翔栄ファーム翔栄ファーム翔栄ファーム翔栄ファーム
  • トップ
  • 安心安全野菜の宅配サービス
    • 野菜宅配サービス
    • 野菜のセット例
    • ネットで購入
  • コラム【農場便り】
  • 会社案内
    • 会社概要
    • 代表挨拶
    • 採用サイト
  • お問合せ
  • ネットで購入

オーガニック野菜と無農薬野菜の違い

NextPrevious

オーガニック野菜と無農薬野菜の違い

By sg_webmaster | 食の安心安全について | Comments are Closed | 12 5月, 2020 | 0

食に対する意識の高い多くの方には今更?
と言われてしまいそうですが、
当コラムでは改めて、オーガニック野菜、
有機野菜、無農薬野菜の違いについて
おさらいしたいと思います。

部分的な結論から申し上げますと、
オーガニック野菜と有機野菜
(あるいは有機栽培野菜)は同じです。
もともとは有機物を肥料として用いた
栽培方法に対して「オーガニック」
という言葉が当てられていたのですが、
今は、純粋な有機肥料を用いた
栽培方法という意味のほか、
化学肥料や殺虫剤などの農薬を使わない
「合成された農薬を使わない」栽培方法も
合わせた意味で一般的には
使われるようになっています。

しかし、これはあくまでも
世間に根付いた誤認のレベルであり、
実際はこんな生やさしいものではありません。

当然、自分の栽培したものを自称で
「オーガニック」や「有機」
ということはできません。
それどころかむしろ禁じられている
ことをはじめに申し上げておきます。

「オーガニック」や「有機」は有機JAS認証を受けたものだけ

まず、農産物及び加工食品において
「オーガニック」や「有機」と
商品に表示するためには、
農林水産省が定める有機JAS規格を
満たしていなければなりません。

有機JAS規格とは、
生産方法に関する規格のことです。
該当する農場において、
有機食品のJAS規格に適合した生産が
行われているか登録認証機関が検査し、
全ての基準をクリアし認証された事業者のみが、
有機JASマークを商品に貼ることができます。

つまり農林水産省の登録認定機関の
検査を受けて合格した物だけが
認定マークを付けて「有機」「オーガニック」
という表示を許可されることになるのです。

ではオーガニック、有機とは?

因みに、有機JAS制度で「有機農産物」とされる
大まかな規格は以下の通りになります。
・化学的に合成された肥料及び農薬の使用をさけること
・土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させること
・環境への負荷をできる限り低減した土地において生産すること
・遺伝子組み換え技術を利用しないこと
・種付け前の2年以上の間、有機肥料での土づくりを行った土壌で生産されたもの(多年生農産物は収穫前3年以上)
・栽培場は周囲から化学肥料等の使用禁止資材が飛散し、入ってくることを防止する措置を講じていることなどです。

中でも一つ目の
「化学的に合成された肥料及び
農薬の使用をさけること」という規格が、
「オーガニック=無農薬」と誤解されやすい
大きな要因ではないかと思われます。
有機JASでは、有機認定される栽培方法の中で
農薬の使用自体は認められています。
同じ働きをする農薬でも、
天然原料によるものはOKで
化学合成されたものはNGという考え方です。
例えば、微生物を有効成分とする殺菌剤など、
「有機」表示のできる農薬の使用は許容されています。
また、「有機栽培」は農薬の成分も
全てが「有機」というわけではなく、
天然原料であれば「無機物」も
含まれていたりするのです。
つまり、有機JASには
一定の基準に沿った独自の許容範囲が
設定されていることになります。
したがって、「オーガニック、有機」と
「無農薬」は別ものなのです。

「無農薬」とは?

では「無農薬」とは何でしょうか?
その説明に入る前に、
ここまでの私の間違えを
正しておかなくてはなりません。

それは「無農薬」という表示は
実は原則的に禁止されているのです。

では何といたらいいのでしょうか。
野菜を例にとります。
「栽培期間中、農薬不使用の野菜」、
無化学肥料も合わせるなら、
「栽培期間中、農薬・化学肥料不使用の野菜」
と表記するのが正解なのです。

しかしなぜ「栽培期間中」
という条件付けが必要なのか?

