皆さんこんにちは!翔栄ファーム『群馬県前橋農場』のMです。
私たちは昨今のアレルギー・アトピー・花粉症などは、食べ物の影響だと思っており、口に入って身体を作る作物は安心・安全であるべきだと考えています。
翔栄ファームでは、群馬県と茨城県にある2つの農場で、一般的な慣行農法(農薬、肥料の投入量や散布回数などにおいて相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)でなく、『固定種・在来種』の種で、『農薬・化学肥料・除草剤を使わない自然農法』で野菜や穀類を作っています。
それは、食卓に並ぶ全てを”安心・安全な翔栄ファーム印の食べ物”で提供したい!という目的からです。
さて今回は、第6回目となる “輕井沢Seminare”川島シェフの手作りランチを頂く「翔栄ファームの会」についてです。
背丈よりも大きく育った「土垂里芋(どだれさといも)」の収穫のお手伝いもしていただきました。
こちらは定期配達にも入っている野菜なので、おすすめレシピなど最後まで見てもらえると嬉しいです。
■背丈より大きな葉っぱ!翔栄ファーム産土垂里芋の秘密
10月15日(火)第6回目となる「翔栄ファームの会」を開催いたしました!
今回、農業体験として土垂里芋(どだれさといも)の収穫をお手伝いしていただきました。
その日だけでなんと!75キロ分を収穫!!
とにかくたくさんの量を一緒に収穫して下さりとっても助かりました!ありがとうございました。
まだ3分の1は収穫が残っているので、徐々に発送していきながらまた収穫していこうと思います。
そんな土垂里芋ですが今年は大成功!こんなに葉っぱが成長しました!
葉っぱの大きさと、里芋の大きさは比例していて葉っぱが大きくなればなるほど里芋の大きさも大きくなります。
だいたい一株で3~5キロ分強取れます。数にすると約20個ほど!
もちろん収穫した後の葉っぱは緑肥にするために、土の上に敷いています。
ちなみにみなさん、一般的に食べる里芋は親芋か子芋、孫芋どれか知っていますか?
・・・
答えは、子芋か孫芋。親芋は食べません。
また親芋の大きさは大人の顔よりも大きく(翔栄ファームの里芋は特に大きいので)
この周りにできた子芋、そのまた先にできた孫芋が食用として皆様の食卓に並びます。
そんな親芋ですが“種芋”として親芋は大活躍!
だいたいの農家さんは子芋や孫芋を種芋として使用しますが、去年親芋を種芋として使うと大成功!
そのため今年は約350個を親芋で、約200個を子芋を種芋として植え付けしました。
翔栄ファームでは土に農薬や化学肥料を入れないので、種芋の大きさでかなりの収穫量が左右されます。
やはり種芋自体が大きいとそれだけ栄養がありぐんぐん葉っぱが育ちます。
葉っぱが大きくなるとそれだけ太陽の光を浴び(光合成)、里芋へ栄養を送ることができるので
芋自体も大きくなり、数も増えていきます。
それではなぜ、一般農家では親芋を種芋として使わないか?
それは、親芋が写真の通りとても大きく、翔栄ファームでも350個ほど保管しておくのにかなりの場所を取ります。
そのため省スペースで済む子芋や孫芋を種芋として使う農家さんが多いんです。
それに、栽培中は子芋や孫芋でも肥料を使って大きく沢山実を付けさせることが簡単ですから、親芋をわざわざ種芋として使う必要がないんですね。
理にはかなっていますが、結局ここでも簡単・手軽に大きくなる農薬や化学肥料が使われているのが現実です。
また、今年は春の間に早く芽を出して葉を増やし、夏の間に沢山の太陽を浴びせるため早めに植え付けをしました。
普通は6月頃から芽が出て~10月頃に収穫。約5か月間の栽培期間です。
特に里芋は梅雨が大好きで、それまでに沢山の大きなはっぱを作ることが重要です。
そのため、ビニールハウスでコンテナに種イモと土を入れ、温熱マットで管理し芽出しを行いました。
里芋は熱帯雨林原産なので、少し冬が苦手です。まだ肌寒い時期は温かくしてあげます。
その後、4月過ぎに畑に植え付け、まだ寒いのでマルチをして温かくしてあげます。
手間暇かけ管理した結果、少し早い時期から芽が出て、梅雨の時期・夏の時期も沢山の雨と光合成でとっても立派に育ちました!
ふっくらと大きく、沢山収穫できた翔栄ファームの土垂里芋。
随時定期宅配にて配送中ですのでどうぞお楽しみにお待ちくださいね!!!
ちなみに、里芋は収穫後、乾燥してしまうとあまり良くなく土の中に入れておくことが一番美味しく保管する方法!
