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【農場便り】自然農法の畑と慣行農法の畑は大きく違うのです

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    【農場便り】自然農法の畑と慣行農法の畑は大きく違うのです

    By sg_webmaster | 農場便り | Comments are Closed | 29 7月, 2022 | 0

    ■ 雑草によってネギが全滅した苦い経験

    前橋農場のN.Kです。

    私たちのこだわって取り組んでいる農法である
    無農薬・無化学肥料で栽培することを
    ご近所で農業をされている方にお話しすると、
    大抵の方はびっくりされます。

    それはその方たちも実際に野菜を育てられていて、
    無農薬・無化学肥料で病害虫や、
    病気で満足できる野菜を育てることが
    非常に難しいことをご存じだからだと思います。

    また、野菜は病害虫に影響されるだけなく、
    これからの時期は特に雑草との闘いが始まっています。
    野菜が順調に育ち、畑に生えてくる雑草に
    負けない大きさに育ってくれれば良いのですが、
    除草が間に合わないと畑の中で種から出た野菜が育つのに必要な、
    光や風を十分に得ることが出来ず負けてしまうこともあります。

    昨年我々の農場付近でクマが出没し、
    その畑での作業に出ることが出来ず、
    除草作業が行えなかったために雑草がはびこり、
    それまで折角育っていた野菜たちを
    ダメにしてしまうという事が発生しました。
    特にネギは光が十分に当たらないと育つことが出来ず、
    それまで順調に育っていたものが、
    雑草の成長に打ち勝つことが出来ず、
    ほぼ全滅となってしまいました。

    畑は除草作業をおこなわないと、
    この時期は一気にジャングルと化します。
    除草剤を使わないので、私たちは鎌、刈払い機などを使い、
    野菜が育つ環境を保てるよう
    除草作業を日々おこなう必要があります。

    ■ 自然農法の畑と慣行農法の畑は大きく違う

    私たちの畑では、雑草も畑の仲間として考え、
    完全に取り去ることはありません。
    野菜が育つための環境を作ってくれる仲間と考えます。

    野菜の成長を妨げるような
    大きなサイズにならないように草刈りを行い、
    刈った草は野菜の根元に敷き詰め、
    土に直射日光が当たることで土壌微生物が死ぬのを防ぎ、
    土が乾燥することを防止、
    雑草が生えないようにと農業資材として活用します。
    また、雑草堆肥として発酵させ、
    野菜への栄養源として活用します。

    一方慣行農法の畑において
    雑草は作物を育てるうえで邪魔なものという考えから、
    徹底して排除しようという対応になります。
    また、雑草は虫や病気が生き残るための
    環境ともなってしまうのです。
    このため、同じ畑と言っても片や雑草が残っている私たちの畑と、
    手入れが行き届き雑草一本も生えていない慣行農法の畑という
    全然見え方が違う畑が出来上がります。

    野菜を育てられている方にしてみれば、
    我々の畑は病害虫の温床となってしまうリスクをはらんでいます。
    同じ農業を行っていても方針の違いで、
    畑の様子は全く違ってきます。

    ■ 翔栄ファーム周辺地域の皆様との関係

    私たちの畑は、現在、群馬県前橋市、
    茨城県龍ケ崎市、岐阜県美濃加茂市のそれぞれ三カ所にあります。
    それぞれの畑は全く独立して存在するわけではなく、
    当然ご近所さんの畑と隣り合っている箇所もあります。

    そしてそれはある意味、
    「農法の考え方の違いでまるっきり違う畑が隣に来た」
    という見方をすることも出来るわけです。

    単に畑の境界という問題だけなく、
    その環境にも隣接することになるのですから、
    一歩間違えばお隣さんとの問題が発生することも
    当然考えられるわけです。
    近くにお住いの方から、
    ある種の草は、よく鳴くバッタが集まってしまい、
    うるさいので出来るだけ伸ばさないようにして欲しいなど、
    ご要望をいただくこともあります。

