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【農場便り】翔栄ファーム美濃加茂農場の原木椎茸収穫(春子)

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    【農場便り】翔栄ファーム美濃加茂農場の原木椎茸収穫(春子)

    By sg_webmaster | 農場便り | Comments are Closed | 19 3月, 2021 | 0

    以前、農場便りでお伝えしたことがあるのですが、
    翔栄ファーム美濃加茂農場では
    2020年3月から原木椎茸の栽培を行っています。

    翔栄ファーム【圃場便り】原木シイタケ栽培開始

    【圃場便り】原木シイタケ栽培開始

    あれから1年。
    待ちに待った原木椎茸、春子(はるこ)の収穫です。
    原木椎茸は毎年春と秋に収穫します。
    春子とは文字通り、春に出てきた椎茸のことで、
    冬の期間、原木の中で蓄えられてきた生命エネルギーが
    溢れんばかりに満ち満ちた逸品のことでもあります。
    特に「春どんこ」は肉厚で食味も大変よく、
    香り豊かな最高級品として
    市場に出回ることもしばしばです。
    精進料理のように動物性食材を使わない食文化の中では、
    鰹節など一般的な出汁の代わりとしても
    大変重宝してきたのはご存じの通りです。

    この「春どんこ」が
    翔栄ファーム美濃加茂圃場でも収穫できたのです。
    今年の美濃加茂農場の天候は、
    正月に雪が降り、2月中旬は雨がよく降りました。
    その影響で本来乾燥しているはずの原木が
    とても潤っていたのでしょうか、原木栽培の先達曰く、
    「通常より10日くらい早く出てきましたね」
    とのことです。

    今思えば、昨年の3月に
    1,000本の原木にドリルで穴を空けて、
    そこに植菌したところから始まりました。
    あれから早1年。
    その年の秋に少しばかりの収穫はありましたが、
    本格的に、という意味では今回がまさに初収穫と
    言ってもいいのではないかと思っています。
    小振りのものや形がいびつなものもありますが、
    なかなか見栄えのするものもあって、
    毎朝の原木栽培場への見廻りがとても楽しみです。

    春子の収穫は3月末~4月上旬まで。
    まだまだ全体の収穫量は多いとは言えませんが、
    翔栄ファームの宅配セットの中にはすでに入れています。
    当然、農薬や化学肥料は一切使わず、
    スーパーに売っている菌床栽培でもありません。
    みなさまも能動的に探さない限りは、
    生の春どんこを入手することは困難だと思っています。
    宅配セットの中で生椎茸を見つけたら
    「あっ、これかっ!」と少しだけ注目してもらえたら
    生産者として嬉しい限りです。

    もちろん収穫余剰分については
    天日干しで乾燥椎茸にします。
    実は生椎茸より乾燥椎茸の方が、
    圧倒的に栄養価が高いのはご存じでしょうか?

    例えばエネルギーは100gあたり、
    生椎茸で約34kcal、乾燥椎茸は約258kcal。
    食物繊維だと生椎茸で約5.5g、
    乾燥椎茸では約46.7gです。

    そして何よりもうま味が飛躍的にアップします。
    もう皆様にぜひ食べてもらうしかないと思うほどです。

    というわけで、
    翔栄ファーム美濃加茂農場産の原木乾燥椎茸も
    宅配セットの中にラインアップされる日を
    ぜひとも楽しみにお待ちいただきたいのです。
    それまでにこちらもしっかり準備します。

    さて、せっかくの機会なので
    原木椎茸の栽培手順をご説明しようと思います。

    先ずは原木の調達です。
    原木椎茸にふさわしい木は、
    くぬぎ、こなら、みずならなどの落葉広葉樹です。
    この内、翔栄ファームでは主にくぬぎを使っています。
    そして一定の太さのくぬぎの木を約90cmに切り揃え、
    1本1本ドリルで等間隔に10数ヵ所の穴を開け、
    そこにシイタケの菌を植え付けていきます。
    (因みにこれを1,000本も!)
    この菌を植え付ける作業を「植菌」といいます。

    植菌を3月中に終え、
    次のステップ「仮伏せ(かりぶせ)」に入ります。
    仮伏せとは、植菌後の原木を
    2~3ヶ月の間ビニールで覆い保温・保湿することで、
    原木にシイタケ菌が付きやすくしてあげます。

    仮伏せの後、ビニールシートを剥がし、
    保湿・保温のためにまとめて組み上げていた原木を、
    風通しを良くし、シイタケが生えるスペース確保のため、
    「本伏せ(ほんぶせ)」と呼ばれる原木の組み換え作業を行います。
    適当な時期に行わないとシイタケ菌が弱ってしまい、
    シイタケの出が悪くなってしまうこともあるそうです。

    これらの作業を終える頃には
    約250日~300日位が経過しています。
    こうなると椎茸の種菌が原木全体に行き渡り、
    いつでも椎茸が発生できる状態です。
    ここまで来た木を「ほだ木」といいます。
    まさに美濃加茂農場の原木も、ようやく「ほだ木」となり、
    めでたく「春子どんこ」を収穫するに至ったというわけです。

    本来であれば(2年目以降のほだ木であれば)、
    椎茸の芽が出始めたところで、
    トンカチでコンコンと刺激を与え、
    浸水(冷たい水に浸す)させるのです。
    椎茸は刺激に敏感です。
    こうすることで発生が良くなるといわれています。
    (もちろん浸水には保湿させるという意味もあります)

