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【農場便り】コンパニオンプランツ

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    【農場便り】コンパニオンプランツ

    By sg_webmaster | 農場便り | Comments are Closed | 17 9月, 2021 | 0

    先日、私たちの自然栽培の先生が
    コンパニオンプランツについて
    体系づけた説明をしてくれました。
    これまでも「この植物の横にこれを植えるといいよ」
    というアドバイスに従って実践はしていますが、
    なぜそうなのかということについては、
    深く考えたことがなかったので大変勉強になりました。

    皆様にもシェアしたいと思いますが、
    その前に少しだけ前提となるお話を。

    ◆自然界の仕組?

    大それた小見出しになってしまいましたが、
    言うまでもなく自然界は非常にバランスが取れています。
    しかし、ここに人間の欲が入ってくると
    このバランスが崩れます。

    典型的な例はこんな感じです。
    1種類の作物があたり一帯を占拠している場所。
    こういうロケーションは残念ながらよくない環境、
    あるいは自然界からはズレている状態です。
    単一作物の農場はまさにこれにあたります。

    これをしばらくの間放置したらどうなるかというと、
    恐らくではありますが、生き物同士が攻撃しあったり、
    あるいは防衛したり、はたまた仲良くしたり
    といった自然界のバランス感覚が働くことで、
    生物の多様性が復活し持続可能な生態系が
    そこに生み出されていくのです。
    つまり人間がいるとおかしくなるということです。

    とまあこんなことをいうと元も子もないので、
    生物多様性を維持していくための工夫である
    コンパニオンプランツについてお話したいと思います。

    ◆コンパニオンプランツとは?

    コンパニオンプランツとは、一緒に植えると
    よい影響を与え合う植物同士のことです。
    有名なのは「トマトとバジル」。
    つまりトマトの隣にバジルを植えると、
    害虫から身を守りお互いが良く育つというわけです。
    こういう関係のことをコンパニオンプランツといいます。
    これは人間が意図的に行うことではありますが、
    自然界の作用を捉えた「まさに自然の知恵」
    であることには変わりません。

    ◆コンパニオンプランツの4つの効果

    コンパニオンプランツの働きの一つに、
    相性のよい植物同士の根のまわりにいる
    「菌根菌」が菌糸を広げやすいということがあります。
    土中には多種多様かつ膨大な数の微生物が存在します。
    そして特に植物の成長に欠かせない菌が菌根菌です。
    もちろんこれに限ったことではありませんが、
    コンパニオンプランツは相手にとって
    必要なものを融通し合うという特徴があります。
    では早速、4つの効果のお話に入ります。

    効果その1.「病気予防」

    コンパニオンプランツは
    根の微生物が抗生物質のような働きをすることで
    病原体をコントロールできると言われています。
    特にこの効果が顕著に働く組み合わせは
    「長ネギやニラ」と「ウリ科、ナス科」の植物です。
    これらを隣り合わせに植えることで
    明らかに病原菌を減らす効果があるのです。

    効果その2.「害虫忌避」

    害虫忌避とは文字通り害虫を寄せ付けない効果です。
    この効果が強い植物は、
    色の濃いものや香りの強いものと言われていて、
    先述の「トマトとバシル」のコンパニオンプランツも
    害虫忌避効果と言われています。
    トマトはもともとアレオパシー
    (防御ホルモン)が強い植物ですが、
    虫と植物の特性を見た場合、
    虫は攻撃的、植物は受動的です。

    確かにトマトはアレオパシーが強いので、
    初めは虫が嫌がるのですが、
    すぐにそれを克服してしまいます。
    虫はパワーアップするのです。
    そこでバジルの登場です。
    先ほど害虫忌避の効果が強い植物には
    色の濃いものや香りの強いものが多いとお伝えした通り、
    トマトについた害虫には
    バジルの香りが役に立つというわけです。

    少し脱線しますがここで「益虫」について
    少しだけお話したいと思います。
    益虫とは、ある虫をやっつける虫のことです。
    例えば油虫がついてしまった植物があったとしましょう。
    その隣にエディブルフラワーでも有名な
    「ナスタチウム」を植えます。
    するとなんと油虫を食べてしまう
    てんとう虫がやってくるのです。
    これが益虫です。

    話をもとに戻します。

    効果その3.「生育促進」

    コンパニオンプランツの
    お互いの根っこが助け合って育つことで
    生育が促進する効果です。
    この効果の代表的な立役者は「まめ科」の植物で、
    根粒菌(窒素固定菌ともいわれる)が多いことで、
    相手方もよく育つと言われています。
    まめ科植物のパートナーは比較的幅広いのですが、
    トマトの下に落花生を植える農業者をよく見かけます。

    効果その4.「空間効果」

    これは文字通り“空間の有効化”です。
    背の高い作物の下の空間を活用することが基本で、
    「トウモロコシとかぼちゃ」や
    「さといもと生姜」などの相性が抜群のようです。

    といわけで自然栽培の先生から教わった
    コンパニオンプランツの4つの効果について
    ご紹介してきました。

    農業はもちろん、自然栽培は特に
    地力の高さが品質を大きく左右します。
    また地力を高めることが自然に対する
    人間の悔い改めでもあるのです。
    私たち翔栄ファームは自然への感謝を込めて
    コンパニオンプランツの最大活用を
    これからも追及していきたいと思っています。

    先日、私たちの自然栽培の先生がコンパニオンプランツについて体系づけた説明をしてくれました。これまでも「この植物の横にこれを植えるといいよ」というアドバイスに従って実践はしていますが、なぜそうなのかということについては、深く考えたことがなかったので大変勉強になりました。

    皆様にもシェアしたいと思いますが、その前に少しだけ前提となるお話を。

    ◆自然界の仕組?