    また、固定種の種を保存されているお隣様に
    「自然栽培でそれらを育てて行きたい」と申し出た際、
    「農薬も使わないで野菜が育てられるのか」
    とおっしゃられてしまいましたが、
    実際に我々の畑で播種・育成する過程を見ていく中で、
    随時様々な形でアドバイスをいただくことができ、
    無事皆様にお届けする品質の野菜を育てられたこともありました。

    これ以外にもお隣の慣行農法でやられている農家の方から、
    農薬を撒く際に私たちの畑にその影響が出ないようにと、
    わざわざ畑の作付け面積を減らしてまで、
    我々の畑との間に緩衝地帯を設けるご配慮をいただていたり、
    野菜の植付に失敗ししょげているところ、
    「良ければこの苗使って」とお隣さんから
    苗を分けていただいたこともありました。

    ■ 翔栄ファームの野菜作りを続けていくには

    その地域に長きに渡り根差し、
    農業を続けられている方々からすれば、
    私たちは“ひよっこ”みたいなものだと思うのですが、
    それぞれの地域の農家の方々と
    良い関係を保っていかないと、
    私たちの農業も続けて行くことが難しくなります。

    私たちの農業は「継続的に安心・安全なものを提供すること」
    を考え現在の農法を採用しています。
    これらを続けてゆくには私たちの想いを
    地域の方々にご理解、ご協力をいただきながら
    進めて行かなければなりません。

    私たちが皆様にお野菜をお届け出来るのも、
    このように地域の皆様のお力添えの上で
    成り立っていることをご紹介させていただきました。

    引き続き地域の皆様との良い関係を築いてゆけるように、
    努めてまいりたいと思っています。

    少し手が足らず、雑草に負けそうになっているカーリーケールです。早急にレスキュー除草!
    栗畑の下草刈り作業です。半年放っておくとジャングルになります!
    ケール畑の除草作業風景です。雑草は畝の間にマルチとして敷いています!
    定植したズッキーニの株本に雑草でマルチをしました!奥に畑に遊びに来たキツネさん!
    少し手が足らず、雑草に負けそうになっているカーリーケールです。早急にレスキュー除草!

    ■ 雑草によってネギが全滅した苦い経験

    前橋農場のN.Kです。

    私たちのこだわって取り組んでいる農法である無農薬・無化学肥料で栽培することをご近所で農業をされている方にお話しすると、大抵の方はびっくりされます。

    それはその方たちも実際に野菜を育てられていて、無農薬・無化学肥料で病害虫や、病気で満足できる野菜を育てることが非常に難しいことをご存じだからだと思います。

    また、野菜は病害虫に影響されるだけなく、これからの時期は特に雑草との闘いが始まっています。野菜が順調に育ち、畑に生えてくる雑草に負けない大きさに育ってくれれば良いのですが、除草が間に合わないと畑の中で種から出た野菜が育つのに必要な、光や風を十分に得ることが出来ず負けてしまうこともあります。

    昨年我々の農場付近でクマが出没し、その畑での作業に出ることが出来ず、除草作業が行えなかったために雑草がはびこり、それまで折角育っていた野菜たちをダメにしてしまうという事が発生しました。特にネギは光が十分に当たらないと育つことが出来ず、それまで順調に育っていたものが、雑草の成長に打ち勝つことが出来ず、ほぼ全滅となってしまいました。

    畑は除草作業をおこなわないと、この時期は一気にジャングルと化します。除草剤を使わないので、私たちは鎌、刈払い機などを使い、野菜が育つ環境を保てるよう除草作業を日々おこなう必要があります。

    定植したズッキーニの株本に雑草でマルチをしました!奥に畑に遊びに来たキツネさん!

