「ロカボ」という言葉を
お聞きになったことがあると思います。
日本語にするならば
低糖質ということでしょうか。
「Low Carbohydrate」を縮めた呼び方です。
巷では「ロカボダイエット」
として浸透しているようです。
今回はこの「ロカボ」について、
ロカボオフィシャルサイト(https://locabo.net/about/)
を全面参考にしてご紹介することと、
実は筆者が約2ヶ月間の
「ロカボダイエット」体験者ということもあり、
僭越ながら当時の体験談を
お話しさせていただければと思います。
コラム全体の大半が個人のダイエット日記に
なってしまうことをお詫び申し上げつつ、
いくつかの気づきをお伝えできればと思っております。
ロカボのキャッチフレーズは、
【「おいしく楽しく適正糖質」それがロカボです。】
となっています。
恐らく炭水化物抜きダイエットとの違いを
示しているかもしれません。
意識的に炭水化物を抜く生活を始めてみると
よく分かることですが、日常食生活において
いかに炭水化物中心の食事を
摂っていたかに気が付きます。
すなわち食内容をしっかりと考えないと
手の届く身近な範囲には
炭水化物を含まない食べ物がほとんどないのです。
それだけ炭水化物に囲まれているのです。
さて、話をロカボに戻します。
ロカボはダイエットにも役立ちますが、
本来の主眼は「血糖値の急激な上昇を抑えること」です。
血糖値を上げる要因は糖質、
すなわち三大栄養素の「炭水化物」にあるため、
これといかにうまく付き合って、
尚且つ既述の「おいしく楽しく適正糖質」を
このように実践しましょう、
という結構画期的なプログラムだと
筆者は捉えています。
ロカボの提唱する適正糖質とは?
「ロカボ」の提唱する適正糖質とは?
食・楽・健康協会は、
1食で摂取する糖質量を20~40gにするという、
適正糖質を提唱しています。
ちなみに、今の一般的な日本人の食生活では、
1日に300gくらいの糖質を摂取しています。
おにぎり2個と野菜ジュースだけで
100gくらいになってしまうのです。
とはいえ、いちいち何が糖質何グラムなんて
気にしていられないと思いますので、
簡単な目安として、ご飯ならば毎食半膳、
食パンなら8枚切り1枚、
と覚えておいていただければと思います。
「楽しく続けたくなる」がロカボのモットー
「楽しく続けたくなる」がロカボのモットー。
無理なく日常生活に取り入れられることが基本です。
今までのカロリー制限では、
「どれを食べてもいい、でも全部減らしなさい」
という考え方でした。
しかし、ロカボでは「どれを食べてもいい、
でも工夫をしなさい」と考えるのです。
1食20-40g、デザートは10g以下、
1日70-130gに糖質を抑えるだけ!
これ以外のカロリー・脂質・たんぱく質などに
摂取制限はありません!
さて、ここから筆者の体験談に移ります。
私は2018年の9月~11月までの2ヶ月間、
自己流でロカボダイエットを行いました。
基本的に朝食はカロリーメート2本(糖質約20グラム)、
昼食は食堂で肉料理の定食で
ご飯抜き(おかず、みそ汁、小鉢、漬物)、
夕食は肉料理、野菜サラダ、赤ワイン2杯。
大体これがフォーマットでした。
調味料で気を付けるものはソース。
これは絶対に使いません(糖質が高いのです)。
とんかつやその他揚げ物には醤油やポン酢を使用し
ついでに大根おろしなどを追加して
美味しくいただきました。
正直正確な糖質を計算していませんが、
上記基本形に1日コップ2杯くらいの
牛乳を飲んでいましたので、
恐らく1日の糖質摂取量は
50~60グラムだったのではないかと思います。
食事の量については
大食いをすることはもちろんありませんが、
夜には毎日しっかりとワインを飲んでいたので、
ストイックに我慢して頑張っている、
みたいな感覚は皆無でした。
食・楽・健康協会が提唱するスタイルより
幾分か抑える選択をしていたので、
初めの1週間くらいは
空腹との若干の闘いはありましたが、
それもすぐに消え、上記の分量で
快適な7週間を過ごすことが出来ました。
実践の動機は健康診断でした。
おかげで体重は76kgから65kgへ。
ウエストは85cmから74cm。
あくまでも私個人の自己申告結果に過ぎませんが、
血糖値が気になる方には一つの選択肢として
検討なさってもよろしいのではないでしょうか。
出展:
ロカボオフィシャルサイト