皆さんこんにちは!翔栄ファーム『群馬県前橋農場』のMです。
私たちは昨今のアレルギー・アトピー・花粉症などは、食べ物の影響だと思っており、口に入って身体を作る作物は安心・安全であるべきだと考えています。
翔栄ファームでは、群馬県と茨城県にある2つの農場で、一般的な慣行農法(農薬、肥料の投入量や散布回数などにおいて相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと)でなく、『固定種・在来種』の種で、『農薬・化学肥料・除草剤を使わない自然農法』で野菜や穀類を作っています。
それは、食卓に並ぶ全てを”安心・安全な翔栄ファーム印の食べ物”で提供したい!という目的からです。
さて、今年最後の農場コラムとなりました。
今年も皆様に翔栄ファームのお野菜を食べて頂き・知って頂きとても嬉しい一年でした。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
最後の農場コラムはお正月飾りやお重の意味。
来年行われる「玄米餅つき」イベントについて記載しております。
最後まで読んで頂けますと嬉しいです。
■おせち料理:お重の意味いくつ言えますか?
日本では元旦に食べるお料理といえば「おせち」
そのおせちですがお重の段ごとに意味があったり、お料理にも意味があるのはご存じですか?
お料理以外にも、意外と皆さん知らない事も?! そんな奥が深いおせち料理。
お正月前におせち料理の豆知識についてご紹介いたします。
そもそもおせち料理を食べる意味は、元日に年神様をお迎えし1年の豊作と家族の安全を祈願するためです。
おせち料理は「御節(おせち)」と書き、「お節供(おせちく)」の言葉が由来になっています。
「お節供」はそもそも平安時代の朝廷で特別な料理として用意されていました。
またおせちの重箱には段ごとのテーマがあり、詰められた具材一つ一つにも意味が込められています。
子孫繫栄や立身出世などの意味を持つ料理を味わいながら、最終的には「良い一年を過ごせるように」と願います。
それではまずお重について。
伝統的なのは五段重ですが、五段目には何も入れないので実質四段重です。
五の重は控えの重とも言われ「神様から授かった福を詰める」という意味を込めて、あえて空にしいます。知っていましたか?
わざわざ空きスペースを作ることで、将来の繫栄余地を残すのです。素敵な日本文化ですね。
五段重にするもうひとつの意味は、縁起の良い奇数にするため。
日本では昔から奇数が縁起の良い数字とされており、縁起の悪い四段目に「幸福を重ねる」というわけです。
また入り切らなかった料理やお屠蘇(とそ)の器を入れておくなど、実用的な使い方をする場合もあります。
しかし現在の重箱おせちは、三段重が主流です。
家族が減ったり、量が多すぎたり、そもそもおせちを好んで食べる人も少なくなってきているのも一つの要因ですね。
一の重:祝い肴・口取り
一番上の段には「子孫繫栄」や「長寿」の意味を込め、祝い肴(いわいざかな)三種と口取りを詰めます。
「三」は完全を意味する数字で、とても縁起がよいのです。
黒豆・数の子をベースに関東ではごまめ(カタクチイワシを干したもの)、関西では叩きごぼうを使用します。
今年は関西風に、翔栄ファームの大浦太牛蒡を入れて作ってみてはいかがでしょうか?
次に二の重:焼き物
おせち料理の中でもメインディッシュの位置づけです。
「めでたい」を意味する鯛の焼き物の他に、ぶりやえびなど海の幸が満載な段でもあり「成長」や「出世」の意味が込められています。
三の重:酢の物
三段目は酢の物がメインで、箸休め的な位置づけ。
大根、にんじん、れんこんなど紅白の野菜には「お祝い」という意味や、大地に根を張る根菜であることから「家族繁栄」という意味が込められています。
龍ヶ崎農場の方では本紅金時人参が多く取れています。
出荷していっておりますが、彩も豊かできれいな色なので是非紅白なますに使用していただけると嬉しいです。
また大根も上泉理想大根以外にも三浦大根なども定期便に入っていたかと思います。
こちらは歯切れがよくお正月のなま酢漬けにぴったりの大根です!是非取り入れてみて下さいね!
与の重:煮物
四段目は筑前煮や里芋など、山の幸を使った煮物が入ります。
慣れ親しんだ味でおせちを締める、二の重で物足りないぶんを補う、といった位置づけ。
また「ん」が付く具材には「運が付く」という意味があり、親芋と子芋が連なってできる里芋には「子宝に恵まれる」との意味が込められています。
こちらも土垂里芋がぴったり!
