皆さんこんにちは!翔栄ファーム『群馬県前橋農場』のMです。
さて、今回は広島県にある江田島圃場のじゃがいも定植についてです。
出島と男爵の2種類を定植し、6月頃に収穫予定です。楽しみにお待ちくださいね。
私たちは昨今のアレルギー・アトピー・花粉症などは、食べ物の影響だと思っており、口に入って身体を作る作物は安心・安全であるべきだと考えています。
翔栄ファームでは、群馬県と茨城県、広島県にある3つの農場で、一般的な慣行農法(農薬、肥料の投入量や散布回数などにおいて相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)でなく、『固定種・在来種』の種で、『農薬・化学肥料・除草剤を使わない自然栽培』で野菜や穀類を作っています。
それは、食卓に並ぶ全てを”安心・安全な翔栄ファーム印の食べ物”で提供したい!という目的からです。
■じゃがいもの栄養価は?
食卓の定番としてよく登場するじゃがいも。
春には“新じゃが”としてスーパーなどに並び始めます。
それを見る度に、春が来たなあと感じる野菜の一つかと思います。
そんなじゃがいもですが、実はとても栄養価が高い食べ物です。
詳しく見てみると、
・免疫力を高める「ビタミンC」が豊富。
・血圧を調整する「カリウム」も豊富に含まれており、心臓の健康をサポート。
・消化器官の健康を保つ「食物繊維」も豊富に含まれており、腸内環境を整え、便秘を予防。
・「ポリフェノール」や「カロテノイド」などの抗酸化物質が含まれており、老化の防止にも効果的。
さらに女性が嬉しいダイエットにも効果的で、
実はカロリーが低く、食物繊維が豊富に含まれているため、満腹感を得やすいのも特徴です。
このように、じゃがいもは低カロリーでありながら、ビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、
是非積極的に摂って頂きたいバランスの良い野菜なんです。

■おすすめじゃがいもレシピと品種の紹介
じゃがいも調理のポイントとしては、是非皮ごと食べて頂きたいです。
無農薬で栽培している翔栄ファームのじゃがいもだからこそ、安心安全で栄養もたっぷり含まれる皮付きでお料理してみて下さい。
理由は、じゃがいものビタミンCはでんぷんに守られているため、加熱調理しても減少しにくく
切らずに皮ごと茹でるとビタミンCの損失を減らすことができる為です。
おすすめの食べ方は
皮つきでまるごと蒸篭で蒸したり、オーブンでじゃがバターとして食べたりとシンプルな味付けで
旨味と甘みたっぷりのじゃがいもを是非皮ごと一緒に食べてみて下さい。
他にもちょっと工夫したおすすめのレシピとして1つご紹介。
【Caldo Verde(カルド・ヴェルデ)】
ブラジルの家庭料理で定番のポタージュです。
Caldoとはトロトロの煮汁、この料理ではポタージュのことです。
Verdeとは緑のこと、ここではCouve Manteiga(ケール)のことです。
ブラジルではケールをとてもよく食べます。
≪材料 3-4人分≫
ケール 3-4枚
出島(じゃがいも) 3個
玉ねぎ 1/2個
ニンニク ひとかけ
塩胡椒 適量
ベーコン(本場ではリングイッサという超詰を使いますが、ベーコンで代用) 3枚
オリーブオイル
≪作り方≫
① ニンニクはみじん切り、玉ねぎは千切り、ジャガイモは5ミリくらいの薄切り、
ベーコンは細切り、ケールは千切りにする。
② 厚手の鍋にオリーブオイルを入れ、ベーコンをカリカリに炒めて取り出しておく。
③玉ねぎを透き通るまでよく炒め、じゃがいもを加えてさっと炒める。
④③に水を500-600cc加えて煮込む。
⑤材料が柔らかくなったらブレンダーで撹拌する。
⑥⑤に炒めたベーコンを戻して塩胡椒で味を整える。
⑦⑥に千切りにしたケールを加え、よく混ぜる。
※この時煮込みすぎると色も歯応えも悪くなるので、いただく直前に混ぜるのがよい。

また今回定植したじゃがいもは「出島(でじま)」と「男爵(だんしゃく)」です。味や食感が少し違います。
出島は肉質がやや粉質で、男爵はでんぷん含有量が多くホクホクとした食感が特徴です。
また出島は肉じゃがや煮物、みそ汁の具、揚げジャガにおすすめです。
男爵はホクホクとしており、粉ふきいもやマッシュポテト、コロッケなどにおすすめ。
旨みをしっかり吸収し口当たりも良くなるため、カレーに入れるのもおすすめです。
■定植について
今回は翔栄ファームの広島江田島圃場で行いました。
実はここ広島江田島圃場でのじゃがいも栽培は3年目。
しかし2年前・去年と2年連続「そうか病」が発症してしまい、販売ができませんでした。
そうか病とは表皮に褐色のあばた状の病斑ができてしまう病気で、食味は変わりませんが見た目が悪く商品としては売れません。
2年連続、ほぼ全滅するほどそうか病に感染してしまい悔しい思いをしてきました。
そうか病が2年連続で出たので今年は別の場所で作ることになりました。
そこで今回選んだ場所は、数年間放置されていた畑。
まずは伸び切った草や枝など除草作業から行います。
さらに耕運機をかけて耕し、なんとか15メートルほどの畝を4畝作ることができました。



そして除草した草や枯れ木、枝などをかき集め、今回はそれらを燃やして「草木灰」にしました。
草木灰(そうもくばい)には、土壌改良や肥料、防虫・殺菌などの効果があります。
今回も定植するときに少し撒いて使用しました。

ちなみに今年は出島を101個、男爵を84個定植しました。
出島の種芋は初回に前橋圃場から受け継いだものを使用しており、今年は去年江田島圃場で収穫した芋を選別し使用。
男爵は江田島で自然栽培されている知り合いから譲り受け、今年初めて植えました。
また、今回種芋をカットせず、丸々1個種芋として使用しました。
どのような結果がでるのか楽しみです。
土壌には草木灰以外に、牡蠣殻石灰を撒いて、上から草マルチを行いました。


収穫は梅雨前の6月半ばごろ予定です。
芽が出た様子もまたお伝えできたらと思いますので、引き続きお楽しみにお待ちください。
他にも余っている畝の部分にねぎを植えようと思っており、現在どの品種にするのか選定中です。
このように広島江田島圃場も徐々に栽培する野菜を増やしています。
皆様にできるだけ沢山の品種をお届けできるようこれからも頑張りますので宜しくお願いいたします。
= 最後に =
私たちは昨今のアレルギー・アトピー・花粉症などは、食べ物の影響だと思っており、口に入って身体を作る作物は安心・安全であるべきだと考えています。
翔栄ファームでは、群馬県と茨城県、広島県にある3つの農場で、一般的な慣行農法(農薬、肥料の投入量や散布回数などにおいて相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)でなく、『固定種・在来種』の種で、『農薬・化学肥料・除草剤を使わない自然栽培』で野菜や穀類を作っています。
それは、食卓に並ぶ全てを”安心・安全な翔栄ファーム印の食べ物”で提供したい!という目的からです。
私たちが自然栽培で収穫した野菜や作物を『茨城県龍ヶ崎』と『群馬県前橋』の各圃場と、東京都の東中野にある『ビセットプラザ』で店頭販売を行っています。
また通販サイトの『しぜんとくらそ』では、各季節の旬な野菜を詰め合わせた”【定期宅配】季節の産直野菜いろどりセット”などもインターネットで販売しています。宅配にしか入らない野菜もありますので、定期宅配のご利用もお待ちしています。