皆さんこんにちは!翔栄ファーム『群馬県前橋農場』のMです。
私たちは昨今のアレルギー・アトピー・花粉症などは、食べ物の影響だと思っており、口に入って身体を作る作物は安心・安全であるべきだと考えています。
翔栄ファームでは、群馬県と茨城県にある2つの農場で、一般的な慣行農法(農薬、肥料の投入量や散布回数などにおいて相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)でなく、『固定種・在来種』の種で、『農薬・化学肥料・除草剤を使わない自然栽培』で野菜や穀類を作っています。
それは、食卓に並ぶ全てを”安心・安全な翔栄ファーム印の食べ物”で提供したい!という目的からです。
さて、今回は第二回レモンの収穫についてです。
前回よりもかなり多くのレモンが収穫でき、さらに大振りな物も多いです。
新たな課題として猪の対策など、今年度の秋頃収穫に向けて本格的に動き出しています。
■第二回目:収穫を行いました
第一回目は今年の1月頃に行いました。その時の収穫量は45キロほどでしたが
今回はなんと!100キロを超え、1回目の収穫よりも木の上にある物をメインに収穫した為、
見た目の傷も少なく大振りで、前回よりもより良い品質のレモンを多く収穫することができました。
もちろん中身も実がびっしり詰まっており、甘さもほどよくあるレモンとなっています。


そして今回は収穫以外にもレモンの木々や土壌の整理も行いました。
実は第二回目の収穫時期は、思った以上に悪天候が続き土壌が崩れやすく、足場もかなり悪い状況でした。
更に、栄養が行き届かず枯れてしまっている枝が四方八方に伸び収穫の妨げとなっていた為
1日目は土壌の整理と枯れ枝の選定を行い、2日目に収穫を行いました。
レモンが栽培されている江田島圃場は、傾斜がある段々畑のようになっており、
幅も3~4メートルほどで狭いため今回のように足場が悪いと収穫する際とても危険でした。
また、いのししに土が掘り返されていて崩れやすい部分が多々あり、これを機にしっかりと土壌の整理を行いました。
さらに枯れた木の枝が四方八方に伸びていたので剪定も行いました。
数年放置されていたので栄養が行き届かず枯れてしまっている枝やカイガラムシ、アブラムシによって枯れてしまった枝も多く
のこぎりを使って枝をすっきりさせることにしました。
そもそも、レモンの実がなり摘果した後、その枝は切り落として剪定する必要があります。
なぜなら良い枝だけを残し果実に栄養がいきわたるように整えます。
このサイクルがレモンを収穫するうえでとても大事です。
他にも剪定が大事な理由としては、枯れた枝が服に引っかかり摘果や上部に付いている果実の収穫作業の妨げとなります。
また病気や害虫の温床にならないように風通しや葉が光合成できるように日当たりを改善したりするためにも大事な作業です。



■新たな課題に直面
さきほども記述した通り、現在はいのししによる被害が多い状況です。
いのししはレモンの畑を荒らす、土を掘りおこすなどとても厄介な動物です。
そのため、猪対策として柵の補強作業を行いました。
さらに畑の周りを囲むようにして柵をしたのですが、いのししは一度侵入したことがあると侵入を挑んできます。
いのししが諦めるまで戦い続けないといけません。これは長い戦いになりそうです。
柵をしたところに穴が掘られていないか、ジャンプしてこれる高さじゃないか、体当たりをして壊されていないか、
柵を設置して終わりではなく、毎日柵の点検をしながら引き続きいのしし対策も頑張りたいと思います。
他にも、除草作業により見えてきた新たな課題として
長年放置されている間に大きくなってしまった周りの木々の伐根作業です。
レモンに必要な土地の栄養を周りの木が吸い取ってしまうため、夏頃までには終わらせる目標です。
更に今年はレモンの定植も目標にしているため、できれば4月中には新たな苗木を追加し、今後の収穫を目指したいです。

■おすすめのレモンレシピのご紹介
皮ごと一緒に食べてほしい、自然栽培の江田島レモン。
サワーや酵素ドリンクにするのもおススメですし、
普段のお料理ちょっと添えるだけでとってもおしゃれになり、味も引き締まりますよ。
【レモンの酵素ドリンク】
≪材料≫
江田島レモン 好きな量
砂糖 レモンと同量
≪作り方≫
① 皮ごとレモンを3センチほどの半月切りに切る
② 清潔な保存容器にレモン→砂糖→レモン→砂糖
とミルフィーユの様に交互に入れていく
③ 蓋を閉じて冷暗所でしばらく保存
定期的に蓋を開けてかき混ぜても良い
④ 砂糖が解けて泡がぶつぶつしてきたら完成
※砂糖は梅ジュースを作る角砂糖でもお好きなものをどうぞ。
※ローズマリーやシナモンを入れて少しスパイスが効いた酵素ドリンクにしてもおいしいですよ
お水やソーダで割って飲んでください。


【蓮根ステーキの江田島産レモンバターソースかけ】
≪材料≫
蓮根 一節
バター 20g
レモン 1/2個
塩 少々
≪作り方≫
①蓮根は皮付きのまま、1センチの厚さに切って、バットに並べて塩を振ります。
②熱くなったフライパンに油をひき、蓮根を並べて弱火で両面をこんがり焼きます。
③小鍋にバターを入れて溶かし、レモンは5枚スライスして、残りは絞って汁を③に入れます。
④レモンスライスを皿に並べて、焼き上がった蓮根を盛り付け③をかけていただきます。
ポイント①:フライパンは鉄のフライパンを使用したほうが美味しくできます。
ポイント②:盛り付けた時に青味が欲しかったので、今回は下仁田ネギの青い部分を使いました。

店頭ではすでに販売中ですので、どうぞお越しください。
他にも自然栽培で収穫した野菜や作物を『茨城県龍ヶ崎』と『群馬県前橋』の各圃場と、東京都の東中野にある『ビセットプラザ』で店頭販売を行っています。
また通販サイトの『しぜんとくらそ』では、各季節の旬な野菜を詰め合わせた”【定期宅配】季節の産直野菜いろどりセット”などもインターネットで販売しています。宅配にしか入らない野菜もありますので、定期宅配のご利用もお待ちしています。