皆さんこんにちは!翔栄ファーム 龍ヶ崎農場のMです。
年が明けた龍ヶ崎農場では、『干し芋作り体験』を、今年もまつやま保育園にて開催致しました。
遠くでも通いたい保育園を目指し、「 健康でたくましい子」「 人を思いやることのできる子」「 自分で考え行動できる子」を保育目標にする『まつやま保育園』と翔栄ファームは”子供達の食育”を通して、以前からいろいろな取り組みを行ってきました。
食べ物がどうやってできているのか知ってもらうための取り組みとして、昨年も大好評だった『干し芋作り体験』に約50名の保育士さんと園児が参加してくれました。
今回は笑顔と歓声が渦巻いた干し芋作りの模様をお話しいたします。
■ 干し芋作りの準備開始!
龍ヶ崎農場からは私を含めて3人のスタッフで、まつやま保育園内にしつらえてある窯場で2時間前から火おこしを始めて、芋を蒸しました。
園児たちは、普段見慣れていないかまどでの湯沸かしの様子や、木を焚べたり水を足したりなどの、様々な作業に興味を持ってじっと見入っていました。
今回使用するさつまいもは、龍ヶ崎農場で作った”紅はるか”という品種です。
紅はるかは食味、いもの形状、収量性、病害虫抵抗性のバランスのとれた食用の品種で、 しっとりとした肉質と高い糖度が特徴で、焼きいも・料理・お菓子・焼酎など、いろんな楽しみ方ができる品種です。
蒸し加減は、竹串よりも細い細串が抵抗なく刺せるくらいまでが目安です。
加熱が短いとかたい干し芋になってしまうので、少し蒸しすぎなくらいがちょうど良いです。
蒸しあがった紅はるかを少し冷まして、ピーラーで皮を剥いていきます。
なるべく皮だけを丁寧に剥きとっていきます。ここまでで第一段階が終了です。
第二段階はむき身の紅はるかを、スライサーを使って平べったくスライスします。
全体が均等に平べったくなるようにするには、素早くスライサーを通すのがコツです。
スライスした紅はるかを個別に剥がしてトレイに並べます。
陰干しではなく、直接日光が当たる場所で干します。
日が暮れたら、保管場所を移動します。暖房が効いた部屋に置いてしまうと、カビが生えることもあるので、部屋の風通しがよく寒い場所に置きます。
埃や虫がつかないようにカバーをして、1週間ほど天日干しすれば出来上がりです。
■ 園児たちの”干し芋作り”開始!
ここからは園児たちに体験してもらいます。
みんな真剣な眼差しで、紅はるかをスライスしてトレイに並べてくれました。
まつやま保育園の3分1の園児は、今まで干し芋を食べたことがなかったそうです。
蒸した芋のはじっこをつまみ食いして「美味しい!」「甘い!」と園内のあちこちで歓声が上がっていました。
「みんながスライスして丁寧に並べた紅はるかが、1週間後に美味しい干し芋になるんだよ」と言うと、園児たちは「早く食べたい!」「楽しみ!」と走り回ったり、ピョンピョン跳ねたりしていました。
全ての紅はるかを干し終わったところで、干し芋作りは終了しました。
園児たちが元気な声で「ありがとうございました!」と言ってくれ、キラキラした笑顔に、私たちの顔も心も和みました。
■ みんなで干し上がった干し芋を実食!
1週間後に保育士さんから、しっかりと美味しく干し上がった紅はるかを「みんなで食べました!」とご連絡いただきました。
とても甘くて美味しかったそうで、園児たちはパクパク食べてくれたそうです。
翔栄ファームでは、安心・安全な食べ物での食育を通じて、これからもさまざまな取り組みやイベントを行っていきます。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
無農薬・無化学肥料で作った自然の甘さがギュッと詰まった、茨城県龍ヶ崎産「紅はるか」の干し芋は、こちらで販売していますので、ぜひ一度召し上がってみてください。