    「ほだ木」の寿命は約4年。
    換言すると、一度全体に種菌が上手く廻れば
    4年間は椎茸を発生させてくれるのです。
    翔栄ファームの原木椎茸も
    何とか第1ステージをクリアしました。
    相変わらず改善点は山ほどあるのですが、
    何とか2年目の栽培に突入できたことを
    皆様にご報告したいと思います。

    以前、農場便りでお伝えしたことがあるのですが、翔栄ファーム美濃加茂農場では2020年3月から原木椎茸の栽培を行っています。

    翔栄ファーム【圃場便り】原木シイタケ栽培開始 https://syouei-farm.net/nojo/200410/

    あれから1年。待ちに待った原木椎茸、春子(はるこ)の収穫です。
    原木椎茸は毎年春と秋に収穫します。春子とは文字通り、春に出てきた椎茸のことで、冬の期間、原木の中で蓄えられてきた生命エネルギーが溢れんばかりに満ち満ちた逸品のことでもあります。特に「春どんこ」は肉厚で食味も大変よく、香り豊かな最高級品として市場に出回ることもしばしばです。
    精進料理のように動物性食材を使わない食文化の中では、鰹節など一般的な出汁の代わりとしても大変重宝してきたのはご存じの通りです。

    この「春どんこ」が翔栄ファーム美濃加茂圃場でも収穫できたのです。今年の美濃加茂農場の天候は、正月に雪が降り、2月中旬は雨がよく降りました。その影響で本来乾燥しているはずの原木がとても潤っていたのでしょうか、原木栽培の先達曰く、「通常より10日くらい早く出てきましたね」とのことです。

    今思えば、昨年の3月に1,000本の原木にドリルで穴を空けて、そこに植菌したところから始まりました。
    あれから早1年。その年の秋に少しばかりの収穫はありましたが、本格的に、という意味では今回がまさに初収穫と言ってもいいのではないかと思っています。小振りのものや形がいびつなものもありますが、なかなか見栄えのするものもあって、毎朝の原木栽培場への見廻りがとても楽しみです。

    春子の収穫は3月末~4月上旬まで。まだまだ全体の収穫量は多いとは言えませんが、翔栄ファームの宅配セットの中にはすでに入れています。当然、農薬や化学肥料は一切使わず、スーパーに売っている菌床栽培でもありません。みなさまも能動的に探さない限りは、生の春どんこを入手することは困難だと思っています。宅配セットの中で生椎茸を見つけたら「あっ、これかっ!」と少しだけ注目してもらえたら生産者として嬉しい限りです。

    もちろん収穫余剰分については天日干しで乾燥椎茸にします。実は生椎茸より乾燥椎茸の方が、圧倒的に栄養価が高いのはご存じでしょうか?
    例えばエネルギーは100gあたり、生椎茸で約34kcal、乾燥椎茸は約258kcal。物繊維だと生椎茸で約5.5g、乾燥椎茸では約46.7gです。そして何よりもうま味が飛躍的にアップします。もう皆様にぜひ食べてもらうしかないと思うほどです。

    というわけで、翔栄ファーム美濃加茂農場産の原木乾燥椎茸も宅配セットの中にラインアップされる日をぜひとも楽しみにお待ちいただきたいのです。それまでにこちらもしっかり準備します。

    さて、せっかくの機会なので原木椎茸の栽培手順をご説明しようと思います。

    先ずは原木の調達です。原木椎茸にふさわしい木は、くぬぎ、こなら、みずならなどの落葉広葉樹です。この内、翔栄ファームでは主にくぬぎを使っています。
    そして一定の太さのくぬぎの木を約90cmに切り揃え、1本1本ドリルで等間隔に10数ヵ所の穴を開け、そこにシイタケの菌を植え付けていきます(因みにこれを1,000本も!)。この菌を植え付ける作業を「植菌」といいます。

    植菌を3月中に終え、次のステップ「仮伏せ(かりぶせ)」に入ります。仮伏せとは、植菌後の原木を2~3ヶ月の間ビニールで覆い保温・保湿することで、原木にシイタケ菌が付きやすくしてあげます。

    仮伏せの後、ビニールシートを剥がし、保湿・保温のためにまとめて組み上げていた原木を、風通しを良くし、シイタケが生えるスペース確保のため、「本伏せ(ほんぶせ)」と呼ばれる原木の組み換え作業を行います。適当な時期に行わないとシイタケ菌が弱ってしまい、シイタケの出が悪くなってしまうこともあるそうです。

    これらの作業を終える頃には約250日~300日位が経過しています。こうなると椎茸の種菌が原木全体に行き渡り、いつでも椎茸が発生できる状態です。ここまで来た木を「ほだ木」といいます。まさに美濃加茂農場の原木も、ようやく「ほだ木」となり、めでたく「春子どんこ」を収穫するに至ったというわけです。

    本来であれば(2年目以降のほだ木であれば)、椎茸の芽が出始めたところで、トンカチでコンコンと刺激を与え、浸水(冷たい水に浸す)させるのです。椎茸は刺激に敏感です。こうすることで発生が良くなるといわれています(もちろん浸水には保湿させるという意味もあります)。

    「ほだ木」の寿命は約4年。換言すると、一度全体に種菌が上手く廻れば4年間は椎茸を発生させてくれるのです。翔栄ファームの原木椎茸も何とか第1ステージをクリアしました。相変わらず改善点は山ほどあるのですが、何とか2年目の栽培に突入できたことを皆様にご報告したいと思います。

    参考
    文部科学省:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

    原木椎茸, 固定種, 在来種, 春どんこ, 春子, 椎茸, 無化学肥料, 無農薬, 翔栄ファーム, 自然栽培, 菌床栽培, 農業, 遺伝子組み換えでない, 野菜

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