皆さんこんにちは!翔栄ファーム『群馬県前橋農場』のMです。
私たちは昨今のアレルギー・アトピー・花粉症などは、食べ物の影響だと思っており、口に入って身体を作る作物は安心・安全であるべきだと考えています。
翔栄ファームでは、群馬県と茨城県にある2つの農場で、一般的な慣行農法(農薬、肥料の投入量や散布回数などにおいて相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)でなく、『固定種・在来種』の種で、『農薬・化学肥料・除草剤を使わない自然農法』で野菜や穀類を作っています。
それは、食卓に並ぶ全てを”安心・安全な翔栄ファーム印の食べ物”で提供したい!という目的からです。
さて今回は今週火曜日に行われた「翔栄ファームの会:干し大根を作ろう!」の前置きとして
干し大根がなぜ前橋市で作られているのか?販売目前の干し大根の美味しい食べ方!など盛りだくさんです。
たくあん以外に千切り大根や、珍しい干し大根一本の販売時期や方法も最後に載せていますのでどうぞ最後まで読んでくださいね。
■群馬県前橋市の空っ風はすごい!
群馬県前橋市の圃場辺りはちょうど空っ風がとっても強い地域です。
そもそも空っ風とは関東地方や東海地方の太平洋側で冬に吹く冷たい乾いた風のことを言います。
冬には北西の季節風が、シベリアから日本海を渡って日本に吹き付けてきます。
このとき日本海側の地方に雪を降らせた後、山脈を越えて太平洋側の地方に吹き下りてきた風は乾燥した状態になっており
その風のおかげで大根の水分を一気に飛ばすことができ、美味しい干し大根が作れます。
特に群馬県で冬に見られる北西風は「上州のからっ風」として有名で、「赤城おろし」とも呼ばれ群馬県の名物の一つです!
なんと風速はときに風速15メートルを超えることも!!
そんな空っ風をたっぷり当てること約1週間~10日で干し大根が完成します。
例年大根の天日干しは寒さが厳しくなる前に干しあがります。クリスマス前ごろを目安にしています。
とはいえずっと外に干しっぱなしでは12月中旬になると寒くて水分が抜ける前に凍ってしまうことも。
凍ってしまうと残念ながら干し大根はできません。
なので翔栄ファームの干し大根はなんと!昼間は太陽の光をたっぷり浴びさせるため外に干し
夕方からは中に入れて毛布をかけてあげます!夜はかなり気温が下がり、凍ってしまわないようにするためです。
そして朝になると毛布を外してあげて、また太陽の光を浴びる場所へ移動。
このようにちょっと過保護気味に翔栄ファームの干し大根は作られています笑
■秘伝の翔栄ファームたくあんについて
上泉理想大根(かみいずみりそうだいこん)は、翔栄ファーム・前橋農場がある群馬県前橋市上泉町の伝統野菜です。
私たちの親の世代が農林水産大臣賞をいただいた由緒ある野菜。
前述した通り、前橋市は冬になると「からっ風」という乾燥した強い北風が吹きます。
その「からっ風」を活かした乾物の生産が盛んな土地ですが、まさにその前橋ならでは大根を使ったたくあんは絶品です!
上泉理想大根の特徴はなんといってもこの大きさ!
成長が増すにつれて大根は徐々に大きくなり、収穫を迎える頃には大根の首はなんと15センチ位土壌から出てきます。
また、上泉理想大根は太くて長いため抜く作業がとっても大変です。
間違えればポキッと折れてしまいますし、女性では簡単に抜けず腰を痛めてしまうことも。
そんな大きくて立派な上泉理想大根を使った翔栄ファームオリジナルの「たくあん」はだいたい毎年7樽分作ります。
1樽に干しあがった20キロほどの大根の量を入れるので合計で約140キロぶんのたくあんを作っています!!!
植えた本数でいうと今年はなんと・・・約665本!すごい量です!笑
たくあん作りで一番重要な糠はもちろん無農薬の糠を使用!
