皆さんこんにちは!翔栄ファーム『群馬県前橋農場』のMです。
私たちは昨今のアレルギー・アトピー・花粉症などは、食べ物の影響だと思っており、口に入って身体を作る作物は安心・安全であるべきだと考えています。
翔栄ファームでは、群馬県と茨城県にある2つの農場で、一般的な慣行農法(農薬、肥料の投入量や散布回数などにおいて相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)でなく、『固定種・在来種』の種で、『農薬・化学肥料・除草剤を使わない自然農法』で野菜や穀類を作っています。
それは、食卓に並ぶ全てを”安心・安全な翔栄ファーム印の食べ物”で提供したい!という目的からです。
さて、今回は先日12月7日に行われた「じゃがいも収穫体験」と翔栄ファームこだわりのじゃがいも植え付けについて書いています。
ホクホクおいしいじゃがいもには翔栄ファームのこだわりが詰まっています。
是非最後まで読んでくださいね!
■じゃがいもの効能はすごい!
実は、じゃがいもは「大地のりんご」とフランスで言われているほどビタミンが豊富です。
特にビタミンCはリンゴの10倍含まれており、加熱や長期保存でも損失が少ない特徴があります。
また、これから冬になると感染症が心配される季節になりますが、じゃがいもには免疫機能をサポートし健康を促進する機能も沢山!
他にも、食物繊維が豊富で、腸内環境を整え、便通も改善し良い事尽くし!
さらに女性に嬉しいダイエットの味方でもあるじゃがいも。
じゃがいもは白米と比べてカロリーや糖度が低いので、同じ量を食べても太りづらいです!
なのに満腹感を得られるじゃがいもは料理にも取り入れやすく、ダイエットの強い味方になってくれること間違いなし!
ちなみに皆様が思い浮かぶじゃがいもの旬といえば春が多いのではないでしょうか?
しかし実は、じゃがいもには旬が5~6月と9~12月の2回あります。
今回は8月に植えたじゃがいもを収穫しました。
■翔栄ファームのこだわりじゃがいも
翔栄ファームで育てているジャガイモの品種は「デジマ・さやあかね・シャドークイーン」です。
今回収穫していただいたのはこちらの3種類。
前回今年の夏、8月27日に植え付けしていただいたのを収穫!
しかしながら今年は不作となってしまいました。
要因としては、異常気象です。
日中暑かったのに夜になると土砂降りの雨が降り続いたりと例年と全く違う気候・気温が影響していると思われます。
そもそもじゃがいもは乾燥地帯を好む作物です。なので雨が降り続いたのも良くなかったのかな、と思います。
また、今年は種まきから芽が出るまでがとっても遅かったです。
そして霜が降りるのも早く、葉っぱが大きく成長してからの期間がとても短かった為芋に栄養がいかず小さなお芋しか取れませんでした。
霜に関しては去年よりも2週間早く、霜のせいで葉っぱが枯れてしまい栄養不足に。
大きく育てず小さいお芋の収穫となってしまいました。
通常ですと、じゃがいもの芽が出てから3か月は葉っぱが青く茂って栄養を芋に送るのが理想的です。
しかし今年は約2か月ほどしかなかった為子芋ばかりに。
小ぶりとはいえ、多く取れましたので小さいですが順次出荷予定です。
調理もしやすく、味もおいしいので是非おいしくいただいてもらえると嬉しいです。
収穫後はけんちん汁で温まりました。
畑で採れた土垂里芋や大浦太牛蒡、大根などを入れたけんちん汁はとってもおいしかったです。
収穫のお手伝い、どうもありがとうございました。
ここで翔栄ファームのじゃがいものこだわりを紹介します。
種芋を植える際にこだわりがあります。
それは“お芋の向きを揃えて、強い芽を出す!”ことです。
できるだけ同じ深さに同じ大きさの種芋入れるようにします。
理由は、種芋の大きさでじゃがいもの出来栄えに大きく差が出るので、できるだけ同じ大きさの種芋を入れます。
夏は腐りやすいので丸々1個種芋として植えます。
春は100グラムほどに切って植えました。だいたい1/3~半分の大きさに切ってます。
そして何より一番大事にしていることは“芽を上に統一して植える”ことです。
そうすることで同じ大きさのじゃがいもが収穫できます。
揃えなかったらバラバラに芽が出てしまい、大きさに差が出てしまいます。
もちろん肥料を入れたら小さかったじゃがいもも、同じぐらいの大きさまで育ってくれますが
化学肥料不使用・無農薬の自然栽培だとなかなかうまくそうはいきません。
なので、芽出しを統一し、葉っぱ全体が均等に光合成行えるようできるだけ同じ芽出しを心がけています。
今育てているじゃがいもは
・でじま
香りも良く味も濃くてしっとりしている
・さやあかね
皮がピンクで中が黄色。ほくほくしていて
収穫して寝かして置いたら、冷蔵庫の中で半年!栗のような香りがする。
・シャドークイーン
皮も中も紫色。紫色のポテトチップス
ポテトフライ、油との料理によく合う
■栄養を逃さない食べ方のポイント!
皆さんはじゃがいもを食べる際、皮は剥きますか?剥かずに食べますか?
ご存じの方も多いかと思いますが、基本的に野菜の皮には栄養がたっぷり含まれています。
中身よりも皮の方に栄養が含まれている!という野菜もあるほど、皮を捨てるのは非常に勿体ない!
さらに、翔栄ファームのお野菜は無農薬・化学肥料不使用の自然栽培。
皮ごと食べても安心安全で、むしろ皮ごと食べてほしい!と思い日々野菜作りを行っています。
それでは、じゃがいもの皮に含まれている栄養素についてご紹介いたします。
・鉄分:必須ミネラルの一つ。組織や細胞に酸素を運ぶ役割を担っており、体を動かす上で重要です。
・クロロゲン酸:ポリフェノールの一種。抗酸化作用があり、老化防止に役立ちます。
また、糖尿病の予防や脂肪肝の予防をする働きをします。
そんなじゃがいもを皮ごと美味しく・栄養を逃さない食べ方のポイントをご紹介!
・ポイント1:皮つきのまま調理する
皮ごと美味しくパリッと一緒に食べてほしいので、フライドポテトがおすすめ!
さらに、肉料理と一緒にジャーマンポテトもいかがでしょうか。
・ポイント2:煮る
じゃがいもの栄養を逃さない「煮る」レシピには、カレーをはじめ、シチューや肉じゃがなどがありますよ。
じゃがいもに多く含まれているビタミンは水溶性ビタミンのため、調理中に栄養素が水に溶けだしてしまいます。
しかし、じゃがいもを煮ることで溶けだした水溶性ビタミンを一緒に食べられるため、余すことなく栄養素を摂取できますよ。
他にも自然栽培で収穫した野菜や作物を『茨城県龍ヶ崎』と『群馬県前橋』の各圃場と、東京都の東中野にある『ビセットプラザ』で店頭販売を行っています。
また通販サイトの『しぜんとくらそ』では、各季節の旬な野菜を詰め合わせた”【定期宅配】季節の産直野菜いろどりセット”などもインターネットで販売しています。宅配にしか入らない野菜もありますので、定期宅配のご利用もお待ちしています。