皆さんこんにちは!翔栄ファーム 前橋農場のWです。
2024年も前橋農場恒例の”新春おもちつき”イベントを開催をしました。
今回は前回よりも多い、大人とお子さん合わせて、30名以上の方々にご参加をいただき、たくさんおもちをついてもらって、つきたてのおもちを味わっていただきました。
今回は前橋農場が歓声と笑い声で溢れたイベントの模様をお伝えいたします。
■ おもちつきイベントの準備開始と吹き荒れる強風
イベントの前日、実は前橋農場ではすでにおもちつきが始まっていました。イベントの当日は来ていただいた皆様ご自身でついてもらったおもちを、その場でお召し上がりいただきたいので、お土産用のおもちを準備するためでした。
これが1ヶ月以上前から進めてきた準備の最終項目でした。これさえ終わればイベント当日を迎えるだけでしたが、私の頭には不安が渦巻いていました。不安の要素とは天候です。私の目の前では、強風がビュウビュウと吹き荒れていたのです。
屋外でのもちつきだと舞い上がった砂埃がおもちをダメにしてしまうと思わせるほどの強風でした。
お土産用のおもちは、屋根と壁がある場所でついていました。明日も天候が変わらなければ、手狭になりすぎてしまう場所でやるしかないか・・・そう思いながら片付けを終えて帰路につきました。
朝目を覚ますと、昨日の強風が嘘のように止んでいました。前橋の空は青く晴れ渡り、紛れもないもちつき日和でした。
朝10時になると、参加してくださる方々が集まってくださいました。
皆さん澄み渡る青空のように晴れやかな笑顔でした。
■ おもちつき開始!
朝10時30分からペッタンペッタンとおもちつきが始まりました。
もち米は、みつばちや生き物が元気に生息できるように、環境に配慮して栽培された『みつばちの里』の”玄米もち米”を使用しました。
まずはお子さんたちが、親御さんと一緒についてくれました。周りの方々の掛け声に合わせておもいっきり杵を振り下ろします。もち米がおもちになっていく様を興味深げに見入る子もいました。
続いては女性同士でついてもらいました。丁寧についていき柔らかいおもちが出来上がりました。
続いてはご夫婦でついてもらいました。
最初は無言でついていましたが、黙ってやるとタイミングが合わないので、農場スタッフがおもちをこねる際に発する掛け声でテンポをつけたところ、見事に息が合ってきました。
農場スタッフの「ご夫婦だと息が合いますね」の言葉に周りの方々から笑い声が上がり、そこからさらに息を合わせていただこうと「普段なかなか言えないことを言ってください」とムチャぶりすると、意外にも「好きだよー!ペタン」
「愛してるよー!ペタン」と
照れながらも素敵な掛け声の応酬のおかげで、おもちが美味しくつきあがりました。他のご夫婦も積極的に参加してくださり、前橋農場はとても楽しい雰囲気に包まれました。
最後は男性のおもちつきです。力強い杵さばきでモッチモッチの美味しそうなおもちがどんどんつきあがっていきます。
今回は男性の人数も多かったことから、予定よりもだいぶ早くおもちをつき終わりました。
■ みんなでつきたてのおもちを実食!
おもちがつきあがると、みんなで程よい大きさにちぎり分けてこねていきます。
こねあがったら、できたてのおもちをそのままや、”大根のからみもち”や”砂糖醤油”をつけて味わってもらいました。
今回は、ゴミを減らすために皆さんにお椀と箸を持参していただきました。キャラクターのお椀や、こだわりのお椀も話のタネに、初対面の方々がお話しながら、翔栄ファームでとれたお野菜やお雑煮とともに美味しそうに食べてくださいました。
販売用のお野菜コーナーでは、翔栄ファーム産のごぼうや白菜やその他野菜の特徴・食べ方・栄養分・作り方のご説明を、実際に味わってもらいながら、興味深く耳を傾けていただきました。
ヤギ4匹を間近で見て夢中でエサをあげるお子さんがいたり、短時間でしたが地域の方々と交流ができて、とても充実した時間を過ごすことができました。
天候に恵まれたおもちつきを無事に終えることができました。ご参加頂いた方々をお見送りして、最後の方が車に乗った直後に、砂埃が舞うほどの風が吹き始めたのです。イベントが終わるのを待っていたかのような天候の急変ぶりでした。慌てて片付けをして、今年の新春おもちつきイベントは幕を閉じたのでした。