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【農場便り】前橋農場のアイドル2匹のヤギが3匹に…ヤギ出産の顛末

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    【農場便り】前橋農場のアイドル2匹のヤギが3匹に…ヤギ出産の顛末

    By sg_webmaster | 農場便り | Comments are Closed | 26 8月, 2022 | 0

    皆さんこんにちは 前橋農場のTです。

    今回は、翔栄ファーム・前橋農場(群馬県)で飼っている2匹のヤギと、突然のヤギ出産…という驚きの事件について、お届けいたします

    【目次】

    ・前橋農場のヤギ・イブ&ローズ
    ・2頭のヤギも成長して…
    ・子ヤギが赤ちゃんを出産?!
    ・ヤギの出産
    ・赤ちゃんヤギの人工保育
    ・生後2週間を迎えて

    ■ 前橋農場のヤギ・イブ&ローズ

    前橋農場では、今年の2月より2匹のヤギを飼育しています。

    ヤギには大きく分けてザーネン(一般的な大きさでお乳を取る)とシバヤギ(体が小さくペットとして飼育されている)に分かれます。
    前橋農場で飼育しているのは後者のシバヤギです。

    2匹は共にメスに、昨年12月24日クリスマスイブに生まれたことからイブとローズと名づけました。
    生まれたのは、なんと宮崎県。
    2匹の子ヤギは、生後2か月足らずで親から離れ、宮崎県から遠く遥々群馬県前橋の寒い地にやって来たのです。

    イブちゃんは体の毛色、模様が白、黒がはっきり入っていて小さな牛さんみたいです。
    人懐こく穏やかです。

    白の毛が多く、黒と茶色が少し入っている方が、ローズちゃん。
    ちょっと警戒心があります。

    ■ 2頭のヤギも成長して…

    月日が経つにつれて、それぞれ成長に違いが出始めてきました。

    人懐っこいイブちゃんは、ブラッシングをしてあげると気持ち良さそうにおとなしく、じっとしていたのですが、成長するにしたがって、あまり人に近寄って来なくなりました。

    逆に、ローズちゃんの方は警戒心もなくなり、ブラッシングをして欲しいと言わんばかりによって来るようになりました。
    体もイブちゃんよりやや大きくなりました。

    観察していると、ヤギの世界にも上下関係ができてくるようです。
    大きなローズちゃんの方が、どうやら強い模様。

    そしてさらに4月後半、イブちゃんのお腹が妙に横に張ってきているような感じに気付きました。

    病気では?

    と心配になり獣医さんに診ていただきました。
    しばしの問診あと、獣医さんの意見では、ストレスや環境的な要因、あるいは餌が変わると、お腹が張ることがある…とのことで、おなかの調子を整える粉の薬で様子を見ることになりました。

    ところが、事態は驚きの展開を見せたのです。

    ■ 子ヤギが赤ちゃんを出産?!

    イブちゃんのお腹は一向に膨らんだまま!
    本当に大丈夫かな…と心配していた7月11日の朝7時頃、事態は急変します。

    いつもの鳴き方ではないヤギちゃんの鳴き声に気づき様子を見てみると、何と!
    イブちゃんのお尻から赤ちゃんの顔が出ているではありませんか!!

    ど、どういうこと?!

    病気かと心配していたイブちゃんのお腹の張り…まさかまさかの赤ちゃんだったのです。

    私達農場メンバー、獣医さん、飼育のアドバイスをくださるヤギ農家さん始め全員が全くの想定外。
    突然、ヤギ出産となったのです。

    ヤギさんプチ情報

    ヤギは生後6か月ほどで大人になり、一年で2回発情期が訪れます。
    発情期には三日三晩泣き続けるという話で、妊娠から4~5か月で出産を迎えるそうです…。
    翔栄ファームのイブちゃん、ローズちゃんは、12月生まれなので、6月後半頃には、発情するかもと聞いていましたが、まさかこんなに早く出産するとは!
    しかも、メス2匹なので、こちらに来る前に妊娠していたという話で…

