はじめまして。
翔栄ファーム龍ヶ崎農場の佃(つくだ)と申します。
私は2020年の9月から茨城県龍ヶ崎市で
翔栄ファームの一員として自然栽培に取り組んでいます。
まだ、1年にも満たない、この領域では新人ではありますが、
人生という意味においては
比較的いろいろな経験を積んで参りました。
少し経歴を紹介させていただくと、
高等専門学校卒業後、精密機械系の製造事業会社に就職し、
最初の14年間はメカ系のエンジニア、
その後定年までの27年間は営業職として、
これまで製造業界一筋でやってきました。
人からはよく聞かれます。
「なぜ第2の人生で農業者になろうと思ったのですか?」と。
そこにはドラマチックなエピソードがある訳ではありません。
実は私の家は兼業米農家で
(結婚相手が米農家の長女だったというパターンですが)、
田と畑のちがいはあるものの、農業は身近な存在であったこと。
また同時に、何の躊躇もなく農薬を使用する慣行農法には
少なからず疑問を感じていたこと。
元々は東京のサラリーマン家庭の生まれで、
広い田畑で自然相手の仕事というものに
憧れのような感情を持っていたこと。
エコロジーという言葉が広く使われ始めた
1970年代に十代を過ごし、その頃から
自然との共生ということに関心を持っていたこと。
そうした背景があって、
翔栄ファームの取り組みを知った時に、
非常に共感を覚えたことがこの世界に入るきっかけでした。
そして飛び込んでみれば、
日々成長する野菜たちの命の美しさ・力強さに感動したり、
自然の恵みに感謝する一方で
その力の前に無力さ思い知らされたり、
そして、自然栽培を通じて微力ながら
地球環境の改善に参加しているその使命感・達成感!
何とも魅力的な世界ではありませんか!
さて、自己紹介はこのくらいにして、
新人自然栽培農業者である私が
翔栄ファームで一体何をしているのか、
というあたりのお話に移りたいと思います。
先ず、基本的に1週間の大半は圃場での作業となります。
今は春夏野菜の作付けが最盛期で、直近でいうと
ビーツ、東京べか菜、サクセションキャベツ、赤リアス、
グリーンウェーブ、エンドウ、じゃがいも、オデッセイ、
などなど、多くの種類の播種や定植を行っています。
ご存じの通りすでに端境期に突入し、
少なくともあと1ヶ月くらいはこれが続きます。
しかし今この時期だからこそ
春夏作物の播種が目いっぱいできるのです。
(これを読んでくださる方には今年の春夏、
特に夏野菜はぜひともご期待いただきたいと思っています)
とまあ、日々畑で土まみれになっているわけですが、
割合は小さいものの実は事務作業もしています。
これは前職の経験が(とてもコンペティティブな業界でした)
大きいと思うのですが、
私は作業の効率化を追求しがちなタイプです。
最近はこんなことをしてみました。
野菜宅配をご利用の方はご存知かと思いますが、
毎回お送りする箱の中には
野菜のラインナップ紹介シートを同梱しています。
これはお届けする野菜の種類に応じて
毎回、龍ヶ崎農場で作成しています。
今までは様々な野菜の名前と説明文を
個別にコピー&ペーストして作成していた関係で
かなりの手間が掛かっていたようですが、
エクセルのVLOOKUP関数を使って
ドロップダウンリストから野菜名を選択すれば
そのテキストが自動的にレイアウトされるように効率化。
作業時間が3分の1になったと
他のスタッフに喜んでもらえました。
また、翔栄ファームの兄弟姉妹のような存在である
自然食品のお店「ビセットプラザ」で扱っている
無添加の調味料や加工品などを
「しぜんとくらそ」の宅配でも販売しています。
商品は龍ヶ崎農場の倉庫で保管しているのですが、
その在庫管理方法を一新し、誰が見ても
何がどこにいつまでの消費期限で何個あるかが
いつでも分かるような在庫管理表を作成しました。
結果、この商品がどこにあるかは
〇〇さんにしか分からない事態から脱却したと、
これまた他のスタッフから喜ばれました。
他にもあるのですが、
作業効率化の紹介はこのあたりにして、最後にもう一つ、
お伝えしようと思っている私の作業があります。
それは翔栄ファームの野菜宅配に関する
お客様からのお問合せの対応をすることです。
基本的にはお客様からのご質問に
お答えすることがメインの業務になりますが、
時にはお叱りを頂戴したり
お褒めのお言葉をいただくなど、
お客様と様々な接点を持たせていただいています。
お客様に喜んでいただいた時は
とてつもなく嬉しいことはもちろんですが、
お叱りを頂戴した時には、
私たちの至らなさを改善していくための
大変貴重なご意見として、
最大限生かすことができるように取り組んでいます。
そして、この活動を通じて最近実感していることは、
内容がどうであれお客様とのつながりが
着実に確かなものになっているということです。
まだまだ農業者としては勉強中の身ではありますが、
皆様に私たちが丹精込めて作った
採れたての野菜をどんどんお送りできるように、
