翔栄ファーム前橋農場は2018年にスタートしました。
初年度は協力者の畑を使わせていただいていたので、
前橋の自社農場としては実質2019年からのスタート
という方が正確かもしれません。
畑は数か所に点在しています。
メインの農場は赤城山麓の中腹に位置し、
風が強く冬は気温以上に寒さを感じます。
ただ風光明媚で自然豊かな場所に存在しています。
現在の前橋農場の規模としては、
合計面積でおよそ2ヘクタールです。
言わずもがなですが、1ヘクタール(ha)は
10,000平方メートル(3,000坪強)で、
正方形で例えると、100m×100mとなります。
因みにヘクタールの単位の下には
「アール(a)」がありますが、
1アールは100平方メートル(約30坪)です。
つまり1ヘクタールは100アール。
これは、サッカーコート1.4面分の広さです。
何だか単位説明記事と誤解されそうですが、
ついでによく使われる単位をご説明しておきます。
日本には尺貫法による「反(たん)」や
「町歩(ちょうぶ)」といった
田んぼや畑の大きさを表す際に
よく使われる単位もあります。
1反は300坪(991.74平方メートル)ということで
約10アール(1,000平方メートル)。
10反で1町歩(9,914.4平方メートル)となり、
これは約1ヘクタール(10,000平方メートル)です。
1ha=100a=1町歩=10反=10.000㎡
さて、漠然とではありますが
地理と広さをお伝えしたところで、
耕耘する前の土地がどのような状態だったのか、
についてお話しをいたします。
実は現在の農場のほぼ全ては
「手付かずの未開墾」に近い状態でした。
それを大型のハンマーナイフで雑木林を開墾し、
トラクターで整地して今の状態にしました。
ただ、限りなく自分たちの手作業によるため、
土地取得からしばらくの間は
来る日も来る日も開墾に従事した……
その記憶が今でも鮮明に残っています。
現在、前橋農場は2名で営農をしています。
いまのところ、これ以上の面積の拡大は考えていません。
ご想像の通り、未開墾の畑が増えてしまうと
いまの畑に手が回らなくなるからです。
しかし、すぐに使用できる状態の畑であれば
増やしてきたいとも思っています。
何といっても開墾にほぼ1年掛かりましたので……
ところで、前橋農場は赤城山麓の中腹にあるため、
猪や鹿といった野生動物がよく出没します。
また、無農薬の自然栽培ですから、
上記に加え、鳥や虫などによる食害被害も多く、
なかなか最後まで無事な生育が難しい葉物類は
あまり栽培していません。
どちらかというと、
根菜類や果菜類、豆類が多いのが特徴です。
特に人参やじゃがいもは畑や環境によく馴染んでおり、
収量も品質も十分だと思います。
2021年2月中旬の現時点、前橋農場では
冬作の後片付けをメインに行っています。
特にマルチの後片付けは大切です。
マルチは安価に入手できるのですが、
薄く破れやすいため、綺麗に剥がさないと
畑の中に残骸が残ってしまいます。
これを早く終わらせ、耕耘し、
3~4月と毎年必ず訪れる端境期への対策と、
4月後半から始まる春野菜の収穫を目指し、
播種を本格化する必要があります。
因みに今年の端境期には
白菜とカブの菜花があります。
どちらもほんのりとした甘みがあって
個人的には気に入っています。
また、春以降の収穫を目指し、
明日から数回に渡ってナスの播種を行う予定です。
その後、じゃがいもの種芋を植え付ける準備です。
少しでも早く春野菜の収穫を始められるように
農場の準備と並行して播種作業を行っています。
更に今年は「わかさま黒」という
葉ねぎの連作にチャレンジします。
すでに1月中旬に播種したものは現在育苗中で、
3月の初めには畑に定植する予定です。
その後は、4月上旬と6月上旬に直播し、
収穫はそれぞれ6月中旬以降と
7月上旬以降を見込んでいます。
日々盛沢山ではありますが、
今年(4月以降)の作付け計画がようやく完成しつつあり、
少しだけホッとしている前橋農場です。
最後になりますが、翔栄ファームの大命題である
「100%自家採種」に関しては、
前橋農場の栽培作物28種類中、11品種が達成しています。
