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消えゆく田畑、日本の食は大丈夫?いま私たちが向き合うべき農業の現実

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    消えゆく田畑、日本の食は大丈夫?いま私たちが向き合うべき農業の現実

    By nagashima-syouei | 農場便り | Comments are Closed | 1 8月, 2025 | 0

    今回は我々の田畑やお野菜のお話ではなく、今、日本で起こっている農業についての問題です。
    皆様に是非知って頂きたい内容となっています。
    さらにそれらの問題を踏まえて、翔栄ファームが目指す未来についても書いていますので、最後までお読み頂けますと幸いです。

    【目次】

    ■今直面している日本の農業の現実
    ■翔栄ファームの挑戦:耕作放棄地を蘇らせ、自然栽培で野菜を育てる
    ■誰が食べても安心できる野菜を

    ■今直面している日本の農業の現実

    日本の食の未来が危うくなっていることをご存じですか?

    今、私たちの食卓を支える「農業」は、深刻な二つの問題に直面しています。
    それは「農地の減少」と「担い手の高齢化」です。

    日本の農業従事者の平均年齢は67歳以上。農作業は体力を要する仕事にも関わらず大半が高齢者です。
    高齢になれば続けることは難しくなりますが、若者の新規就農者は少なく、ほとんどの地域で後継者が見つからないのが現実です。
    その結果、耕されなくなった農地は「耕作放棄地」となり、年々その面積が拡大しています。

    耕作放棄地とは、「過去1年以上作物を作らず、今後も作付けの予定がない農地」のことを言います。

    これらの放棄地は、農地としての価値を失うだけでなく、
    害獣の住処や病害虫の発生源になることもあり、周辺の農地や生活環境にまで悪影響を及ぼします。

    高齢化、獣害被害など様々な要因から農業の継続が困難になった土地が、次々に耕作放棄地へと変わり、
    さらに新たな担い手もいない。この負の連鎖が続けば、農業そのものが続けられなくなるリスクすらあります。

    このような現状にもかかわらず、日本の農業には明確な国家的戦略が不足しており、食料自給率はわずか38%。
    先進国の中では最下位です。このまま担い手がないまま進めば更に自給率は下がる一方。
    自給率が下がるということは、国の独立性が下がり、外国の言いなりなってしまう可能性、最悪の場合飢餓など。
    そのような問題にまで発展していくほど重要なことです。

    地球温暖化、戦争状態の拡大などにより世界的に食料不足が発生することが懸念される中、
    日本は自国の食料を安定して供給できる体制を、急ピッチで築いていかなければなりません。

    ■翔栄ファームの挑戦:耕作放棄地を蘇らせ、自然栽培で野菜を育てる

    翔栄ファームでは耕作放棄地が全国的に増えている現状を見て、「私たちにできることから始めよう」と2018年から開墾活動をスタートしました。

    我々が取り組んだのは、群馬県前橋市と茨城県龍ヶ崎市にある耕作放棄地でした。
    どちらも、長年放置されていた結果、雑草だけでなく木が生い茂り、まるで森林のような状態の場所でした。
    畑に戻すには、まず“森”を切り開くことから始めなければならない、そのような状況からのスタートでした。

    実際に行った作業は、ハンマーナイフという回転するハンマーで草や木を粉砕する機械を使用して、
    刈払い機で高く伸びた雑草や笹を刈払うということや、
    木が生えてしまっている所はチェーンソーを使い、運び出せる大きさまで切り詰め、軽トラックで外部に運び出します。
    切り倒した木の根っこはスコップやツルハシなどで掘り起こし、抜き取った根を畑の外に運び出します。
    そして根っこを掘り出した穴を埋め、最終的にぼこぼこになった土をトラクターで耕耘して、
    平らにすることでお借りしている農地を地道に畑に戻していきました。

    これらの作業を約半年。土地の状態によっては1年以上かかる場所もありました。
    ただ単に木や雑草を刈払うだけでなく、これらの残渣を乾かして土にすき込み、新たな栄養の供給源になるように対応しました。
    これらの処理を行った後、土の中の微生物や養分のバランスが整うのを待った後、初めて野菜の種を播くことが出来るようになります。
    非常に手間はかかりますが、私たちはあきらめず、ひとつひとつ土を再生してきました。

    ■誰が食べても安心できる野菜を

    翔栄ファームが本当に目指しているのは、「安心して口にできる、本物のお野菜を届けたい」という目標を実現することです。
    このために化学肥料や農薬の影響が少ない畑を整備するため、耕作放棄地の開墾をおこない、お野菜を育てられる農園を再生してきました。

    現代の大量生産・大量消費の食の世界では、農薬や化学肥料を使った農業が主流です。
    確かに収量は上がり、不自然にきれいな野菜が育てられますがそれは本当に「安全」な野菜でしょうか?

    荒れてしまった農地を再生し、そこから安全・安心な野菜を育てる。
    この一見地味な作業が、日本の食の未来を支えると私たちは信じています。

    私たちの今後の目標
    ・耕作放棄地をもっと再生し、日本の農地を守ること
    ・自然栽培を広め、皆様に「安心・安全なお野菜」を届けること
    ・若い世代が「農業ってかっこいい、働いてみたい」と思えるような環境をつくること

    農業の未来は、待っていても変わりません。誰かが始めなければ、土地も人も、どんどん失われていく一方です。
    翔栄ファームは、その「始める」役割を担いながら、これからも現場で手を動かし、食と命を育む農業を広げていきます。

    = 最後に =
    私たちは昨今のアレルギー・アトピー・花粉症などは、食べ物の影響だと思っており、口に入って身体を作る作物は安心・安全であるべきだと考えています。
    翔栄ファームでは、群馬県と茨城県、広島県にある3つの農場で、一般的な慣行農法(農薬、肥料の投入量や散布回数などにおいて相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)でなく、『固定種・在来種』の種で、『農薬・化学肥料・除草剤を使わない自然栽培』で野菜や穀類を作っています。
    それは、食卓に並ぶ全てを”安心・安全な翔栄ファーム印の食べ物”で提供したい!という目的からです。

    私たちが自然栽培で収穫した野菜や作物を『茨城県龍ヶ崎』と『群馬県前橋』の各圃場と、東京都の東中野にある『ビセットプラザ』で店頭販売を行っています。
    また通販サイトの『しぜんとくらそ』では、各季節の旬な野菜を詰め合わせた”【定期宅配】季節の産直野菜いろどりセット”などもインターネットで販売しています。宅配にしか入らない野菜もありますので、定期宅配のご利用もお待ちしています。

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