    大それた小見出しになってしまいましたが、言うまでもなく自然界は非常にバランスが取れています。しかし、ここに人間の欲が入ってくるとこのバランスが崩れます。

    典型的な例はこんな感じです。1種類の作物があたり一帯を占拠している場所。こういうロケーションは残念ながらよくない環境、あるいは自然界からはズレている状態です。単一作物の農場はまさにこれにあたります。

    これをしばらくの間放置したらどうなるかというと、恐らくではありますが、生き物同士が攻撃しあったり、あるいは防衛したり、はたまた仲良くしたりといった自然界のバランス感覚が働くことで、生物の多様性が復活し持続可能な生態系がそこに生み出されていくのです。
    つまり人間がいるとおかしくなるということです。

    とまあこんなことをいうと元も子もないので、生物多様性を維持していくための工夫であるコンパニオンプランツについてお話したいと思います。

    ◆コンパニオンプランツとは?

    コンパニオンプランツとは、一緒に植えるとよい影響を与え合う植物同士のことです。有名なのは「トマトとバジル」。つまりトマトの隣にバジルを植えると、害虫から身を守りお互いが良く育つというわけです。こういう関係のことをコンパニオンプランツといいます。これは人間が意図的に行うことではありますが、自然界の作用を捉えた「まさに自然の知恵」であることには変わりません。

    ◆コンパニオンプランツの4つの効果

    コンパニオンプランツの働きの一つに、相性のよい植物同士の根のまわりにいる「菌根菌」が菌糸を広げやすいということがあります。土中には多種多様かつ膨大な数の微生物が存在します。そして特に植物の成長に欠かせない菌が菌根菌です。もちろんこれに限ったことではありませんが、コンパニオンプランツは相手にとって必要なものを融通し合うという特徴があります。

    では早速、4つの効果のお話に入ります。

    効果その1.「病気予防」

    コンパニオンプランツは根の微生物が抗生物質のような働きをすることで病原体をコントロールできると言われています。特にこの効果が顕著に働く組み合わせは「長ネギやニラ」と「ウリ科、ナス科」の植物です。これらを隣り合わせに植えることで明らかに病原菌を減らす効果があるのです。

    効果その2.「害虫忌避」

    害虫忌避とは文字通り害虫を寄せ付けない効果です。この効果が強い植物は、色の濃いものや香りの強いものと言われていて、先述の「トマトとバシル」のコンパニオンプランツも害虫忌避効果と言われています。トマトはもともとアレオパシー(防御ホルモン)が強い植物ですが、虫と植物の特性を見た場合、虫は攻撃的、植物は受動的です。

    確かにトマトはアレオパシーが強いので、初めは虫が嫌がるのですが、すぐにそれを克服してしまいます。虫はパワーアップするのです。そこでバジルの登場です。先ほど害虫忌避の効果が強い植物には色の濃いものや香りの強いものが多いとお伝えした通り、トマトについた害虫にはバジルの香りが役に立つというわけです。

    少し脱線しますがここで「益虫」について少しだけお話したいと思います。益虫とは、ある虫をやっつける虫のことです。例えば油虫がついてしまった植物があったとしましょう。その隣にエディブルフラワーでも有名な「ナスタチウム」を植えます。するとなんと油虫を食べてしまうてんとう虫がやってくるのです。これが益虫です。

    話をもとに戻します。

    効果その3.「生育促進」

    コンパニオンプランツのお互いの根っこが助け合って育つことで生育が促進する効果です。この効果の代表的な立役者は「まめ科」の植物で、根粒菌(窒素固定菌ともいわれる)が多いことで、相手方もよく育つと言われています。まめ科植物のパートナーは比較的幅広いのですが、トマトの下に落花生を植える農業者をよく見かけます。

    効果その4.「空間効果」

    これは文字通り“空間の有効化”です。背の高い作物の下の空間を活用することが基本で、「トウモロコシとかぼちゃ」や「さといもと生姜」などの相性が抜群のようです。

    といわけで自然栽培の先生から教わったコンパニオンプランツの4つの効果についてご紹介してきました。

    農業はもちろん、自然栽培は特に地力の高さが品質を大きく左右します。また地力を高めることが自然に対する人間の悔い改めでもあるのです。私たち翔栄ファームは自然への感謝を込めてコンパニオンプランツの最大活用をこれからも追及していきたいと思っています。

    参考:
    プレジデント社刊「WIRED VOL.40(マイクロオーガニズム共生基礎ガイド2021)」

    コンパニオンプランツ, トマト, バジル, 固定種, 在来種, 無化学肥料, 無農薬, 翔栄ファーム, 自然栽培, 農業, 遺伝子組み換えでない, 野菜

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