■ あなたは玄米を食べたことはありますか??
玄米は「ボソボソした食感で食べにくい!」「白米ほど美味しくない!」などと、苦手な方も少なくありませんが、その玄米を小豆と炊いて熟成させた『酵素玄米』にすると、今までの玄米のイメージを覆す『最強の主食』に大変身するのです!
優しい甘みで食べやすく、もっちもちの食感は少量でも満足感を得られます。
栄養豊富で様々な効果が期待でき、消化にも優れているので体の負担が軽減され、糖質が気になる方や、ダイエットしている方や、家族やお子さんの健康を考える方など、日々の食生活を安全で健康的にしたい方におすすめしたい主食です。
今回は、玄米を食べたことがない方や、玄米を食べたけど好きになれなかった方や、玄米が大好き!という方にも絶対知っておいて欲しい、『酵素玄米のすごすぎる9つの効果』と『その効果と美味しさを引き出す食べ方』についてお伝えします。
■ 白米と玄米の違いは?酵素玄米とは?
まずは玄米についてですが、玄米は、稲の実からもみ殻だけを取り除いた状態のもので、ぬかや胚芽はそのまま残ったものを指します。一方、白米は稲の実からもみ殻、ぬか、胚芽を取り除いたものです。
そのため、玄米には白米にはない、「ぬかや胚芽の栄養」が豊富に含まれています。
そして、酵素玄米とは、玄米に小豆と塩を入れて炊き上げたあと、3〜4日ほど保温して熟成させた玄米ごはんです。小豆や塩が入っているため、赤飯のように見た目はやや赤みがかっています。
近年、日本食はヘルシーで美容にも良いという認識が広まって、日本食が世界的なブームになっていますが、豆腐や寿司など今までの日本食とは違い、特に玄米菜食を実践する方が増えています。
アメリカの大学でも、玄米の健康成分[フェルラ酸、IP6(フィチン酸)、GABAなど]が研究され、研究結果は多くの学術論文として発表されています。
現代はほとんどの家庭が主食は白米ですが、そもそもずっと昔から日本人は、玄米を主食にして健康を維持してきたのです。
■ 2900年前から日本人が食べ続けた玄米
弥生時代から始まった米食文化は、奈良時代から一部の貴族階級のみが白米食でした。
江戸初期頃までは、地方はもちろん江戸の庶民も玄米食が中心でしたが、江戸中期頃から段々白米に移行していき、江戸末期には白米が普通になっていきました。
当時、地方から江戸に行って生活していると寝込んでしまったり、体調が悪くなってしまう「謎の奇病」が流行りだしました。
しかし、江戸から離れると体調がすぐに回復してしまいます。
まるで呪いのような、江戸の謎の奇病を「江戸わずらい」と呼びました。
その奇病の正体は、「脚気(カッケ)」でした。
当時の人々は一汁一菜を基本とし、少量のおかずと主食の玄米を食べていました。
これは玄米が白米へ切り替わり、玄米に含まれるビタミンB1、B5が不足したことが原因といわれています。
日本人の健康を支え続けてくれた玄米には、ビタミンの他にもたくさんの栄養価が含まれています。
■ 酵素玄米の材料【玄米】の栄養
自然の食材を丸ごとそのままの形で取り入れる『マクロビ理論』でも玄米の栄養価の高さが取り上げられており、最近ではカフェやファミレスなどでも、玄米が提供されているお店も増えてきました。
令和の日本ではナチュラルフードの代表格ともいえる、美容や健康に良いとされている玄米ですが、実際にどのような栄養素が含まれていて、どのような効果があるのか知らない人も多いと思います。
ちなみに、玄米は完全食とも呼ばれ、白米に比べて豊富な栄養素を含んでいます。
麺類やパンやケーキなどの小麦製品や、白米は高エネルギーですが、栄養価は玄米と比べると、実はほとんどありません。
小麦製品や白米を食べた後でも、なぜか空腹感を感じることはありませんか?
この原因は、それらに多く含まれる糖質をたくさん食べると、血糖値が急上昇して、血糖値を下げるホルモン「インスリン」が分泌されます。「インスリン」が血糖値を急下降させると、また血糖値を上げるために糖を欲するため、実際にはお腹は空いていないけど、脳の指令により空腹感を感じやすいのです。
お腹いっぱいなのに、ついつい甘いものが欲しくなってしまう原因でもあります。
下の図は、玄米と白米の成分比較表です。含まれる栄養価の、明らかな違いをお分かりいただけると思います。
<玄米に含まれる栄養価>
・食物繊維
日本人に最も不足していると言われる栄養素のひとつ。玄米には、白米の約4.7倍の食物繊維が含まれています。便のかさを増やし、腸を刺激し、便通促進に役立ちます。
・ビタミンB群
玄米は白米と比べビタミンB1が8倍、ビタミンB6が10.5倍、ナイアシンが4.5倍含まれます。代謝をアップし、肌の調子を整えます。
・ミネラル
玄米は白米に比べ、ミネラルの総量が約6倍。鉄分やマグネシウムといったミネラルは、歯や骨を形成する栄養素です。
特に、日本人は鉄分が不足しがちと言われています。
■ 酵素玄米の材料【小豆】の栄養
玄米とともに熟成させる小豆には、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用がある、カテキン・ルチン・アントシアニン・イソフラボンなどのポリフェノールがたっぷりと含まれています。
<小豆に含まれる栄養価>
・マグネシウム
骨の重要な成分。すべての細胞内に含まれており、代謝をサポート、体内のミネラルバランスを整える。
・亜鉛
200種類以上の酵素の成分として重要なミネラルで、新陳代謝が活発な細胞に多く存在する。
・鉄
赤血球の材料になり、全身に酸素を運ぶ役割を担う。
・マンガン
老化の原因となる活性酸素を分解する酵素の成分となるほか、骨や関節の結合組織をつくるのに欠かせない成分。
・クロム
体内のあらゆる代謝に関わり、特に血糖を調節するホルモンであるインスリンの働きを助ける。
・食物繊維
ごぼうの3倍
・ポリフェノール
赤ワインの1.5倍、豆類の中でも特に含有量が多い
・カリウム
アボカドの2倍
・カルシウム
米やパンよりも多い
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・アントシアニン
・サポニン
これほどたくさんの栄養価を含む酵素玄米の”凄すぎる9つの効果”は次回詳しくお伝えいたします。
■ 動画での解説
動画でもご紹介しています。
もっと詳しく知りたい!という方はぜひご覧ください^^