ここしばらくの間、
翔栄ファームのスタッフ紹介を展開してきましたが、
第一弾の括りとしては今回が最終回となります。
本日ご紹介するメンバーは、
岐阜県にある美濃加茂農場で原木椎茸、
六条大麦、桑等の栽培を軸に置きながら
広大な面積の農地を活用した
ソーラーシェアリングにも取り組んでいる木村さんです。
現在、翔栄ファーム美濃加茂農場で
営農しております木村と申します。
私が翔栄ファームの一員となったのは2018年です。
農業そのものに従事するのは初めてではありますが、
出身校である東京農業大学では
農業拓殖学科(現:国際農業開発学科)に在籍し、
少し大袈裟な言い方かもしれませんが、
世界のどこにいたとしても「ここで農業をする」
という状況になった時に対応できるよう、
農業に必要な幅広い分野の勉強してまいりました。
因みに母校の諸先輩方たちは
海外で営農をされている方や、
青年海外協力隊などに参加され、
現地農業の発展に関与するなど、
グローバルに活躍されている方も多数おります。
さて、大学卒業後、
私は思うところがあり情報商社で学術情報、
特に多くの製薬会社を得意先として、
世界の医薬品開発情報データベースを販売しておりました。
このようなビジネス環境にあったため、
必然的に製薬会社の方々との接点があり、
医薬品の開発にかかる様々な裏話を伺うことが出来ました。
薬が世の中で販売されるまでには
様々なハードルがあり、製薬企業の研究開発は
常に失敗と隣り合わせな状況で仕事をされています。
そのように日々苦労を重ねながら
製品を世の中に出す努力を続ける社員の方々の、
極力薬は飲みたくないという言葉は非常に印象的でした。
俗に“薬と毒は紙一重”と言われますが、
やはり薬を飲まずに過ごせるのであれば、
飲まないに越したことはない、
また、食事についても安全であるべきだ
と考えるようになりました。
その後、私が販売していたこのシステムが
他社に売却されたことをきっかけに、
再度自分の人生を見直したい
という思いが強くなりました。
結果、自分のアイデンティティー形成に
大きな影響を及ぼしている
“農業”に携わることを決意したのです。
背景には次のようなことがあったかもしれません。
私の家は自営業でしたが、
一時期植木鉢や観葉植物などの鉢物を販売していたこと、
また親戚が農家だったこともあり、
植物を育てることなどがとても良い思い出として
私の脳裏に刻まれていました。
実際に世の中に役立つ仕事をやってみたい
という想いもありました。
この時に安心・安全な食を提供するため、
自社で自然農法で営農しようとしている
翔栄クリエイトに出会いました。
ちょうど農業部門の立ち上げの時期で、
まさに翔栄ファームの誕生前夜でした。
前橋農場の立ち上げ、龍ヶ崎農場の賃貸借契約など、
作物を栽培する手前の段階で
やるべきことが山積していました。
関係者皆さんの協力により、
これら農場で自然栽培を行う環境が整い、
宅配サービスをスタートする準備が
ようやく出来上がったのです。
今思えばその当時は
もの凄いエネルギーが渦巻いていたように思います。
すべてがスピーディーでしかも密度が濃く、
次から次へと新しいミッションが舞い込んできました。
そしてその中の一つとして、
営農しながら太陽光発電を行う
“ソーラーシェアリング”を立ちあげる
という話があったのです。
美濃加茂農場は全部で
約12ヘクタールの広さがあります。
現在は原木椎茸を中心に、
六条大麦、桑、野菜などの栽培、
また、日本ミツバチの飼育準備を行っています。
こちらの農場は石が多く、粘土質の土のため、
前橋や龍ケ崎農場と同じように
農産物を栽培していくことは
現時点では少し難しい点もありますが、
岐阜と言う土地柄を活かし、
安心・安全な食を提供する翔栄ファームとして、
農産物をご提供するように努めてまいります。
又、他の農場と比べ、特筆すべきことは
やはりソーラーシェアリングだと思います。
ここは農場なのでもちろんメインは農業です。
ただ当社は再生可能エネルギーの事業も行っているため、
あくまでも二次的な要素として
広大な農地を活用したソーラーシェアリングを
実現させることができるのです。
さて、農作物の話に戻します。
昨年から始めた原木椎茸栽培ですが、
初年度はあくまでも試験栽培ということもあり
原木の栽培本数は少なかったのですが、
今秋からは太陽光パネル下で本格的な栽培をおこなうため、
受入本数を大幅に増やす予定です。
過去の農場便り
「翔栄ファーム美濃加茂農場の原木椎茸収穫(春子)https://syouei-farm.net/nojo/210319/」
でもご紹介していますが、
植菌(原木に椎茸菌を植え付ける)した原木は
4年間にわたり椎茸を生やしてくれます。
現在の計画では4年後には
7万本以上の原木を管理する予定です。
眩暈がするような規模ではありますが、
美濃加茂農場の広大な面積一杯に原木椎茸を栽培し、
更に同規模のソーラーシェアリングが実現できれば
次代のサステイナブルな農業の一つの形を
世界に指し示せるのではないかと思っています。
