日本の食料自給率は依然減少傾向にあり、
カロリーベースでは約40%です。
つまりこの指標では、
約6割を輸入に頼っていることになります。
これが日本人の食生活に
大きな影響を与えているのです。
昭和50年代の食生活は、
米、魚、大豆、野菜を中心とした伝統的な食生活に、
肉類、牛乳、乳製品、鶏卵、油脂、果物が加わった、
多様で栄養バランスの取れた
「日本型食生活」が形成されていました(※1)。
しかし、近年は、米の消費量が減少する一方、
畜産物、油脂の 消費量が増加しています。
この畜産物や油脂類を生産するためには、
大量の飼料穀物(とうもろこし等)や
油糧原料(大豆、なたね等)が必要となりますが、
日本は人口に比べ農地が狭く、平坦でない
国土条件上のハンディキャップが存在するため、
飼料穀物や油糧原料を需要に見合うだけ
生産することができない背景があります。
このため、
大量の飼料穀物や油糧原料を輸入しており、
これが日本の自給率の低さの一因となると共に、
私たち日本人の食生活における
栄養バランスの乱れにつながっているのではないか
と推測できるのです。
野菜を食べなくなった日本人
特に野菜の摂取量の低下は顕著です。
1日の必要摂取量である350gを下回っており、
最近ではアメリカ人の摂取量をも下回っています!
特に 20歳代、30歳代は
野菜の摂取不足の状況にあります。
因みに、野菜摂取量ランキング
1位は“医食同源” の中国で、766g。
日本の倍以上の摂取量です。
2位は長寿食として注目の
“地中海食” ギリシャで、659g。
3位は“世界一肥満の少ない”
韓国で、548gです。
高脂肪の割に糖尿病が少ないスペイン、
イタリアも400gを超えていて(※2)、
野菜と生活習慣病、長寿の相関性を感じさせます。
このように大量の食品輸入(自給率の低さ)と
日本人の食生活には大きな関係があるのです。
日本の食料自給率は依然減少傾向にあり、カロリーベースでは約40%です。
つまりこの指標では、約6割を輸入に頼っていることになります。
これが日本人の食生活に大きな影響を与えているのです。
昭和50年代の食生活は、米、魚、大豆、野菜を中心とした伝統的な食生活に、肉類、牛乳、乳製品、鶏卵、油脂、果物が加わった、多様で栄養バランスの取れた「日本型食生活」が形成されていました(※1)。
しかし、近年は、米の消費量が減少する一方、畜産物、油脂の 消費量が増加しています。
この畜産物や油脂類を生産するためには、大量の飼料穀物(とうもろこし等)や油糧原料(大豆、なたね等)が必要となりますが、日本は人口に比べ農地が狭く、平坦でない国土条件上のハンディキャップが存在するため、飼料穀物や油糧原料を需要に見合うだけ生産することができない背景があります。
このため、大量の飼料穀物や油糧原料を輸入しており、これが日本の自給率の低さの一因となると共に、私たち日本人の食生活における栄養バランスの乱れにつながっているのではないかと推測できるのです。
野菜を食べなくなった日本人
特に野菜の摂取量の低下は顕著です。
1日の必要摂取量である350gを下回っており、最近ではアメリカ人の摂取量をも下回っています!
特に 20歳代、30歳代は野菜の摂取不足の状況にあります。
因みに、野菜摂取量ランキング
1位は“医食同源” の中国で、766g。
日本の倍以上の摂取量です。
2位は長寿食として注目の
“地中海食” ギリシャで、659g。
3位は“世界一肥満の少ない”
韓国で、548gです。
高脂肪の割に糖尿病が少ないスペイン、イタリアも400gを超えていて(※2)、野菜と生活習慣病、長寿の相関性を感じさせます。
このように大量の食品輸入(自給率の低さ)と日本人の食生活には大きな関係があるのです。
栄養バランス以上に大切な
安心で安全な食であるという前提
さて、我々の食生活を見直す上で注意するポイントは
栄養バランスだけでしょうか?
答えは当然「ノー」です。
やはり「安心安全な食」という概念が大切です。
気にするべき要素は多くありますが、
少なくとも「食品添加物」と「遺伝子組み換え」
に関しては可能な限りの「目」を持つ必要があります。
なぜならば前者には「危険添加物」と呼ばれ、
発がん性、アトピー、花粉症、催奇形性
との関連が疑われるなど、
少なからず危険がないとは言い切れないものが
数多く存在します。
もちろん、
完全に添加物を排除することは困難ですから、
自分がよく口にする食品添加物の性質を知った上で、
摂取しても良い安全な量を知ることが、
食品添加物と上手に向き合う生活と言えます。
一方、遺伝子組換えの弊害は、
遺伝子を操作することによって、
他の部分のバランスや機能が失われることにあります。
例えば、
遺伝子組み換え種子を使用する
アメリカの農場の多くで、
除草剤や殺虫剤が効かない
強力な雑草や害虫が出現し、
更に強力な農薬や遺伝子組換え種子が
開発されていきます。
証明されていない安全性がゆえに、
有害な “可能性” を示す研究結果が
多数あるのも事実であり、
「安心安全な食」を見分ける「目」を養うことが、
私たちの食生活を守る上での
最優先課題であると考えているのです。
※1 出典:農林水産省「食料需給表」
※2 出典:FAOSTAT「Food supply quantity(g/capita/day)」vegetables
栄養バランス以上に大切な
安心で安全な食であるという前提
さて、我々の食生活を見直す上で注意するポイントは栄養バランスだけでしょうか?
答えは当然「ノー」です。
やはり「安心安全な食」という概念が大切です。
気にするべき要素は多くありますが、少なくとも「食品添加物」と「遺伝子組み換え」に関しては可能な限りの「目」を持つ必要があります。
なぜならば前者には「危険添加物」と呼ばれ、発がん性、アトピー、花粉症、催奇形性との関連が疑われるなど、少なからず危険がないとは言い切れないものが数多く存在します。
もちろん、完全に添加物を排除することは困難ですから、自分がよく口にする食品添加物の性質を知った上で、摂取しても良い安全な量を知ることが、食品添加物と上手に向き合う生活と言えます。
一方、遺伝子組換えの弊害は、遺伝子を操作することによって、他の部分のバランスや機能が失われることにあります。
例えば、遺伝子組み換え種子を使用するアメリカの農場の多くで、除草剤や殺虫剤が効かない強力な雑草や害虫が出現し、更に強力な農薬や遺伝子組換え種子が開発されていきます。
証明されていない安全性がゆえに、有害な “可能性” を示す研究結果が多数あるのも事実であり、「安心安全な食」を見分ける「目」を養うことが、私たちの食生活を守る上での最優先課題であると考えているのです。
※1 出典:農林水産省「食料需給表」
※2 出典:FAOSTAT「Food supply quantity(g/capita/day)」vegetables