二酸化炭素の約310倍の温室効果
「日本農業再生論」の著者である高橋誠鮮氏と
木村秋則氏の対談の中に非常に興味深い話がありました。
「化学肥料と地球温暖化」との関係についてです。
今回はその概要をお伝えできればと思います。
一般的な知識では、オゾン層破壊物質といえば、
フロンガスが思い浮かぶのではないでしょうか。
もちろんこれも有力な原因の一つではありますが、
実はフロン類の排出量はオゾン層保護の
国際規制により大幅に減っています。
では一体何が? ということになりますが、
ここで話題に上がるのが「亜酸化窒素」なのです。
当然ですが、化学肥料や農薬、除草剤を
田畑にまくと汚染物質が地下水に混じります。
汚染された地下水は川に流れ込み、
やがて海に出て行くことになります。
海ではプランクトンが汚染物質を食べた結果、
何とそれが原因で大量発生につながり、
その呼吸熱で海水温が上がり、
台風が発生していくというのです。
2009年、アメリカ海洋大気局(NOAA)の
研究者のまとめによると、
農薬・化学肥料・家畜の排泄物に含まれる
窒素肥料をまいた農地などから発生する
亜酸化窒素ガスが、地球のオゾン層を
破壊する要因であるというのです。
因みに亜酸化窒素ガスは
地球温暖化の原因の一つといわれる
二酸化炭素の約310倍の温室効果があります。
二酸化炭素の約310倍の温室効果
「日本農業再生論」の著者である高橋誠鮮氏と木村秋則氏の対談の中に非常に興味深い話がありました。「化学肥料と地球温暖化」との関係についてです。今回はその概要をお伝えできればと思います。
一般的な知識では、オゾン層破壊物質といえば、フロンガスが思い浮かぶのではないでしょうか。もちろんこれも有力な原因の一つではありますが、実はフロン類の排出量はオゾン層保護の国際規制により大幅に減っています。
では一体何が?
ということになりますが、ここで話題に上がるのが「亜酸化窒素」なのです。
当然ですが、化学肥料や農薬、除草剤を田畑にまくと汚染物質が地下水に混じります。汚染された地下水は川に流れ込み、やがて海に出て行くことになります。海ではプランクトンが汚染物質を食べた結果、何とそれが原因で大量発生につながり、その呼吸熱で海水温が上がり、台風が発生していくというのです。
2009年、アメリカ海洋大気局(NOAA)の研究者のまとめによると、農薬・化学肥料・家畜の排泄物に含まれる窒素肥料をまいた農地などから発生する亜酸化窒素ガスが、地球のオゾン層を破壊する要因であるというのです。
因みに亜酸化窒素ガスは地球温暖化の原因の一つといわれる二酸化炭素の約310倍の温室効果があります。
農業のあり方そのものを考えていくべきなのかもしれません。
令和元年の日本においては大型の台風による
度重なる被害が発生しましたが、
恐らく今年に限ったことではないでしょう。
これからも温暖化が進む流れの中では、
むしろ頻度と規模において拡大傾向にある
と見るべきだと思うのです。
日本は農薬大国です。
日本近海の海水温の上昇に亜酸化窒素ガスの影響が
大きい以上、農業のあり方そのものを考えることが
自然災害被害を少しでも抑えていくアクションに
なりはしないでしょうか。
それは一人ひとりの地球環境の現状と今後に対する
意識の持ち方が大切だということでもあります。
日本はメディア統制が
非常にうまくいっている国だと言われます。
それは一長一短あると思うのですが、情報は自分から
取りにいくという姿勢を持つ必要があるのは事実です。
知らないことには始まらないからです。
地球環境は自分の体内環境とも密接に関連します。
我々には知るべき事柄が確実にあるのです。
農業のあり方そのものを考えていくべきなのかもしれません。
令和元年の日本においては大型の台風による度重なる被害が発生しましたが、恐らく今年に限ったことではないでしょう。これからも温暖化が進む流れの中では、むしろ頻度と規模において拡大傾向にあると見るべきだと思うのです。
日本は農薬大国です。
日本近海の海水温の上昇に亜酸化窒素ガスの影響が大きい以上、農業のあり方そのものを考えることが自然災害被害を少しでも抑えていくアクションになりはしないでしょうか。
それは一人ひとりの地球環境の現状と今後に対する意識の持ち方が大切だということでもあります。
日本はメディア統制が非常にうまくいっている国だと言われます。それは一長一短あると思うのですが、情報は自分から取りにいくという姿勢を持つ必要があるのは事実です。知らないことには始まらないからです。
地球環境は自分の体内環境とも密接に関連します。我々には知るべき事柄が確実にあるのです。