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固定種・在来種野菜の履歴書 part.2

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    固定種・在来種野菜の履歴書 part.2

    By sg_webmaster | 食の安心安全について | Comments are Closed | 11 8月, 2020 | 0

    人に歴史あり、と昔の人は言いました。
    実はこれはテレビ番組名だったりするらしく、
    そのせいで昔感があるのでしょうか。
    今も様々な人のルーツを紐解く
    インタビュースタイルの番組があるように、
    野菜の来歴にもいろいろあるのです、

    ということでシリーズ「野菜の履歴書」
    part 2をお届けいたします。

    打木源助大根(うつぎげんすけだいこん)

    金沢の伝統野菜で、
    おでんのタネとしてよく知られています。
    金沢市打木町で育てられていた在来種が、
    愛知県の井上源助がつくった「源助総太」と
    自然交雑したものを固定した品種です。
    栽培者は同市の松本佐一郎で、
    昭和17年頃にできたようです。

    ネーミングとしては地名+人名ですが、
    作った人である松本の名前は入っていません。
    元の品種名に既に名前要素が入っているからでしょうか。
    今では「源助大根」といえば
    「打木源助大根」を指しているようですが、
    松本さんの名前も忘れられることなく、
    こうして書き伝えられて残っていくはずです。

    栽培がちょっと難しいので、
    一時期は青首ダイコンに押されて斜陽化したものの、
    近年になり復権しました。
    暑さに弱いようですが代表的な冬野菜です。
    一般的な大根と違って
    年中食べられるわけではない季節感も、
    一緒に味わってみてはいかがでしょうか。

    石倉根深一本葱(いしくらねぶかいっぽんねぎ)

    関東では割とメジャーな品種のネギです。
    「石倉」は地名で、群馬県前橋市。
    その土地の沢野という人が昭和初期に作りました。
    直後に専門の採種組合が設立され、
    現在に至る広範囲の普及を果たしたそうです。

    「根深」という概念は、
    割と一般的である気もしますが、
    ネギには「根深ネギ」と「葉ネギ」があって、
    太くて白いのが前者で、別名が「長ネギ」。
    細くて葉っぱがつんつんしている感じのものが
    後者で「青ネギ」です。

    雑にいうと関東は根深ネギ、
    関西は葉ネギってところでしょうか。
    もしかしたら、どちらに馴染みがあるかを聞けば、
    出身が東か西かくらいは分かるかもしれません。
    このネギは分蘖(ぶんげつ※株分れ)がほぼないので
    「一本」ということになっているようです。
    甘みがあり、鍋物に適しています。

    伏見甘長唐辛子(ふしみあまながとうがらし)

    京野菜としておなじみの品種です。
    もちろん「伏見」は京都の地名で、
    かなり歴史はあるようです。
    江戸時代の天和・貞享期に
    山城国について書かれた地誌
    『雍州府史』(ようしゅうふし)にも
    当時から栽培されていたと記されているとか。

    伏見といえば「おいなりさん」、
    赤い千本鳥居で海外の人にも人気ですね。
    唐辛子自体は戦国時代に渡ってきたもので、
    おいなりさんの歴史から見ると若輩ですが、
    どちらも長く愛されてきた存在だと思います。
    今では伏見に限らず京都では広く栽培されています。

    大きさは10~15cmと結構長めですが、
    同じ京野菜仲間かつ甘唐辛子仲間の
    「万願寺」よりは小ぶりです。
    もっとも「万願寺」自体が伏見唐辛子から
    作られたものと言われているので、
    さもありって感じはします。

    名前の通り辛みの出ない甘唐辛子なので、
    辛い物が苦手な人にも唐辛子特有の風味を
    味わっていただけるのではないでしょうか。
    煮浸しなどが、おすすめです。

    第2回目は少し地域が飛びましたね。
    皆様にも生まれた土地にちなんだ
    懐かしい野菜がきっとあるのではないでしょうか。
    そうした思い出と今の自分を重ねてみると、
    何か置き忘れてきてしまったことに、
    気が付いたりするかもしれません。