“自然栽培と再生可能エネルギーの融合による
環境問題解決への貢献”を目指して、
翔栄ファーム美濃加茂農場は
これからも一歩一歩前進して参ります。
ここしばらくの間、翔栄ファームのスタッフ紹介を展開してきましたが、第一弾の括りとしては今回が最終回となります。
本日ご紹介するメンバーは、岐阜県にある美濃加茂農場で原木椎茸、六条大麦、桑等の栽培を軸に置きながら広大な面積の農地を活用したソーラーシェアリングにも取り組んでいる木村さんです。
現在、翔栄ファーム美濃加茂農場で営農しております木村と申します。
私が翔栄ファームの一員となったのは2018年です。農業そのものに従事するのは初めてではありますが、出身校である東京農業大学では農業拓殖学科(現:国際農業開発学科)に在籍し、少し大袈裟な言い方かもしれませんが、世界のどこにいたとしても「ここで農業をする」という状況になった時に対応できるよう、農業に必要な幅広い分野の勉強してまいりました。因みに母校の諸先輩方たちは海外で営農をされている方や、青年海外協力隊などに参加され、現地農業の発展に関与するなど、グローバルに活躍されている方も多数おります。
さて、大学卒業後、私は思うところがあり情報商社で学術情報、特に多くの製薬会社を得意先として、世界の医薬品開発情報データベースを販売しておりました。このようなビジネス環境にあったため、必然的に製薬会社の方々との接点があり、医薬品の開発にかかる様々な裏話を伺うことが出来ました。
薬が世の中で販売されるまでには様々なハードルがあり、製薬企業の研究開発は常に失敗と隣り合わせな状況で仕事をされています。そのように日々苦労を重ねながら製品を世の中に出す努力を続ける社員の方々の、極力薬は飲みたくないという言葉は非常に印象的でした。俗に“薬と毒は紙一重”と言われますが、やはり薬を飲まずに過ごせるのであれば、飲まないに越したことはない、また、食事についても安全であるべきだと考えるようになりました。
その後、私が販売していたこのシステムが他社に売却されたことをきっかけに、再度自分の人生を見直したいという思いが強くなりました。結果、自分のアイデンティティー形成に大きな影響を及ぼしている“農業”に携わることを決意したのです。
背景には次のようなことがあったかもしれません。
私の家は自営業でしたが、一時期植木鉢や観葉植物などの鉢物を販売していたこと、また親戚が農家だったこともあり、植物を育てることなどがとても良い思い出として私の脳裏に刻まれていました。
実際に世の中に役立つ仕事をやってみたいという想いもありました。この時に安心・安全な食を提供するため、自社で自然農法で営農しようとしている翔栄クリエイトに出会いました。
ちょうど農業部門の立ち上げの時期で、まさに翔栄ファームの誕生前夜でした。前橋農場の立ち上げ、龍ヶ崎農場の賃貸借契約など、作物を栽培する手前の段階でやるべきことが山積していました。関係者皆さんの協力により、これら農場で自然栽培を行う環境が整い、宅配サービスをスタートする準備がようやく出来上がったのです。
今思えばその当時はもの凄いエネルギーが渦巻いていたように思います。すべてがスピーディーでしかも密度が濃く、次から次へと新しいミッションが舞い込んできました。そしてその中の一つとして、営農しながら太陽光発電を行う“ソーラーシェアリング”を立ちあげるという話があったのです。
美濃加茂農場は全部で約12ヘクタールの広さがあります。現在は原木椎茸を中心に、六条大麦、桑、野菜などの栽培、また、日本ミツバチの飼育準備を行っています。こちらの農場は石が多く、粘土質の土のため、前橋や龍ケ崎農場と同じように農産物を栽培していくことは現時点では少し難しい点もありますが、岐阜と言う土地柄を活かし、安心・安全な食を提供する翔栄ファームとして、農産物をご提供するように努めてまいります。
また、他の農場と比べ、特筆すべきことはやはりソーラーシェアリングだと思います。ここは農場なのでもちろんメインは農業です。ただ当社は再生可能エネルギーの事業も行っているため、あくまでも二次的な要素として広大な農地を活用したソーラーシェアリングを実現させることができるのです。
さて、農作物の話に戻します。
昨年から始めた原木椎茸栽培ですが、初年度はあくまでも試験栽培ということもあり原木の栽培本数は少なかったのですが、今秋からは太陽光パネル下で本格的な栽培をおこなうため、受入本数を大幅に増やす予定です。
過去の農場便り「翔栄ファーム美濃加茂農場の原木椎茸収穫(春子)」でもご紹介していますが、植菌(原木に椎茸菌を植え付ける)した原木は4年間にわたり椎茸を生やしてくれます。現在の計画では4年後には7万本以上の原木を管理する予定です。眩暈がするような規模ではありますが、美濃加茂農場の広大な面積一杯に原木椎茸を栽培し、更に同規模のソーラーシェアリングが実現できれば次代のサステイナブルな農業の一つの形を世界に指し示せるのではないかと思っています。
“自然栽培と再生可能エネルギーの融合による環境問題解決への貢献”を目指して、翔栄ファーム美濃加茂農場はこれからも一歩一歩前進して参ります。