皆さんこんにちは!翔栄ファームのAです。
私たちは昨今のアレルギー・アトピー・花粉症などは、食べ物の影響だと思っており、口に入って身体を作る作物は安心・安全であるべきだと考えています。
翔栄ファームでは、群馬県と茨城県にある2つの農場で、一般的な慣行農法(農薬、肥料の投入量や散布回数などにおいて相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)でなく、『固定種・在来種』の種で、『農薬・化学肥料・除草剤を使わない自然農法』で野菜や穀類を作っています。
それは、食卓に並ぶ全てを”安心・安全な翔栄ファーム印の食べ物”で提供したい!という目的からです。
突然ですが、子供から大人まで日本人のソウルフードと言えば『おにぎり』が思い浮かびませんか?
具材や合わせ方によって作り方によっては無限のレシピがあるおにぎりには、健康効果以外にもたくさんの魅力がギュウギュウに詰まっています。
今回は、日本人でも意外と知らないおにぎりの歴史や、欧米でも注目を浴びているおにぎりの魅力や、私がオススメするおにぎりについてもお話しいたします。
■ 日本人必須の携行食『おにぎり』は弥生時代から食べられていた!
おにぎりの歴史は古く、稲作が日本に伝わった弥生時代から始まったといわれています。
石川県中能登町にある弥生時代の住居跡から、日本最古の”おにぎりの化石”が発見されています。
その後、平安時代になると、貴族が宴の際に、『屯食(とんじき)』という蒸したもち米を、ちまきのように握り固めた物を、従者に振る舞ったという記述が残っています。
また、戦国時代には、おにぎりが兵糧として用いられていました。
炊いたお米を干して乾燥した状態で持ち歩き、そのまま噛んだりお湯で戻したりして食べていたそうです。
江戸後期には、誰もが知っているようなおにぎりの形になりました。
戦いがなくなり平和な世の中になったことで、人々が旅をするようになり、おにぎりが弁当として食べられるようになりました。
どこでもよくみる”のり巻きおにぎり”は、浅草のりの養殖が始まった江戸時代に誕生したそうです。
のりそのものの栄養値の高さに加えて、お米の粒が手につかないという大きな利点があり、日本人ならではの知恵が生み出した持ち歩ける主食になったのです。
それと同時に、おにぎりは農家の食事でもありました。毎日朝から晩まで忙しい農作業の合間に、田んぼや畑でそのまま食べられる”おにぎり弁当”は、なくてはならない存在になりました。
翔栄ファームの農場でも、大きなおにぎりを食べて、農作業のためのパワーを毎日補給しています。
■ 意外と知らない!?『おにぎり』の豆知識と進化
『おにぎり』と呼ぶ人もいれば、『おむすび』と呼ぶ人もいますよね?どちらも同じ食べ物ですが、言葉としては『おにぎり』のほうが古く、奈良時代に編纂された「常陸国風土記」に”握飯(にぎりいい)”という記述があります。
それに対して『おむすび』は、宮中の女性たちが使っていた言葉だといわれています。また”結ぶ”が縁起のいい意味を持つことから、神社では『おむすび』と呼ばれることが多いそうです。
日本人としてはあまりに身近なおにぎりですが、実は進化していることをご存知ですか?
進化した食べ物の名前は『おにぎらず』と言われ、のりの上にご飯と具を乗せて平らに包んだもので、 おにぎりとの違いは、握らないことなんです。『おにぎらず』というネーミングもそこから来ているそうです。 発祥は25年前の1990年にマンガ『クッキングパパ』で紹介されたレシピが原点なのだそうです。
さらには、おにぎらずの進化形ともいえる「パタパタおにぎり」も登場しています。作り方は簡単で、全型サイズの海苔を十字に4分割したスペースに、それぞれご飯や具材を置き、1ヵ所だけ中心に向かって切り込みを入れ、順番にパタパタと折りたたんでいくだけ。
おにぎらずと同様に、カットしたときの断面がきれいなので、子供やSNSでも大人気になっています。
子供から大人までみんな食べやすいおにぎりは、大きさや具材を工夫すれば離乳食を終えたばかりの赤ちゃんも食べられますし、箸などの道具を使わないので体にハンデがある方でも食べやすい、まさに万人食と言えます。
そして、「思い出のおにぎり」や「好きな具は?」といったテーマでは、世代や立場に関係なく話ができる最高のコミュニケーションツールでもあります。
ここ最近の”糖質制限ダイエットブーム”によって、炭水化物の塊といわれることもあるおにぎりですが、実は、ダイエットにもおすすめなのだそうです。
炊いたご飯が冷めると、炭水化物の一部が食物繊維に似た”レジスタントスターチ”という消化しずらいデンプンに変わります。レジスタントスターチは消化吸収をゆるやかにして血糖値の急上昇を防ぐとともに、腸内環境の改善を促す働きがあります。
冷えても美味しく食べられるおにぎりは、腹持ちが良くダイエット効果も高まるのです。
おにぎりは日本人にとってあまりにも身近な存在であったため、海外の人たちから見れば、「日本のアニメや映画の中に登場する謎の食べ物」でしたが、和食人気の高まりとともに、おにぎりの認知も徐々に広まりつつあります。
具材や味付けが自由なおにぎりは、世界中の食文化に合わせてアレンジしやすく、ベジタリアンやヴィーガンの方でも食べやすいという大きなメリットがあります。
■ わたしのオススメおにぎり3選!
《材料》
玄米 2合
葉ごぼう 100g
油揚げ 1枚
乾燥ひじき 10g
ツナ缶 1缶
醤油 大さじ1.5
酒 大さじ1.5
みりん 大さじ1.5
砂糖 小さじ1
《作り方》
①:乾燥ひじきは洗って水で戻し、水気をきる。
葉ごぼうは小さく切る、油揚げは短冊切りにする。
②:炊飯器に洗った玄米と醤油、酒、みりん各大さじ1.5、砂糖小さじ1を入れ玄米2合のメモリまで水を入れる。
③:①と軽く油をきったツナ缶を加え炊飯する。
続いても『ビセットプラザ』からスタッフMがオススメする、夏を乗り切たい!腸活したい!人におすすめの”葉ごぼう腸活おにぎり”です。
葉ごぼうに含まれている食物繊維の量は、サツマイモのおよそ1.4倍、鉄分はホウレンソウの約1.6倍と栄養面で優れていてます。高血圧や動脈硬化を予防する効果があるとされている成分の『ルチン』も多く含まれています。
《材料》
お米 2合
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1
葉ごぼう 80g
とりモモ肉 100g
舞茸 100g
《作り方》
すべての具材を入れて炊飯してにぎるだけで美味しくできあがります。
気になるレシピがありましたら、ぜひ試してみてくださいね。
日々採れている翔栄ファーム自慢の美味しい野菜は、『茨城県龍ヶ崎』と『群馬県前橋』の各圃場と、東京都の東中野にある『ビセットプラザ』で店頭販売を行っています。
また通販サイトの『しぜんとくらそ』では、各季節の旬な野菜を詰め合わせた”【定期宅配】季節の産直野菜いろどりセット”などもインターネットで販売しています。宅配にしか入らない野菜もありますので、定期宅配のご利用もお待ちしています。