(便宜上このように表記しますが)
無農薬栽培とは、その名の通り、
栽培期間中に全く農薬を使用しない
栽培方法を指します。
が、これでは全く農薬を含まない
農産物をイメージしてしまいます。

実際には土壌に農薬が残留していたり、
他の畑からの飛散も考えられます。
農産物に全く農薬を含まないことを示す
厳格な基準やそれを認定する機関がないため、
誤解を招くことがないように、
現在は「無農薬」と表示することが
禁止されているのです。

しかし営農者の中には、栽培前の数年間、
農薬を一切使用せず完全無施肥の農地を確保し、
他の農地とは完全に隔絶された環境で
「栽培期間中、農薬・化学肥料不使用」の
農作物栽培をしている方々もおり、
加えて、自然栽培(各種定義があるが)を
されている方々もおられます。

もちろんどのような食材を選択するかは
個々人の判断によりますが、
農作物のカテゴリーには
様々な考え方の違いがあることを
ぜひともご理解いただければと思っております。

食に対する意識の高い多くの方には今更?と言われてしまいそうですが、当コラムでは改めて、オーガニック野菜、有機野菜、無農薬野菜の違いについておさらいしたいと思います。

部分的な結論から申し上げますと、オーガニック野菜と有機野菜(あるいは有機栽培野菜)は同じです。もともとは有機物を肥料として用いた栽培方法に対して「オーガニック」という言葉が当てられていたのですが、今は、純粋な有機肥料を用いた栽培方法という意味のほか、化学肥料や殺虫剤などの農薬を使わない「合成された農薬を使わない」栽培方法も合わせた意味で一般的には使われるようになっています。

しかし、これはあくまでも世間に根付いた誤認のレベルであり、実際はこんな生やさしいものではありません。
当然、自分の栽培したものを自称で「オーガニック」や「有機」ということはできません。それどころかむしろ禁じられていることをはじめに申し上げておきます。

「オーガニック」や「有機」は有機JAS認証を受けたものだけ

まず、農産物及び加工食品において「オーガニック」や「有機」と商品に表示するためには、農林水産省が定める有機JAS規格を満たしていなければなりません。

有機JAS規格とは、生産方法に関する規格のことです。該当する農場において、有機食品のJAS規格に適合した生産が行われているか登録認証機関が検査し、全ての基準をクリアし認証された事業者のみが、有機JASマークを商品に貼ることができます。

つまり農林水産省の登録認定機関の検査を受けて合格した物だけが認定マークを付けて「有機」「オーガニック」という表示を許可されることになるのです。

ではオーガニック、有機とは?

因みに、有機JAS制度で「有機農産物」とされる大まかな規格は以下の通りになります。
・化学的に合成された肥料及び農薬の使用をさけること
・土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させること
・環境への負荷をできる限り低減した土地において生産すること
・遺伝子組み換え技術を利用しないこと
・種付け前の2年以上の間、有機肥料での土づくりを行った土壌で生産されたもの(多年生農産物は収穫前3年以上)
・栽培場は周囲から化学肥料等の使用禁止資材が飛散し、入ってくることを防止する措置を講じていることなどです。

中でも一つ目の「化学的に合成された肥料及び農薬の使用をさけること」という規格が、「オーガニック=無農薬」と誤解されやすい大きな要因ではないかと思われます。有機JASでは、有機認定される栽培方法の中で農薬の使用自体は認められています。同じ働きをする農薬でも、天然原料によるものはOKで化学合成されたものはNGという考え方です。
例えば、微生物を有効成分とする殺菌剤など、「有機」表示のできる農薬の使用は許容されています。また、「有機栽培」は農薬の成分も全てが「有機」というわけではなく、天然原料であれば「無機物」も含まれていたりするのです。
つまり、有機JASには一定の基準に沿った独自の許容範囲が設定されていることになります。したがって、「オーガニック、有機」と「無農薬」は別ものなのです。

「無農薬」とは?

では「無農薬」とは何でしょうか?
その説明に入る前に、ここまでの私の間違えを正しておかなくてはなりません。

それは「無農薬」という表示は実は原則的に禁止されているのです。

では何といたらいいのでしょうか。
野菜を例にとります。「栽培期間中、農薬不使用の野菜」、無化学肥料も合わせるなら、「栽培期間中、農薬・化学肥料不使用の野菜」と表記するのが正解なのです。

しかしなぜ「栽培期間中」という条件付けが必要なのか?