    ■ 自然農法の畑と慣行農法の畑は大きく違う

    私たちの畑では、雑草も畑の仲間として考え、完全に取り去ることはありません。野菜が育つための環境を作ってくれる仲間と考えます。

    野菜の成長を妨げるような大きなサイズにならないように草刈りを行い、刈った草は野菜の根元に敷き詰め、土に直射日光が当たることで土壌微生物が死ぬのを防ぎ、土が乾燥することを防止、雑草が生えないようにと農業資材として活用します。また、雑草堆肥として発酵させ、野菜への栄養源として活用します。

    一方慣行農法の畑において雑草は作物を育てるうえで邪魔なものという考えから、徹底して排除しようという対応になります。また、雑草は虫や病気が生き残るための環境ともなってしまうのです。このため、同じ畑と言っても片や雑草が残っている私たちの畑と、手入れが行き届き雑草一本も生えていない慣行農法の畑という全然見え方が違う畑が出来上がります。

    野菜を育てられている方にしてみれば、我々の畑は病害虫の温床となってしまうリスクをはらんでいます。同じ農業を行っていても方針の違いで、畑の様子は全く違ってきます。

    ■ 翔栄ファーム周辺地域の皆様との関係

    私たちの畑は、現在、群馬県前橋市、茨城県龍ケ崎市、岐阜県美濃加茂市のそれぞれ三カ所にあります。それぞれの畑は全く独立して存在するわけではなく、当然ご近所さんの畑と隣り合っている箇所もあります。

    そしてそれはある意味、「農法の考え方の違いでまるっきり違う畑が隣に来た」という見方をすることも出来るわけです。

    単に畑の境界という問題だけなく、その環境にも隣接することになるのですから、一歩間違えばお隣さんとの問題が発生することも当然考えられるわけです。近くにお住いの方から、ある種の草は、よく鳴くバッタが集まってしまい、うるさいので出来るだけ伸ばさないようにして欲しいなど、ご要望をいただくこともあります。

    また、固定種の種を保存されているお隣様に「自然栽培でそれらを育てて行きたい」と申し出た際、「農薬も使わないで野菜が育てられるのか」とおっしゃられてしまいましたが、実際に我々の畑で播種・育成する過程を見ていく中で、随時様々な形でアドバイスをいただくことができ、無事皆様にお届けする品質の野菜を育てられたこともありました。

    これ以外にもお隣の慣行農法でやられている農家の方から、農薬を撒く際に私たちの畑にその影響が出ないようにと、わざわざ畑の作付け面積を減らしてまで、我々の畑との間に緩衝地帯を設けるご配慮をいただていたり、野菜の植付に失敗ししょげているところ、「良ければこの苗使って」とお隣さんから苗を分けていただいたこともありました。

    ■ 翔栄ファームの野菜作りを続けていくには

    その地域に長きに渡り根差し、農業を続けられている方々からすれば、私たちは“ひよっこ”みたいなものだと思うのですが、それぞれの地域の農家の方々と良い関係を保っていかないと、私たちの農業も続けて行くことが難しくなります。

    私たちの農業は「継続的に安心・安全なものを提供すること」を考え現在の農法を採用しています。これらを続けてゆくには私たちの想いを地域の方々にご理解、ご協力をいただきながら進めて行かなければなりません。

    私たちが皆様にお野菜をお届け出来るのも、このように地域の皆様のお力添えの上で成り立っていることをご紹介させていただきました。

    引き続き地域の皆様との良い関係を築いてゆけるように、努めてまいりたいと思っています。

    参考:
    (*1):年間1人当たりの米の消費量をおしえてください。:農林水産省 (maff.go.jp)
    (*2):有機農業をめぐる我が国の現状について (maff.go.jp)
    (*3):竜ヶ崎ニュータウン – Wikipedia

    固定種, 在来種, 慣行栽培, 慣行農業, 慣行農法, 無化学肥料, 無農薬, 翔栄ファーム, 自家採種, 自然栽培, 農業, 遺伝子組み換えでない, 野菜, 除草, 雑草

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