今回の翔栄ファーム「農場便り」は、
前回に引き続き現在農場で収穫を迎えている
冬野菜のご紹介をして参ります。
一気に寒さが増してきましたが、
畑ではこの時期に実る旬の作物が最盛期を迎えています。
今回は6種類。
「打木源助大根」、
「筑摩野五寸人参」、
「木曽紫かぶ」、
「健命寺野沢菜」、
「赤根ほうれん草」、
「セレベス(里芋)」
の特徴についてご紹介します。
もちろん全て固定種・在来種です。
■ 打木源助大根(うつぎげんすけだいこん)
打木源助大根は、伝統野菜としても人気の高い、
石川県金沢の伝統野菜です。
打木源助大根の特徴といえば、
やはりきめ細かい肉質です。
肉質は緻密で柔らかく、
繊維を感じることが少ないダイコンです。
■ 筑摩野五寸人参(ちくまのごすんにんじん)
筑摩野五寸人参は、
成長する勢いが強く、無農薬・無化学肥料でも
比較的栽培しやすい五寸ニンジンです。
自家採種をする農家が減少する今日、
日本国内で育種された非常に貴重な種子といえます。
草姿は開帳性で、痩せた土地でも根の太りが良く、
根部はやや肩が張る円筒型で甘みがあります。
■ 木曽紫かぶ(きそむらさきかぶ)
木曽紫かぶは、
長野県木曽地方在来の木曽かぶから選抜育成。
扁円形のかぶは全面が紫紅色となり、
草丈三、四十センチと小ぶりではありますが、
肉質は緻密で硬めのため、貯蔵性に優れています。
酢漬けに向いています。
■ 健命寺野沢菜(けんめいじのざわな)
健命寺野沢菜(けんめいじのざわな)は、
野沢菜は、長野県下高井郡野沢温泉村の
山健命寺の住職が京都から持ち帰った、
天王寺かぶの種子を寺内の法泉地畑に蒔いたところ、
この土地の風土、気候、地味に合った結果、
根も茎も蕪も大きくなり「野沢菜」になった
と言い伝えられています。
今でも雑種ができないように
交配の禁止に努めています。
■ 赤根ほうれん草(あかねほうれんそう)
赤根ほうれん草(あかねほうれんそう)は、
山形赤根ほうれんそうは山形の伝統野菜(在来種)で、
軟らかくてアクが少なく、旬を迎える秋から冬にかけて、
非常に甘くなるのが特徴です。
雪をかぶっても茎葉がしなやかで折れにくく、
普通のほうれん草より大株、太根に成長します。
食べ方としてはシンプルに「おひたし」が美味です。
■ セレベス(里芋)
セレベス(里芋)は親芋、子芋共に食用になり、
親芋は大きな球形から長球形で、
子芋は球形からふっくらとしたしずく形、
芽の部分が赤いのが特徴です。
中の肉質はサトイモ特有のヌメリが少なく粉質系で、
加熱調理するとホックリした食感に仕上がります。
煮物に最適です。
以上、2020年師走、
翔栄ファームの代表的な栽培作物を、
2回に渡りご紹介して参りました。
もちろんこれだけではないのですが、
また別の機会にその時期に栽培する
旬のお野菜をご紹介できればと思っております。
今年1年、翔栄ファームをご愛顧いただきまして
誠にありがとうございます。来年も精進して参ります。
2021年が皆様にとって、
実り多き1年でありますように祈念いたします。
これからも翔栄ファームを
何卒よろしくお願いいたします!
今回の翔栄ファーム「農場便り」は、前回に引き続き現在農場で収穫を迎えている冬野菜のご紹介をして参ります。一気に寒さが増してきましたが、畑ではこの時期に実る旬の作物が最盛期を迎えています。
今回は6種類。
「打木源助大根」、
「筑摩野五寸人参」、
「木曽紫かぶ」、
「健命寺野沢菜」、
「赤根ほうれん草」、
「セレベス(里芋)」
の特徴についてご紹介します。もちろん全て固定種・在来種です。
■ 打木源助大根(うつぎげんすけだいこん)
打木源助大根は、伝統野菜としても人気の高い、石川県金沢の伝統野菜です。打木源助大根の特徴といえば、やはりきめ細かい肉質です。肉質は緻密で柔らかく、繊維を感じることが少ないダイコンです。
■ 筑摩野五寸人参(ちくまのごすんにんじん)
筑摩五寸人参は、成長する勢いが強く、無農薬・無化学肥料でも比較的栽培しやすい五寸ニンジンです。自家採種をする農家が減少する今日、日本国内で育種された非常に貴重な種子といえます。草姿は開帳性で、痩せた土地でも根の太りが良く、根部はやや肩が張る円筒型で甘みがあります。
■ 木曽紫かぶ(きそむらさきかぶ)
木曽紫かぶは、長野県木曽地方在来の木曽かぶから選抜育成。扁円形のかぶは全面が紫紅色となり、草丈三、四十センチと小ぶりではありますが、肉質は緻密で硬めのため、貯蔵性に優れています。酢漬けに向いています。
■ 健命寺野沢菜(けんめいじのざわな)
健命寺野沢菜(けんめいじのざわな)は、野沢菜は、長野県下高井郡野沢温泉村の山健命寺の住職が京都から持ち帰った、天王寺かぶの種子を寺内の法泉地畑に蒔いたところ、この土地の風土、気候、地味に合った結果、根も茎も蕪も大きくなり「野沢菜」になったと言い伝えられています。今でも雑種ができないように交配の禁止に努めています。
■ 赤根ほうれん草(あかねほうれんそう)
赤根ほうれん草(あかねほうれんそう)は、山形赤根ほうれんそうは山形の伝統野菜(在来種)で、軟らかくてアクが少なく、旬を迎える秋から冬にかけて、非常に甘くなるのが特徴です。雪をかぶっても茎葉がしなやかで折れにくく、普通のほうれん草より大株、太根に成長します。食べ方としてはシンプルに「おひたし」が美味です。
■ セレベス(里芋)
セレベス(里芋)は親芋、子芋共に食用になり、親芋は大きな球形から長球形で、子芋は球形からふっくらとしたしずく形、芽の部分が赤いのが特徴です。中の肉質はサトイモ特有のヌメリが少なく粉質系で、加熱調理するとホックリした食感に仕上がります。煮物に最適です。
以上、2020年師走、翔栄ファームの代表的な栽培作物を、2回に渡りご紹介して参りました。もちろんこれだけではないのですが、また別の機会にその時期に栽培する旬のお野菜をご紹介できればと思っております。
今年1年、翔栄ファームをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。来年も精進して参ります。
2021年が皆様にとって、実り多き1年でありますように祈念いたします。これからも翔栄ファームを何卒よろしくお願いいたします!