まだまだ半分以下ですが、まさにこれからが本番です。
翔栄ファーム前橋農場は2018年にスタートしました。
初年度は協力者の畑を使わせていただいていたので、前橋の自社農場としては実質2019年からのスタートという方が正確かもしれません。
畑は数か所に点在しています。メインの農場は赤城山麓の中腹に位置し、風が強く冬は気温以上に寒さを感じます。ただ風光明媚で自然豊かな場所に存在しています。
現在の前橋農場の規模としては、合計面積でおよそ2ヘクタールです。言わずもがなですが、1ヘクタール(ha)は10,000平方メートル(3,000坪強)で、正方形で例えると、100m×100mとなります。
因みにヘクタールの単位の下には「アール(a)」がありますが、1アールは100平方メートル(約30坪)です。つまり1ヘクタールは100アール。これは、サッカーコート1.4面分の広さです。
何だか単位説明記事と誤解されそうですが、ついでによく使われる単位をご説明しておきます。日本には尺貫法による「反(たん)」や「町歩(ちょうぶ)」といった田んぼや畑の大きさを表す際によく使われる単位もあります。
1反は300坪(991.74平方メートル)ということで約10アール(1,000平方メートル)。10反で1町歩(9,914.4平方メートル)となり、これは約1ヘクタール(10,000平方メートル)です。
1ha=100a=1町歩=10反=10.000㎡
さて、漠然とではありますが地理と広さをお伝えしたところで、耕耘する前の土地がどのような状態だったのか、についてお話しをいたします。
実は現在の農場のほぼ全ては「手付かずの未開墾」に近い状態でした。それを大型のハンマーナイフで雑木林を開墾し、トラクターで整地して今の状態にしました。ただ、限りなく自分たちの手作業によるため、土地取得からしばらくの間は来る日も来る日も開墾に従事した……その記憶が今でも鮮明に残っています。
現在、前橋農場は2名で営農をしています。いまのところ、これ以上の面積の拡大は考えていません。ご想像の通り、未開墾の畑が増えてしまうといまの畑に手が回らなくなるからです。しかし、すぐに使用できる状態の畑であれば増やしてきたいとも思っています。何といっても開墾にほぼ1年掛かりましたので……
ところで、前橋農場は赤城山麓の中腹にあるため、猪や鹿といった野生動物がよく出没します。また、無農薬の自然栽培ですから、上記に加え、鳥や虫などによる食害被害も多く、なかなか最後まで無事な生育が難しい葉物類はあまり栽培していません。どちらかというと、根菜類や果菜類、豆類が多いのが特徴です。特に人参やじゃがいもは畑や環境によく馴染んでおり、収量も品質も十分だと思います。
2021年2月中旬の現時点、前橋農場では冬作の後片付けをメインに行っています。
特にマルチの後片付けは大切です。マルチは安価に入手できるのですが、薄く破れやすいため、綺麗に剥がさないと畑の中に残骸が残ってしまいます。これを早く終わらせ、耕耘し、3~4月と毎年必ず訪れる端境期への対策と、4月後半から始まる春野菜の収穫を目指し、播種を本格化する必要があります。
因みに今年の端境期には白菜とカブの菜花があります。どちらもほんのりとした甘みがあって個人的には気に入っています。
また、春以降の収穫を目指し、明日から数回に渡ってナスの播種を行う予定です。その後、じゃがいもの種芋を植え付ける準備です。少しでも早く春野菜の収穫を始められるように農場の準備と並行して播種作業を行っています。
更に今年は「わかさま黒」という葉ねぎの連作にチャレンジします。すでに1月中旬に播種したものは現在育苗中で、3月の初めには畑に定植する予定です。その後は、4月上旬と6月上旬に直播し、収穫はそれぞれ6月中旬以降と7月上旬以降を見込んでいます。
日々盛沢山ではありますが、今年(4月以降)の作付け計画がようやく完成しつつあり、少しだけホッとしている前橋農場です。
最後になりますが、翔栄ファームの大命題である「100%自家採種」に関しては、前橋農場の栽培作物28種類中、11品種が達成しています。まだまだ半分以下ですが、まさにこれからが本番です。