    同じように野菜の歴史を振り返ってみることで、
    今の食卓に足りない何かを思い出すかもしれません。
    固定種・在来種には大切な記憶が残っているはずです。

    人に歴史あり、と昔の人は言いました。実はこれはテレビ番組名だったりするらしく、そのせいで昔感があるのでしょうか。今も様々な人のルーツを紐解くインタビュースタイルの番組があるように、野菜の来歴にもいろいろあるのです、

    ということでシリーズ「野菜の履歴書」part 2をお届けいたします。

    打木源助大根(うつぎげんすけだいこん)

    金沢の伝統野菜で、おでんのタネとしてよく知られています。金沢市打木町で育てられていた在来種が、愛知県の井上源助がつくった「源助総太」と自然交雑したものを固定した品種です。栽培者は同市の松本佐一郎で、昭和17年頃にできたようです。

    ネーミングとしては地名+人名ですが、作った人である松本の名前は入っていません。元の品種名に既に名前要素が入っているからでしょうか。今では「源助大根」といえば「打木源助大根」を指しているようですが、松本さんの名前も忘れられることなく、こうして書き伝えられて残っていくはずです。

    栽培がちょっと難しいので、一時期は青首ダイコンに押されて斜陽化したものの、近年になり復権しました。暑さに弱いようですが代表的な冬野菜です。一般的な大根と違って年中食べられるわけではない季節感も、一緒に味わってみてはいかがでしょうか。

    石倉根深一本葱(いしくらねぶかいっぽんねぎ)

    関東では割とメジャーな品種のネギです。「石倉」は地名で、群馬県前橋市。その土地の沢野という人が昭和初期に作りました。直後に専門の採種組合が設立され、現在に至る広範囲の普及を果たしたそうです。

    「根深」という概念は、割と一般的である気もしますが、ネギには「根深ネギ」と「葉ネギ」があって、太くて白いのが前者で、別名が「長ネギ」。細くて葉っぱがつんつんしている感じのものが後者で「青ネギ」です。

    雑にいうと関東は根深ネギ、関西は葉ネギってところでしょうか。もしかしたら、どちらに馴染みがあるかを聞けば、出身が東か西かくらいは分かるかもしれません。このネギは分蘖(ぶんげつ※株分れ)がほぼないので「一本」ということになっているようです。甘みがあり、鍋物に適しています。

    伏見甘長唐辛子(ふしみあまながとうがらし)

    京野菜としておなじみの品種です。もちろん「伏見」は京都の地名で、かなり歴史はあるようです。江戸時代の天和・貞享期に山城国について書かれた地誌『雍州府史』(ようしゅうふし)にも当時から栽培されていたと記されているとか。

    伏見といえば「おいなりさん」、赤い千本鳥居で海外の人にも人気ですね。唐辛子自体は戦国時代に渡ってきたもので、おいなりさんの歴史から見ると若輩ですが、どちらも長く愛されてきた存在だと思います。今では伏見に限らず京都では広く栽培されています。

    大きさは10~15cmと結構長めですが、同じ京野菜仲間かつ甘唐辛子仲間の「万願寺」よりは小ぶりです。もっとも「万願寺」自体が伏見唐辛子から作られたものと言われているので、さもありって感じはします。

    名前の通り辛みの出ない甘唐辛子なので、辛い物が苦手な人にも唐辛子特有の風味を味わっていただけるのではないでしょうか。煮浸しなどが、おすすめです。

    第2回目は少し地域が飛びましたね。皆様にも生まれた土地にちなんだ懐かしい野菜がきっとあるのではないでしょうか。そうした思い出と今の自分を重ねてみると、何か置き忘れてきてしまったことに、気が付いたりするかもしれません。

    同じように野菜の歴史を振り返ってみることで、今の食卓に足りない何かを思い出すかもしれません。固定種・在来種には大切な記憶が残っているはずです。

    参照資料
    野口のタネ

    固定種, 在来種, 無化学肥料, 無農薬, 翔栄ファーム, 自然栽培, 農業, 遺伝子組み換えでない, 野菜

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