塩はこだわりの精製されていないミネラルたっぷりのお塩
お砂糖はきび砂糖を使用し、砂糖を入れたバージョンと入れていないバージョンの2パターン作っています。
理由は2年目の時、砂糖入れていない方が昔ながらのたくあんで皆様から評判でした。
なので今年はきび砂糖入りは1樽ぶんかな~
そしてたくあんといえば黄色!のイメージの方が多いかと思いますが翔栄ファームのたくあんは無色です。
着色料など使用しないため大根本来の色が表れます。
今年も頑張って作りますが、毎年毎年同じレシピでしても同じ味にはならない、不思議ですね~。
やはりその年の大根の出来栄えや空っ風の当たり具合、それによる味の染み加減など。。。
いろんなことが重なり毎年同じ味ではないところがまた醍醐味かと思います。
毎年楽しみにしてくださっている皆様、今年もどうぞお楽しみにお待ちくださいね!
■おすすめの干し大根レシピ
干し大根の美味しい食べ方があります!
それが【干し大根のチャーハン】と【大根ステーキ】です!
だまされたと思って一度食べてほしいぐらい、普通の大根を使うよりも干し大根だからこそ!
味がとっても染みこみ美味しいので是非皆様も作ってみて下さい!
【干し大根のチャーハン】
切り干しや干し大根を細かく切って、いつも作っているチャーハンに入れるだけ!
具材はシンプルにお野菜のみがおススメです。味付けも塩コショウに少しのお醤油のみで充分!
干し大根から旨味が出ているのでとっても美味しいですよ!
【大根ステーキ】
干し大根を輪切りにしてオリーブオイルで少し焦げ目が付くぐらいまで焼く。
そこに温泉卵を入れたり、醤油やポン酢などを少し垂らして完成!
干し大根を使用することで味が染み込みとっても甘くておいしい!
大根は干すことで旨みと甘味がより味わえます!
なのでお酒のおつまみとして切り干し大根を生で食べてもとっても美味しいですよ!
ほどよい甘さと旨味が口の中に広がり止まらなくなります。
他にも、干し大根を「おでん」に入れるのもとってもおすすめです!
煮崩れしないうえ、干してあるほうが甘く味も染みやすくていつものおでんとまた違う美味しさ!
期間限定で「干し大根1本」と「切り干し大根」の予約開始いたします。
【予約方法】
インスタのDM または お電話ください(番号:07013208980 担当者:田村)
また、切り干し大根は店舗でも近々出荷致しますのでお楽しみにお待ちください。
もちろんDM・お電話でも受付いたします。
※干し大根は到着後3~4日以内にご自身で漬けるか、おでんや煮物など食べてください!
干しているので冷蔵保存は不向き。
そして次回!11月19日に行った「翔栄ファームの会」で抜いて・干しあがった大根を使い「たくあん作り」を行います!
なかなかたくあん作りをする機会はありませんので、どうぞご参加くださいね。
もちろん、“輕井沢Seminare”の川島シェフによるランチ付きです
【第8回 翔栄ファームの会】
・日時:11月28日(木)
・場所:群馬県前橋市 翔栄ファーム農場
・内容:農業体験(上泉理想大根のたくあん作り)
と 軽井沢“Seminare”川島シェフによる豪華ランチ
予約方法
・インスタグラム @syoueifarm にメッセージ
・お電話での予約:070-1320-8987
他にも自然栽培で収穫した野菜や作物を『茨城県龍ヶ崎』と『群馬県前橋』の各圃場と、東京都の東中野にある『ビセットプラザ』で店頭販売を行っています。
また通販サイトの『しぜんとくらそ』では、各季節の旬な野菜を詰め合わせた”【定期宅配】季節の産直野菜いろどりセット”などもインターネットで販売しています。宅配にしか入らない野菜もありますので、定期宅配のご利用もお待ちしています。