関西)とされ、おせち料理に欠かせない食材です。

    このとっても珍しく、なかなか市場に回らない大浦太牛蒡。
    今年は豊作とまでは至りませんでしたが、大きなものだと1本1キログラム・直径は4~5センチほどの太くて大きな牛蒡も採れました。
    こちらは2月頃まで出荷できそうなので引き続きお楽しみください。

    ■種まきから採種に至るまで

    大浦太牛蒡の種まきは4月頃に行います。畑に直接撒く「直播き」で行います。
    先ほど豊作ではないと言いましたが、それでも種としては14畝分、数にすると牛蒡約630本分植えました。
    収穫本数の目安としては今年は約450本あたりの予定です。

    数でみるとすごい量の牛蒡を収穫する予定です。

    また、この収穫がとても骨が折れる作業でして
    地に深く長く大きくなる牛蒡は、収穫の際手作業で周りの土を丁寧に掘り進めなければいけません。
    といのもとっても柔らかいので簡単にポキッと折れてしまうからです。

    1メートル以上掘ることもあり、さらに収穫時期はだいたい11月~2月頃までの長丁場。
    昨今は11月でもまだ暑い日も多く、汗だくになりながら大事に丁寧に掘り進めながら収穫しています。

    そんな大浦太牛蒡ですが、翔栄ファームでは自家採種を繰り返し育てています。
    今年の牛蒡たちも去年自家採種した種から育てたもので、4年目となりました。
    牛蒡の種取りは簡単で発芽率も良いです。

    だいたい4月に種を撒き、11~2月収穫。
    冬の間枯れていた葉っぱが、翌年の春頃から新芽が出て花が咲きます。
    夏になって花が枯れると、その中にいっぱい種が入っているので採種します。

    ただこのように種を撒いてから花が咲くまで1年以上畑に植えっぱなしの為、場所の確保が必要となり、自家採種している人は多くありません。
    また、葉っぱもとても大きく育つので場所も取るのです。

    しかし、私たち翔栄ファームでは自家採種するメリットとして「その畑に順応した強い種に育つ」ということを目的とし
    毎年自家採種して育てています。もちろん牛蒡以外の多くのお野菜も自家採種して育てています。

    そうすることで翔栄ファームの畑の土と環境に合った種が毎年取れ、病気になりにくい生命力の強い品種を栽培できるようになるからです。

    ところで皆様は牛蒡の花を見たことがありますか?

    だいたい6月頃になるとアザミのような紫色の花が咲きます。
    花が咲くまで中心から太い茎伸びて、ひまわりのようにまっすぐ育ち、その上に沢山の花が咲き誇ります。
    高さでいうと手が届かないぐらい。約2メートルほど“太くて大きな木”のように大きくなります。

    ■今年の反省点と今後について

    今年大豊作にまで至らなった理由として「発芽率の悪さ」が挙げられます。

    今年は約14畝分植えましたが、発芽しない所が数か所あり欠株に何個かなってしまいました。
    しかし、発芽したところは順調に成長し結果、上々の出来栄えとなりました。

    なぜ発芽率が悪かったのか振り返ってみると、まず1つが「猛暑による影響」

    牛蒡の種は発芽するまで時間が掛かるので、種を撒いてから発芽するまで土が乾かない状態を維持しておくのがポイントです。
    しかし近年4月頃でも気温が高く、土がすぐに乾いてしまったり
    急に暑くなるなど例年と違う気候の変動に追い付かず、まばらな発芽になった。と考えます。

    次に2つ目は「畝の使い回しをしたこと」

    今回発芽率が悪かった畝は、前年に伏見甘長とピーマンを使っていた畝を耕運せずに種を撒きました。
    すると、もぐらの掘った穴が残っており、その影響で発芽しなかった。と考えます。
    というのも、やはり土の中に穴(空洞)ができてしまうと、水を撒いても土が乾きやすくなります。
    なのでそういった穴を元に戻すためにも耕運機を使って土を均す作業が必要になります。

    しかし、耕運することが必ずしも大事ではなくデメリットもあります。
    デメリットとして地力が下がると私たちは考えます。

    ではそもそも作物を育てるのに適した地力の高い土とはどういう土なのかというと
    ・排水性と保水性に優れている
    ・肥料分が適度にある
    ・微生物が程よく存在する
    この3つがバランスよく保たれることが地力の高い土と私たちは考えます。

    確かに耕運機で土を混ぜ、均一に均すことも大事です。
    しかし、上の土と下の土が混ざり、空気が入り込むことで一時的に排水性や保水性は上がりますが
    ミミズなどが死んでしまう・土の環境が変わることで微生物たちがうまく活動できず、
    結果土と土の間に隙間(団粒構造)がなくなってしまい、べちゃ~とした土になってしまいます。

    なので耕運することももちろん大事ですが、毎回全ての畝を作物が変わるたびにすることが大事かどうかは
    その畝の状態を確認しながらする必要があります。

    また翔栄ファームでは耕運した後に堆肥や肥料(微生物のエサとなる元)を入れません。
    そのため、耕運すること=大きく土の環境が変わるため簡単に行う作業ではありません。

    しかし、今回はもぐらの穴があったのできちんと見極めていく力をこれからも養っていきたいです。

    これらの反省点を活かして来年は大浦太牛蒡大豊作にチャレンジしたいと思います。

    他にも自然栽培で収穫した野菜や作物を『茨城県龍ヶ崎』と『群馬県前橋』の各圃場と、東京都の東中野にある『ビセットプラザ』で店頭販売を行っています。
    また通販サイトの『しぜんとくらそ』では、各季節の旬な野菜を詰め合わせた”【定期宅配】季節の産直野菜いろどりセット”などもインターネットで販売しています。宅配にしか入らない野菜もありますので、定期宅配のご利用もお待ちしています。

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