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【農場便り】無農薬・無化学肥料栽培で、トウモロコシを前橋でどうしても作りたい!

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    【農場便り】無農薬・無化学肥料栽培で、トウモロコシを前橋でどうしても作りたい!

    By akahoshi-syouei | 農場便り | Comments are Closed | 18 8月, 2023 | 1

    こんにちは。
    翔栄ファーム 前橋農場のKです。

    翔栄ファームでは、無農薬・無化学肥料栽培で様々な作物を作っています。
    8月は畑の各地で、ナス・ジャガイモ・かぼちゃ・ピーマン・ししとう・玉ねぎ・オクラなどなど、たくさんの作物が大収穫期を迎えています。
    夏の収穫期には、「トウモロコシ」も含まれます。『安全な穀物』作りを悲願としてる翔栄ファームは、2021年にトウモロコシ作りを始めました。
    2022年にはモチットコーンの栽培に初めて挑戦しましたが惨敗を喫してしまいました。その内容についてはこちらにまとめています。(→ 【農場便り】初めての挑戦!農薬・化学肥料を使わないトウモロコシ)

    今回の【農場便り】は、トウモロコシ作りにおいて、これまで書ききれていなかったことや、2023年の挑戦を通して、改めて自然農法の難しさを痛感した経験などをご紹介します。

    【目次】

    ・2021年「初のトウモロコシ作り開始!」
    ・2022年「程よい甘さとモチモチの食感の”モチットコーン”に挑戦!」
    ・2023年「自家採取2回目のモチットコーン作り!」

    ■ 2021年「初のトウモロコシ作り開始!」

    「前橋で色々な穀物を作りたい!」という思いで、2021年の春にゼロからのトウモロコシ作りが始まりました。
    しかしすぐに商品として大量に販売することを目指すのではなく、まずは『自家採種』のための”種採り”が目的である、試験的なトウモロコシ作りでした。

    自家採種とは、作物から自分で種を採ることです。
    収穫したトウモロコシを風通しのよい場所に吊るして乾燥させ、元気な粒を選んで採ります。採った粒で次のトウモロコシを作り、 最も元気なトウモロコシを選んで、その土地と環境と自分の栽培方法に合った品種を育てていきます。 自家採種を何度も繰り返すうちに個性のある品種が生まれてきます。

    一般的にトウモロコシの栽培時期は、種まきが3月の下旬頃から5月の上旬頃で、種まきをしてから90日くらいで収穫できます。 苗植えの時期は、4月の下旬頃から5月の下旬頃です。 トウモロコシは、品種によって栽培時期が異なり、 種まきの時期をずらして夏と秋に2度収穫することも可能な素晴らしい穀物なんです。

    実はトウモロコシを作る工程は、あまりやることがなく、放置していても育ってくれるので、数十種類の作物を並行して作っている翔栄ファームにとっては、比較的手間がかからないことも作ろうと思った要因でもありました。

    種まきを終えて、ほぼ手をかけずに収穫期を迎えたトウモロコシは、そのほとんどが生育不十分な状態でした。枯れていたり、立派に見えたトウモロコシの皮を開いてみると、コーンが数個しかついていなかったりという状態でした。

    わずかに数個ほど、しっかり身がついていたものが収穫できたので、試食してみると美味しさとはかけ離れた味わいでした。とても種採りに適しているとは思えませんでした。2021年の初挑戦はこうして終わりました。

    ■ 2022年「程よい甘さとモチモチの食感の”モチットコーン”に挑戦!」

    2022年の春、翔栄ファームでは、程よい甘さとモチモチの食感で人気の『モチットコーン』の作りに挑戦することになりました。モチットコーンは人気に比例して、種はとても高価でしたが味は保証つきでした。

    モチットコーン作りは同時並行で作る作物の中でも優先度を上げていくことにして、温室での育苗(いくびょう)から始まりました。
    育苗とは、畑に種を直接まいて育てるのではなく、育苗ポットなどの容器である程度成長するまで育てることをいいます。温室などで雨風や気温や自然の影響を受けにくくして、丈夫で良い苗を作ることができるのです。

    育苗の時点ではなんとも心細い成長でしたが、畑に植えて発芽し、花実をつけた時に「ちゃんと手をかけて良かった!これは行ける!」と思いました。しかしここから、私は”トウモロコシの自然栽培”の難しさに直面しました。

    一見順調に育っているように見えましたが、実は既に害虫が発生していたのです。その害虫とは「アワノメイガ」という蛾の幼虫でした。
    このアワノメイガは、トウモロコシの雄花の花粉が大好物でした。葉っぱに卵を産み、孵化(ふか)した幼虫はすぐに雄花を食べ尽くすのです。その結果トウモロコシの葉や実はボロボロになってしまいました。
    無農薬で栽培していたため、こういった害虫の被害は避けられないものでした。

    アワノメイガの存在に気づいたものの、翔栄ファームでは特効薬である農薬は使わないので、手やピンセットで捕まえて取り除くという作業を繰り返しました。駆除を続けて数日が経ち、実が段々と大きくなり収穫時期が目前に迫った頃に、今度は害獣の被害が発生したのです。

    その害獣とは、ハクビシンやアライグマでした。美味しくなる時期を待って食べにくる害獣には、電気柵や防獣ネットを被せるなどの対策が必要でしたが、他の作物と同時進行しているため、長時間と専門知識を要する設置作業に割く余裕もなく、時々見回りをすることぐらいしかできませんでした。

    その結果、数百本植えたモチットコーンの中で、種採りに適したのはたったの10数本でした。しかし味わいやしっかり身のついた立派なモチットコーンの種がとれました!

    ■ 2023年「自家採取2回目のモチットコーン作り!」

    2023年は600本のモチットコーンを植えました。
    去年の失敗を活かして、害獣被害が無い場所を畑に選び、アワノメイガを防ぐため、発芽して畑に植えてからは、私は毎日畑を見回りました。雄花に取り付いているアワノメイガを見つけては、雄花ごと手で取り排除し続けました。その成果が実って、モチットコーンはすくすくと育っていきました。前回を超える成功の手応えを感じていました。

    花実をつけ始めた時、その手応えは打ち砕かれたのでした。その花実のほとんどがモチットコーンではなかったのです。

    それは『交雑』というものでした。
    イネ科であるトウモロコシにはいくつかの種類があります。植物学的に同じトウモロコシという種に属しているため、互いに交雑することがあるのです。花粉は風向きによっては2キロも飛ぶことがあり、離れたところで栽培している別の種のトウモロコシが畑にできてしまこともあるのです。

    翔栄ファームのトウモロコシはほとんどが交雑してしまいましたが、数十本はモチットコーンができたのでした。そのモチットコーンは前回の2022年よりもとても立派に育ったのです。

    収穫もベストなタイミングだったため、生で食べても甘さとモチモチ食感は最高でした。前回を上回るデキと、自然栽培でもこれほどのモチットコーンを作れることを証明できたことに、感動を覚えました。
    2023年は、30本ほど売りものになるレベルのモチットコーンができました。着実に上がっているクオリティを更に上げ、収穫量も増やすべく、翔栄ファームは2024年も挑戦を続けます!

     

    自然栽培で収穫した野菜や作物を『茨城県龍ヶ崎』と『群馬県前橋』の各圃場と、東京都の東中野にある『ビセットプラザ』で店頭販売を行っています。
    また通販サイトの『しぜんとくらそ』では、各季節の旬な野菜を詰め合わせた”【定期宅配】季節の産直野菜いろどりセット”などもインターネットで販売しています。宅配にしか入らない野菜もありますので、定期宅配のご利用もお待ちしています。

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