食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程でまたは食品の加工・保存の目的などで使用されています。天然由来の添加物は化学的に合成された添加物よりも安全と思われがちですが本当に安全なのでしょうか?
■天然由来の添加物は本当に安全なの?
食品添加物と聞くと「体に悪いイメージ」が先行しがちですが、日本では食品衛生法に基づき、厳しい審査や安全試験を通過したものだけが認められています。
化学的に合成された合成添加物のことだけを添加物というわけではなく食品添加物には植物や動物由来の成分を活用した昆布、果物などの天然添加物もあります。しかしながら、天然だから安心、合成だから危険というわけではありません。
■添加物の種類

厚生労働省により評価を受けている添加物には、安全性が確認された物質が含まれている指定添加物、使用実績がある既存添加物、天然香料、一般飲食物添加物、と分類されております。
◎指定添加物
調味料や保存料など合成品、もしくは天然品どちらも安全性と有用性を認められ、それぞれ設定された基準を守って利用されることで安全を確保しています。
◎既存添加物
日本で古くから使用されてきた天然成分、漬物、和菓子など植物由来の保存料などです。古くから使用されていたから大丈夫と思われがちですが、その実績に頼らずより確実な安全性を検証しています。

◎天然香料
植物の葉や花、動物由来の成分、自然のものから抽出された香り成分を利用した食品添加物のことで香りは合成よりも自然です。が、アレルギーの可能性があるため過信は禁物、注意が必要です。肌についたまま日光に当たることで皮膚トラブルになったり、香りの刺激が強すぎたりと安全を意識した使用する必要があるようです。

◎一般飲食物添加物
レモン果汁、寒天、ココアパウダーなど日常的に口にしているものを利用している食品添加物のことを言います。
目的に合わせて加工されておりますがいつも食べているからと言っても大量に摂取すると負担がかかります。食品表示を確認し適量を守ることが重要です。
■天然由来の食品添加物本当に安全?

素材本来の風味、色合いを活かした天然由来の食品添加物は自然志向の方に注目されています。
しかしながら、産地、季節、気候によって品質がばらつくため安定して供給することが難しい、コストが高い、また抽出時や加工時に化学的処理が施されている可能性もあるため無条件で安全ですと考えるわけにはいきません。
ただ、天然由来の食品添加物は風味が強くなく、素材そのものが持つ味わいを活かしてくれます。そのため健康志向の方、お子様の安全を気に掛けるご家庭などにも安心感を得られるのでという理由から好まれているようです。
天然なら悪いものがないので体に良いとは言えません。
不必要な食品添加物をできるだけ摂取しない、天然由来のものをできるだけ優先して利用することなどを考えながら、また、何でも摂りすぎないよう使用量、摂取バランスをよく考え賢く選び、自然の恵みを毎日の料理に摂り入れることで料理の幅を広げてみませんか?