(便宜上このように表記しますが)無農薬栽培とは、その名の通り、栽培期間中に全く農薬を使用しない栽培方法を指します。が、これでは全く農薬を含まない農産物をイメージしてしまいます。

実際には土壌に農薬が残留していたり、他の畑からの飛散も考えられます。農産物に全く農薬を含まないことを示す厳格な基準やそれを認定する機関がないため、誤解を招くことがないように、現在は「無農薬」と表示することが禁止されているのです。

しかし営農者の中には、栽培前の数年間、農薬を一切使用せず完全無施肥の農地を確保し、他の農地とは完全に隔絶された環境で「栽培期間中、農薬・化学肥料不使用」の農作物栽培をしている方々もおり、加えて、自然栽培(各種定義があるが)をされている方々もおられます。

もちろんどのような食材を選択するかは個々人の判断によりますが、農作物のカテゴリーには様々な考え方の違いがあることを、ぜひともご理解いただければと思っております。

参照資料
キャノングローバル戦略研究所「新型コロナウイルスで食料危機が起きるのか?」

無化学肥料, 無農薬, 翔栄ファーム, 自然栽培, 農業, 遺伝子組み換えでない, 野菜

Related Post

  • お米はなぜ研ぐの?

    By hara-syouei | Comments are Closed

    お米はなぜ研ぐ(とぐ)のでしょうか?そもそも、お米はなぜ研ぐ必要があるのでしょうか? お米を研ぐのは、お米の表面に付着したぬかやゴミ、ホコリなどを取り除くためです。 お米の汚れをゴシゴシと手で研いで落とすことによって、ごRead more

  • 驚くべき味噌パワー! 自然栽培の大豆で作る手づくり味噌

    By hara-syouei | Comments are Closed

    基本調味料「さ・し・す・せ・そ」の「そ」にあたる味噌、味噌のルーツは中国?韓国?それとも日本?と説はいろいろあるようですが、日本の伝統食品であり、日本人の食生活、健康を支えてくれていることは間違いありません。 「一汁一菜Read more

  • 乾燥させたり、漬けたりすることで高まる保存性、野菜の貯蔵法について考えよう!

    By hara-syouei | Comments are Closed

    前回は上泉理想大根のお話を交えて種の継承と慣行農法についてをご紹介させていただきました。今回は、翔栄ファームが挑戦した干し大根や切り干し大根のお話です。天日干しなどで乾燥させたり、漬物にしたりすることで保存性が高まる野菜Read more

  • 消えゆく伝統野菜 「上泉理想大根」種の継承と慣行農法について考える!

    By hara-syouei | Comments are Closed

    種(たね)、とっても小さい一粒ですが、その役割の偉大さには驚かされます。 今回は群馬県、現在の前橋市の消えゆく伝統野菜「上泉理想大根(かみいずみりそうだいこん)」のお話を交えて、「種の継承」と「慣行農法」についてのお話でRead more

  • 現在の農業における課題(3)持続可能な農業と安心・安全な食の問題

    By sg_webmaster | Comments are Closed

    翔栄ファーム・龍ヶ崎農場のKです。 3回にわたって考えてきました現代の農業における課題シリーズ。 最終回の今回は、 持続可能な農業 についてです。 最近よく聞く言葉ですが、「持続可能な農業」は本当に、可能なのでしょうか?Read more

NextPrevious

メルマガ登録

翔栄ファームのメールマガジンでは、不定期で「食の安心安全にまつわる豆知識」「農場の旬なお野菜情報」「農場体験などのイベント情報」「宅配サービスでのお買い得情報」など、さまざまな情報を発信していきます。

無料メルマガ登録はこちら

最近の投稿

  • 【農場便り】なぜ?4月から食品包装への「無添加」表示禁止の背景
  • 【農場便り】土について~腐葉土づくり!
  • 【農場便り】ボルゲーゼトマトの栽培について
  • お米はなぜ研ぐの?
  • 【農場便り】春まで美味しい里芋の魅力!

カテゴリー

  • イベント情報 (13)
  • おしらせ (3)
  • 超自然シリーズ (1)
  • 農場便り (134)
  • 食の安心安全について (106)
2023年4月
月 火 水 木 金 土 日
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
« 3月    

人も地球も健康にする本物の自然
安心・安全で美味しい作物を育てる農業を行います

合同会社 翔栄ファーム
群馬県前橋市上泉町1554番地1

  • トップ
  • 代表挨拶
  • 安心安全野菜の宅配サービス
  • 会社概要
  • 野菜セット例
  • 採用サイト
  • ネットで購入
  • お問合せ
  • コラム【農場便り】
お野菜のご購入はこちら お野菜のご購入はこちら
© SYOUEI CREATE Co., Ltd. All Rights Reserved
  • トップ
  • 安心安全野菜の宅配サービス
    • 野菜宅配サービス
    • 野菜のセット例
    • ネットで購入
  • コラム【農場便り】
  • 会社案内
    • 会社概要
    • 代表挨拶
    • 採用サイト
  • お問合せ
  • ネットで購入
翔栄ファーム

安心・安全な食の通販サイト「しぜんとくらそ(しぜくら)」