土の中の湿り気と温度が大事だそう。
家だとキッチンペーパーなどで包んで湿度を保ち、風通しが良い場所に置いておきましょう。
基本的には常温での保存が理想的ですが、暑すぎたりすると腐る可能性もあるので気になる方は冷蔵庫に入れてももちろん大丈夫です。
翔栄ファームでは、多めに収穫したのでまだ出荷しない分はコンテナに里芋と土を入れ、穴を掘って保管しています。
沢山の里芋を収穫し、おなかが減った後はおまちかねの輕井沢“Seminare”の川島シェフによる豪華ランチ~!
【本日の豪華ランチ】
・採れたて里芋!や夏野菜を使ったトマトパスタ
・夏野菜と秋野菜のキッシュ
・BBQ
でした!どれもこれも全部とっても美味しくいただきました。
ありがとうございました。
■土垂里芋の驚く効能とおすすめレシピ
【土垂里芋(どだれさといも)】
よくスーパーで見かける里芋はだいたいこの土垂里芋です。
ふっくらとした形で、肉質はやわらかく、ねっとりとしていて煮崩れしにくいのが特徴。
里芋のぬめり成分は、胃の粘膜を保護したり免疫力を高めたりするといわれます。
また、里芋には沢山の栄養効果が期待されています。
①むくみや高血圧に効くカリウムがたっぷり!
里芋にはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは体内の水分量を適切に保つために重要な働きを持つ栄養で、過剰なナトリウムの排泄に効果があります。
そのため、カリウムを摂るとむくみや高血圧の予防・改善にもなりますよ!
②肌・美髪に効く銅がたっぷり!
ミネラルの一種である銅が多く含まれています。
銅にはエネルギー代謝に必要な多くの酵素の原料となり、骨や皮膚、血管壁を健康に保ち、美肌に欠かせないコラーゲンの生成効果も!
美しい黒髪のメラニン色素を作り出す材料にもなるので積極的に取り入れてみて!
③貧血予防に効くモブリデン!
モブリデンという栄養素が含まれています。
肝臓に貯蔵されている鉄分の利用を促し、造血作用があるため、貧血予防に効果があります。
④便秘に効くマンナン!
マンナンは食物繊維の一種で、便通を促してくれます。
更に腸の周囲に集まる免疫細胞を活性化させるので、様々な生活習慣病の予防にもなります。
⑤ダイエットの味方!
いも類の中でも、里芋は低カロリー・低糖質なのでダイエット中の方にはじゃが芋やさつま芋料理の代わりに里芋を使うのもおすすめです。
そんな土垂里芋を使ったおすすめレシピがこちら!
是非試して食べてみて下さいね~!
≪フライド里芋≫
【材料】
・里芋 お好みの量
・片栗粉
・塩・青のり
【作り方】
①里芋は皮をむき、水で洗ってぬめりを取る。
②耐熱皿に里芋をいれ、ふんわりラップをして電子レンジ柔らかくなるまで加熱する。
③やわらかくなった里芋をフォークで半分に割る。
④里芋全体に片栗粉をまぶす。
⑤油でカリッときつね色になるまで揚げ焼きにする。
⑥揚げ焼きにした里芋に塩、青のりをまぶす。
■次回のイベント告知
第6回目となる今回も沢山の方に参加していただき嬉しく思います。
少しでも多くの方が安心安全野菜へ興味を持ち、少しづつ食生活が変わると嬉しいです!
さて次回は農業体験として前橋の伝統野菜「上泉理想大根」を収穫しようと思います!
収穫後は大根を洗って、たくわんにするための干し大根作りも行いたいと思っています!
今では自家製たくあんを作るお家もかなり減りましたよね。
昔ながらの伝統的な方法で樽に大根を入れてたくあん作りを次回はお手伝いしてもらう予定です!
どうぞこの機会に伝統野菜「上泉理想大根のたくあん作り」にご参加ください!
【第7回 翔栄ファームの会】
日 時:2024年11月19日(火曜)
内 容:農業体験(上泉理想大根の収穫とたくあん作り)
と 軽井沢“Seminare”川島シェフによる豪華ランチ
予約方法
・インスタグラム @syoueifarm にメッセージ
・お電話での予約:070-1320-8987
他にも自然栽培で収穫した野菜や作物を『茨城県龍ヶ崎』と『群馬県前橋』の各圃場と、東京都の東中野にある『ビセットプラザ』で店頭販売を行っています。
また通販サイトの『しぜんとくらそ』では、各季節の旬な野菜を詰め合わせた”【定期宅配】季節の産直野菜いろどりセット”などもインターネットで販売しています。宅配にしか入らない野菜もありますので、定期宅配のご利用もお待ちしています。