煮崩れしにくく、大きくてねっとり、甘みのある土垂里芋。煮物にして食べてみて下さいね!
■おせち料理:お料理の意味
次は実際に入れているお料理の意味です。
よく知られているもの以外に、意外と知らないものも書いてみましたので
お正月の豆知識として年明け家族に披露してみてください!^^
・数の子:子宝に恵まれる
・黒豆:まめに働く。
関東ではシワが寄るまで煮ることから「シワが寄るまで長生きする」
関西では黒豆の表面にシワがないことを長生きと考え「不老長寿」 違いが面白いですね
・ごまめ/田作り:五穀豊穣
・ごぼう:地中深く根を張り成長することから「延命長寿」や「家族安泰」
叩きごぼうは叩いて開かれるの意味で「開運」
・かまぼこ:紅色のかまぼこは「めでたい」や「魔除け」
・伊達巻:巻物のような形をしていることから「学問成就」や「知恵が増える」
・昆布巻:「喜ぶ」の語呂合わせや養老昆布と書いて「不老長寿」
・栗きんとん:きんとんは金団と書くことから「金運上昇」
栗は勝ち栗といわれることから「勝負強い一年になる」
・鯛:めでたい
・ぶり:出世魚の代表格であるぶりは「立身出世」
・えび:目が飛び出していることから「めでたし」や曲がった胴体と長いひげが「長寿」を表す
・甲殻類:脱皮を繰り返すことから「成長や発展」
・貝類:寿命が長いアワビは「不老長寿」
貝殻と貝殻が対になっているハマグリは「夫婦円満」
トコブシは別名フクダメと呼ぶことから「福がたまる」
・紅白なます:紅白の水引を表現していて「一家の平和を願う」
・菊花かぶ:国花である菊に見立てた菊花かぶには「邪気払い」と「長寿」
・小肌粟漬:出世魚の小肌は「立身出世」
黄色く染めた粟に漬けることで「五穀豊穣」
・酢れんこん:穴から向こう側が見通せることから「将来の見通しが明るい」
・筑前煮:にんじん、れんこん、こんにゃく全てに「ん」が付くことから「運」がつく
にんじんの赤色や花形の細工切りが「めでたい」
たくさんの穴が開いたれんこんは「未来が開かれる」
手綱(たづな)の形に結んだこんにゃくは「良縁が結ばれる」
しいたけ 戦場の陣笠(じんがさ)に似ていることから「元気・壮健」
どれだけ知っていましたか?また関西と関東でも違う意味があったりと、おもしろいですね。
お雑煮も全国で味が違うようにおせちにも同じ日本であっても意味や入れるものが違います。
関東では「黒豆・数の子・田作り(ごまめ)」なのに対して、関西では「黒豆・数の子・たたき牛蒡(ごぼう)」。
関東では「新巻鮭」なのに対して関西では「鰤(ブリ)」。
また海鮮が多く取れる北海道や東北地域ではお雑煮やおせちもとっても豪華なようです。
ウニやアワビが入ったお吸い物を食べる青森県など。。。
とっても贅沢で羨ましいですね~。
■玄米餅つきイベント
最後は年明けのイベントにぴったりなお餅つきイベントについてです。
2025年1月25日(土) 「米餅つきイベント」
場所:群馬県前橋市翔栄ファーム農場
時間:10時頃から14時頃(自由解散)
内容:お餅つきをして、みんなで出来立てのお餅を頂きます。お野菜の直売も予定しています
予約:インスタのDMまたは、お電話070-1320-8987(担当:田村)
おもちは今年も茨木県龍ヶ崎から頂いた玄米(もち米)100%で作ります。
玄米の特徴、食感が少しあり味は甘みやコクがあります。去年はとっても大人気でした!
今年は2臼(合計8キロほど)作る予定です!みんなでお餅をつきましょう!
自家製擦りおろしだいこんやお雑煮、しょうゆ、きな粉などご用意して待っています!
※去年のお写真です
皆様に新年お会いできること楽しみにしています。
最後になりましたが、今年も一年間どうもありがとうございました。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
他にも自然栽培で収穫した野菜や作物を『茨城県龍ヶ崎』と『群馬県前橋』の各圃場と、東京都の東中野にある『ビセットプラザ』で店頭販売を行っています。
また通販サイトの『しぜんとくらそ』では、各季節の旬な野菜を詰め合わせた”【定期宅配】季節の産直野菜いろどりセット”などもインターネットで販売しています。宅配にしか入らない野菜もありますので、定期宅配のご利用もお待ちしています。