    ■ ヤギの出産

    ヤギのお産は比較的軽いと言います。
    イブちゃんも、時間の経過と共にお産は進み、赤ちゃんの首まで出てきました。

    このまま無事に済むかと見守っていましたが、ここから先に進みません。
    時間だけが進み、30分が経過するころには、親のイブちゃんの方もフラフラで今にも力尽きそう…赤ちゃんもかろうじて息をしている状況です。

    心配になってヤギ農家さんに電話したところ、人工的に赤ちゃんを取りださないと危険な状況だと言われました。

    まさか、自分たちで赤ちゃんを取り出す?!
    しかし、悩んでいる時間はありません。
    何としてもイブちゃんと赤ちゃんを助けたい一心で、無我夢中で赤ちゃんを取り出すことにしました。

    もう、無我夢中で、ほとんど覚えていないのですが、何とか赤ちゃんを取り出すことに成功。
    喜びもつかの間、母親のイブちゃんの様子が変です。

    通常、赤ちゃんが生まれた場合、母ヤギは、赤ちゃんの身体についている胎盤などをキレイに舐めるのですが、体力を消耗しすぎたのが、その様子が見られません。

    このままでは、赤ちゃんが危ない!

    私たちの手で赤ちゃんを守らないといけない!と覚悟を決めて人工保育に切り替えました。

    ■ 赤ちゃんヤギの人工保育

    ヤギ農家さんのアドバイスの下、突然始まったヤギの人工保育。

    まず、赤ちゃんの身体を拭くのですが、タオルは柔軟剤の匂いの無いものでふき取る必要があります。
    また、口に土がついていて、呼吸が苦しいようで、水を使ってぬぐうのですが、鼻に水が入ると良くないので、神経を使います。

    お願い 生きてー、頑張ってー

    アドバイスを聞きながら精一杯、無我夢中でした結果、赤ちゃんの泣き声が。
    そして、自分の足で一生懸命に立って歩こうとしている光景を目にしたとき、涙が溢れました。

    イブちゃん、赤ちゃん よく頑張ったねー!!

    でも、ここで終わりではありません。
    ヤギの場合、赤ちゃんが生まれて6時間以内に母親の初乳をどれだけたくさん飲ませられるかで、その後の成長に大きな影響が出るそうなのです。

    でも、まだまだ生後6カ月ちょっとのイブちゃんは、自分に何が起きているのかを把握できていない様子。
    とても、自然に授乳ができるように見えません。
    そこで、ちょっと可哀想でしたが、イブちゃんをちょっと抑え強引に、赤ちゃんに母乳を吸わせました。

    色々なことが落ち着いたのは数時間後。

    命の誕生、頑張って自分から立とうとしているヤギの姿を見たとき、自然に備わっているものの力って凄いなぁと感じさせられました。

    ■ 生後2週間を迎えて

    当初は順調に育っているように見えたのですが、実際は、なかなか母乳を飲ませてもらえず(人間で言うと育児放棄状態?)、かなり痩せてガリガリに。
    立って歩くのもままならない様子。

    そこで、シリンジ(哺乳瓶のようなもの)でミルクを飲ませたり、なるべく母乳を飲ませる努力をしたところ、ようやく元気になってきました。

    無邪気に飛びはねたり母親の姿が見えないと呼ぶようにメーメー泣いたり!
    イブちゃんの方も、徐々に赤ちゃんの存在を受け入れられようになってきました。

    最初は、赤ちゃんが母乳を吸おう近寄ると、逃げ回っていたのですが、近頃では長い時間ではありませんが、立ち止まって母乳を上げる光景も多々あります。

    イブちゃんえらいな~!凄いな~!と感じている今日この頃です。
    そして、ヤギちゃんのお世話にかかわっている皆さんに感謝です。

    ちなみに、赤ちゃんヤギの名前は「ミルク」にしました。

    お近くにお住まいの方は、お散歩がてら直売野菜を買いつつ、ヤギちゃんたちとの交流を楽しんでくれています。
    これからもヤギちゃんたちの様子をお伝えしていけたらと思います。

    ヤギちゃんの成長と癒しを身近で感じながら、野菜にも愛情をもって育てていきたいと思います。

    ヤギ, 前橋農場, 翔栄ファーム

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