これからも自然に耳を傾けて精進して参ります。
いつもご愛顧いただきありがとうございます。
はじめまして。翔栄ファーム龍ヶ崎農場の佃(つくだ)と申します。
私は2020年の9月から茨城県龍ヶ崎市で翔栄ファームの一員として自然栽培に取り組んでいます。まだ、1年にも満たない、この領域では新人ではありますが、人生という意味においては比較的いろいろな経験を積んで参りました。
少し経歴を紹介させていただくと、高等専門学校卒業後、精密機械系の製造事業会社に就職し、最初の14年間はメカ系のエンジニア、その後定年までの27年間は営業職として、これまで製造業界一筋でやってきました。
人からはよく聞かれます。
「なぜ第2の人生で農業者になろうと思ったのですか?」と。
そこにはドラマチックなエピソードがある訳ではありません。
実は私の家は兼業米農家で(結婚相手が米農家の長女だったというパターンですが)、田と畑のちがいはあるものの、農業は身近な存在であったこと。
また同時に、何の躊躇もなく農薬を使用する慣行農法には少なからず疑問を感じていたこと。
元々は東京のサラリーマン家庭の生まれで、広い田畑で自然相手の仕事というものに憧れのような感情を持っていたこと。
エコロジーという言葉が広く使われ始めた1970年代に十代を過ごし、その頃から自然との共生ということに関心を持っていたこと。
そうした背景があって、翔栄ファームの取り組みを知った時に、非常に共感を覚えたことがこの世界に入るきっかけでした。
そして飛び込んでみれば、日々成長する野菜たちの命の美しさ・力強さに感動したり、自然の恵みに感謝する一方でその力の前に無力さ思い知らされたり、そして、自然栽培を通じて微力ながら地球環境の改善に参加しているその使命感・達成感!
何とも魅力的な世界ではありませんか!
さて、自己紹介はこのくらいにして、新人自然栽培農業者である私が翔栄ファームで一体何をしているのか、というあたりのお話に移りたいと思います。
先ず、基本的に1週間の大半は圃場での作業となります。今は春夏野菜の作付けが最盛期で、直近でいうとビーツ、東京べか菜、サクセションキャベツ、赤リアス、グリーンウェーブ、エンドウ、じゃがいも、オデッセイ、などなど、多くの種類の播種や定植を行っています。
ご存じの通りすでに端境期に突入し、少なくともあと1ヶ月くらいはこれが続きます。しかし今この時期だからこそ春夏作物の播種が目いっぱいできるのです。
(これを読んでくださる方には今年の春夏、特に夏野菜はぜひともご期待いただきたいと思っています)
とまあ、日々畑で土まみれになっているわけですが、割合は小さいものの実は事務作業もしています。これは前職の経験が(とてもコンペティティブな業界でした)大きいと思うのですが、私は作業の効率化を追求しがちなタイプです。
最近はこんなことをしてみました。
野菜宅配をご利用の方はご存知かと思いますが、毎回お送りする箱の中には野菜のラインナップ紹介シートを同梱しています。これはお届けする野菜の種類に応じて毎回、龍ヶ崎農場で作成しています。今までは様々な野菜の名前と説明文を個別にコピー&ペーストして作成していた関係でかなりの手間が掛かっていたようですが、エクセルのVLOOKUP関数を使ってドロップダウンリストから野菜名を選択すればそのテキストが自動的にレイアウトされるように効率化。作業時間が3分の1になったと他のスタッフに喜んでもらえました。
また、翔栄ファームの兄弟姉妹のような存在である自然食品のお店「ビセットプラザ」で扱っている無添加の調味料や加工品などを「しぜんとくらそ」の宅配でも販売しています。商品は龍ヶ崎農場の倉庫で保管しているのですが、その在庫管理方法を一新し、誰が見ても何がどこにいつまでの消費期限で何個あるかがいつでも分かるような在庫管理表を作成しました。結果、この商品がどこにあるかは〇〇さんにしか分からない事態から脱却したと、これまた他のスタッフから喜ばれました。
他にもあるのですが、作業効率化の紹介はこのあたりにして、最後にもう一つ、お伝えしようと思っている私の作業があります。それは翔栄ファームの野菜宅配に関するお客様からのお問合せの対応をすることです。
基本的にはお客様からのご質問にお答えすることがメインの業務になりますが、時にはお叱りを頂戴したりお褒めのお言葉をいただくなど、お客様と様々な接点を持たせていただいています。
お客様に喜んでいただいた時はとてつもなく嬉しいことはもちろんですが、お叱りを頂戴した時には、私たちの至らなさを改善していくための大変貴重なご意見として、最大限生かすことができるように取り組んでいます。そして、この活動を通じて最近実感していることは、内容がどうであれお客様とのつながりが着実に確かなものになっているということです。
まだまだ農業者としては勉強中の身ではありますが、皆様に私たちが丹精込めて作った採れたての野菜をどんどんお送りできるように、これからも自然に耳を傾けて精進して参ります。
いつもご愛顧いただきありがとうございます。